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【7ページ】FXで投資判断をするのにボリンジャーバンドを使うことをおすすめする簡単な理由
お得な豆知識

このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)7ページ目です。

6ページ目では、FXで働きながら副収入を継続して得るために、少ない投資資金で投資ができる高金利通貨とそれによって得られるスワップポイントの実際金額について紹介しました。

合わせて、どの時間足で、どこから投資を行い、どこで決済するのか?といった投資判断をする上で「ボリンジャーバンド」と呼ばれるテクニカル指標を使用していることも合わせて紹介しました。

本ページ(7ページ)では、なぜ、投資判断にボリンジャーバンドを使用しているのか?私なりの理由をわかりやすく紹介します。

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そもそも「テクニカル指標」って何?

テクニカル指標は、為替レートが今後、上昇するのか?下降するのか?を予測判断するために使用されるツールです。

大雑把に言うと、テクニカル指標は、為替相場を分析するためのツールとも言えるのですが、この種類は非常に多い特徴があります。

そのため、どのテクニカル指標を使ったらよいのか?どれを使うのが正解なのか?など、その答えやトレード利益(結果)を強く求めている人ほど、沼にはまりやすいと思われます。

実際、私自身も同じ経験をし、右往左往したことがありました。

そのような私が、なぜ、投資判断にボリンジャーバンドを使用しているのか?その理由を次項より紹介していきます。

FXの投資判断にボリンジャーバンドを使用している理由

私がFXの投資判断にボリンジャーバンドを使用している理由は、一目で今後、為替レートが上昇するのか?下降するのか?予測を立てやすいからです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
後ほど、実際のボリンジャーバンドで、具体的にどのようなことなのかを紹介します。

まず、FXで継続して利益を得るためには、為替レートが今後、上昇するか?下降するか?を予測し、その予測の通りにレートが推移しなければなりません。

このとき、どこでレートが上昇し、どこまで上昇し続け、どこで上げ止まるのか?

そして、どこでレートが下降し、どこまで下降し続け、どこで下げ止まるのか?

一例となりますが、上記画像でテクニカル指標を全く使わない状態ですと、今後為替レートがどちらに推移するのか予測できませんよね?

また、合理的な根拠に基づいて予測し投資できなければ、安定かつ継続して利益を上げ続けることは不可能です。

(ただのあてずっぽう・ギャンブル)

FXは、レートが上がるか?下がるか?の二者択一でシンプルなものと私は考えます。

だからこそ、投資判断も簡単でシンプルに行えることが最も望ましいはずです。

なぜ、私がボリンジャーバンドを使っているのか?

次項から紹介する内容を順番に読み進めてもらうことで、納得したり、共感いただける部分もおそらくあると思います。

【シンプルで重要】ボリンジャーバンドを使う場合に特に知っておくべき2つの特徴

上記画像は、先に紹介したチャート(画像)に、デフォルト(あらかじめ設定されている状態)のボリンジャーバンドを設定したものです。

これだけを見ても、そもそもボリンジャーバンドの特徴がわからなければ、有効かつ合理的な投資判断をすることはできません。

そこで、以下、ボリンジャーバンドを使う場合に特に知っておくべき2つの特徴をそれぞれ紹介します。

【1つ目の特徴】統計学と確率に基づいた為替レートの収束

はじめに、ボリンジャーバンドの説明をわかりやすくするために、バンドの色を明確に変更しました。

それぞれのバンド(線)は、以下のように呼ばれます。

・黄色の線=基準線(移動平均線とも呼ばれ、簡単に言えば平均為替レート)

・緑色の線=基準線よりも上にある緑色の線は「+1σ」で基準線よりも下にある緑色の線は「-1σ」

・青色の線=基準線よりも上にある緑色の線は「+2σ」で基準線よりも下にある緑色の線は「-2σ」

・紫色の線=基準線よりも上にある緑色の線は「+3σ」で基準線よりも下にある緑色の線は「-3σ」

このとき、極めて重要なポイントは、チャート上にあるローソク足(赤や青の棒)が、それぞれのバンド(線)に収束する確率にあります。

ほとんどの相場では±3σ内に価格が収まると判断できますが、強いトレンドや急な相場変動などが起きた場合、±3σ内に収まらないケースもあることを理解しておきましょう。

出典:OANDA証券 ボリンジャーバンドとは?見方や使い方・設定方法について紹介より一部改編・引用

上記の解説を簡単に要約すると以下のようにまとめられます。

・ローソク足が+2σを超えた場合、95.4%の確率で、次のローソク足は下降する

・ローソク足が+3σを超えた場合、99%の確率で、次のローソク足は下降する

・ローソク足がー2σを超えた場合、95.4%の確率で、次のローソク足は上昇する

・ローソク足がー3σを超えた場合、99%の確率で、次のローソク足は上昇する

・発表された重要な経済指標の結果や各国の要人発言、日本(政府日銀)の為替介入など特殊事情によって、強いトレンドや急な相場変動などが起きた場合、いくら高確率であったとしても、ローソク足がバンド内に収まらないケースがある

上記内容を知っているだけで、ボリンジャーバンドを使うと一目で今後、為替レートが上昇するのか?下降するのか?予測を立てやすいと思いませんか?

【2つ目の特徴】トレンド相場とレンジ相場が一目でわかる

ボリンジャーバンドを使いますと、バンドが伸び縮みすることによって、一目で相場状況を把握することができます。

出典:OANDA証券 ボリンジャーバンドとは?見方や使い方・設定方法について紹介より引用

ローソク足が上昇し、それに伴ってバンドが広がっていきますと、相場が上昇トレンドになっていると把握できます。

一方、ローソク足が下降し、それに伴ってバンドが広がりますと、相場が下降トレンドになっていることが一目で確認できます。

このように、バンドが広がって拡大することを「エクスパンション」といい、この流れに乗ることができれば、大きく利益を上げやすいといえるでしょう。

出典:OANDA証券 ボリンジャーバンドとは?見方や使い方・設定方法について紹介より引用

先に紹介したエクスパンションは、ずっと継続することはなく、いつかは必ず収縮します。

この収縮した状態を「スクイーズ」といいます。

広がったバンドが、収縮し、基準線も含めてすべての線が平行になっているときは「レンジ相場=保ち合い相場」だと一目で確認できます。

レンジ相場=保ち合い相場は、今後、為替相場が上昇するのか?下降するのか?レートの上げ下げを繰り返して迷っている状態です。

この状態ですと、トレンド相場に比べて大きく利益を上げづらい相場であるため、根拠のない予測や勝手な思い込みで投資をしないようにすることが大切です。

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7ページのまとめと次回予告

私がFXの投資判断にボリンジャーバンドを使用している理由は、一目で相場状況が把握でき、バンド確率から次の相場予測が立てやすいからです。

95.4%や99%という数値を目にしたとき、ほぼすべての人が高確率だと感じるはずです。

絶対(100%)ではないとはいえ、高確率で推移する特徴を知り、それを活かすトレードをするだけで、少なくとも安心材料や投資根拠が得られます。

後は、投資戦略です。

ボリンジャーバンドの収束確率を知り、単に相場が反転しやすいからといって「逆張り(流れに逆らった投資方法)」するのは、投資戦略としては弱いといえます。

そこで、次回8ページ目では、私が実際に行っているボリンジャーバンドを使った投資戦略を紹介していきます。


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