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【重要コラム】FXはギャンブルではない!むしろ将棋のように頭を使った資産運用だと言い切れる理由
日記

このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)コラムページです。

本ページは、2022年12月13日に初めて公開したブログを2024年6月15日にリライトし重要コラムページとして再度公開しています。

なお、すでに公開しているその他のページにつきましては、下記の目次リンクから確認することができます。

【目次】FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと

はじめに、15ページでは、チャートに表されるローソク足から読み取れる大切な情報と基本ポイントを紹介しました。

FXの投資戦略を考えるとき、ローソク足の始値・高値・安値・終値といった4つの価格のほか、ローソク足の長いヒゲとその意味を知っておくことはとても大切です。

これに加え、買い注文をしている人や買い注文をしたいと考えている「買い手側」と逆の立場にあたる「売り手側」の心理や考えを予測することも投資戦略に欠かすことはできません。

そこで本ページでは、FXがギャンブルではなく、むしろ将棋のように頭を使った資産運用だと言い切れる理由を紹介します。

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FXの「新規投資」から「決済」まで注文の流れを知ることが重要

FXがギャンブルではなく、むしろ将棋のように頭を使った資産運用であることを納得するには、新規投資から決済まで注文の流れを知る必要があります。

たとえば、チャートを確認した結果、今後為替レートが上がると予測しました。

このとき、新規投資の注文は「買い注文」を行います。

その後、予測した通りに為替レートが上昇し、利益確定のために決済を行いました。

このとき、決済することによって、目には見えませんが反対注文にあたる「売り注文」を行っているのです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
この流れと仕組みが「買い手側」と「売り手側」の心理や考えを予測する上で本当に重要なポイント!

ここまでの説明より、重要ポイントは以下のようにまとめられます。

・新規投資「買い注文」をした場合、決済は反対注文にあたる「売り注文」がなされる

・新規投資「売り注文」をした場合、決済は反対注文にあたる「買い注文」がなされる

※決済注文は、利益確定注文や損失確定注文が問われることはありません

この流れを知った上で次項の説明を読み進めることで、なぜ、FXがギャンブルではなく、むしろ将棋のように頭を使った資産運用だと言い切れるのか納得できると思います。

シンプルだけど重要な「買い手側」と「売り手側」の心理を考えてみよう

ここからは、実際のチャートを見て、買い手側と売り手側の心理を考えてみます。

上記画像の緑矢印は、ユーロ/米ドル(EUR/USD)の日足チャートで、2024年6月12日(水)のローソク足です。

まずは、今後為替レートが上昇すると予測した「買い手側」の心理を考えてみます。

考えられる買い手側の心理

2024年6月12日(水)の始まりは、ボリンジャーバンドの「-2σ」と「-3σ」の間にローソク足があることを確認できます。

すでに7ページで紹介した「ボリンジャーバンドの収束確率」に関する知識があれば、今後為替レートが上昇する可能性は高いことを予測できるはずです。

また、10ページで紹介した「ボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける逆張り投資」の投資戦略を知っていたらどうでしょう?

これら2つの知識や投資戦略によって、期待値の高い合理的な投資ができます。

ちなみに、日本時間の2024年6月13日(木)の3時に、極めて重要な経済指標「アメリカ・FRB政策金利(FOMC) 06月」が発表されました。

この結果によって、為替レートが大きく上昇するとあらかじめ予測した場合、さらに大きな利益を得られる期待が持てます。

このように有利に働く数多くの根拠理由を踏まえますと、買い注文が増加して為替レートが上昇したとしても何らおかしくはありません。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
経済指標の発表によって、さらに大きく為替レートが下降したとしても、10ページの投資戦略が時間をかけることによって、優位に立つ可能性は変わらないと私は考えます。

考えられる売り手側の心理

今度は、売り手側の心理を考えてみます。

「ボリンジャーバンドの収束確率」を踏まえると、今後為替レートが上昇する可能性は高いと予測できます。

このとき、売り手側からしますと、新規投資を「売り注文」ですることは、一時的に大きな含み損を抱えてしまう可能性が高いと考えられます。

そのため、新規投資を「売り注文」でする人は少ないはずです。

次に、2024年6月12日(水)よりも前から売り注文を行っていた人の場合、この時点で含み益が生じている状態です。

未確定の利益である含み益をしっかりと確定利益にしておきたいと考えるでしょうし、より多くの利益額を確定させたいと考えるでしょう。

欲張って、もっと利益を伸ばしたい人もいるでしょうが、含み益が含み損に転じてしまうストレスを避けたい人が大半だと考えられます。

このような理由より、利益確定の決済注文を行う人も多くなると考えることができます。

つまり、すでに本ページで紹介しましたように、新規投資「売り注文」をした場合、決済は反対注文にあたる「買い注文」がなされるわけです。

これら一通りの考えをまとめると以下のようになります。

・新規投資「買い注文」が増える可能性は高くなると考えられる

・新規投資「売り注文」をしていた人が決済によって反対注文にあたる「買い注文」が増加する

これら2つの理由が合致したとき、売り注文よりも買い注文が多くなり、為替レートが上昇する

このように「買い手側」と「売り手側」の双方の心理を考えますと、FXはギャンブルではなく、将棋のように頭を使った資産運用だと思いませんか?

【FXと将棋の共通点】相手との駆け引きや先読みがとても重要

将棋は、先に駒を動かす「先手」と後から駒を動かす「後手」に分けられます。

そして、相手の「玉」を先に詰ませた(駒を取った)方が勝ちになります。

FXは、為替レートが今後上がると予測した「買い手側」と為替レートが今後下がると予測した「売り手側」に分けられました。

これに加え、利益や損失を確定させる決済注文は、反対注文になる重要な仕組みがあります。

買い手側の勢力が大きい場合、為替レートは上昇しますし、売り手側の勢力が大きい場合、為替レートは下落します。

これらの仕組みを考慮しますと、将棋もFXも自分だけでなく相手側の心理や考えを読む「先読み」がとても重要であることがわかるはずです

そして、将棋で勝つためやFXで利益を得るためには、自分だけでなく相手がどのように考えているのか?先読みし駆け引きすることがとても重要になります。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
このような仕組みや理由がある中で、それでもFXはギャンブルと言えるのでしょうか?
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まとめと次回予告

FX投資をする上で、買い手側と売り手側の心理を考えて投資を行うことはとても重要です。

また、決済時は新規投資と逆の注文がなされる重要な仕組みを知っていなければ、なぜ、為替レートが反対に動くのか?理解できないですよね?

しかし、これらの仕組みを知った上でFX投資をすることによって、根拠のある投資が行いやすいきっかけになることは確かです。

今回は、ボリンジャーバンドの収束確率を活用した「逆張り投資」における買い手側と売り手側の心理を紹介しました。

次回は、重要コラムの続きとして、すでに紹介しているダウ理論やエリオット波動を踏まえた「順張り投資」における買い手側と売り手側の心理を考えていきましょう。

【重要コラム続き】買い手側と売り手側の心理を考えたボリンジャーバンドの順張り投資戦略

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