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【10ページ】FXでボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける逆張り投資
お得な豆知識

このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)10ページ目です。

9ページ目では、「ナンピン」と呼ばれる投資手法はどのような手法でどのような特徴があるのか紹介しました。

ナンピンは、攻めの投資と守りの投資を兼ねられるメリットがある一方、使い方を間違えてしまいますと損失を拡大させるデメリットがあります。

そのため、メリットを活かしデメリットのリスクを最小限に抑えるためには「根拠のあるナンピン」を行うことが求められます。

そこで本ページ(10ページ)では、1つの参考情報として、私が考えるFXでボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける逆張り投資を紹介していきます。

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ボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンとは

ボリンジャーバンドは、為替レートの流れに沿って投資を行う「順張り」でも流れに逆らって投資を行う「逆張り」でも有効活用することができます。

ちなみに、ボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンで最もわかりやすいのは、「収束確率を考慮した逆張り」だと私は感じています。

私自身、この投資手法を使うことも多く、具体的にどのようなことなのか?画像付きで説明を進めていきます。

【具体例】収束確率を考慮した逆張りで時間を味方につける逆張り投資

ボリンジャーバンドの2σおよび3σにローソク足が達して終値を付けたとき、次のローソク足が逆行する確率は90%を超える高い確率でした。

ただし、これは、あくまでも確率であり、強いトレンドや世界情勢の特殊事情が絡んだ場合、流れが逆行しないこともあります。

しかし、時間を味方につけて長い時間で考えたとき、90%を超える高確率が長い期間に渡っていつまでも継続するとは考えにくいわけです。

したがって、この特徴を活かした逆張りの投資戦略は、合理的な根拠があり有効だと私は考えます。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
これらの説明を以下、画像を見て投資戦略と突き合わせていきましょう。

上記画像は、通貨ペアが「ユーロ/米ドル」で「12時間足」のチャートに私がカスタマイズしているボリンジャーバンドを表示させたものです。

ピンク枠を着目しますと、2024年5月16日の0時は、+2σにローソク足が付いた状態で取引が始まっています。

したがって、ボリンジャーバンドの収束確率を考慮しますと、90%を超える確率で2024年5月16日の0時から12時までの12時間はレートが下がると予測できます。

しかし、あくまでも高確率で絶対ではありません。

実際、2024年5月16日の0時から12時までの12時間は、さらに為替レートが上昇する結果となりました。

時間を味方にナンピンで追加投資

2024年5月16日の0時から12時までの12時間は、さらに為替レートが上昇した結果、含み損を抱えています。

しかし、収束確率は引き続き90%を超える高確率で為替レートが下降すると考えられます。

そのため、5月16日12時にナンピンをして、平均売りレートをより高い位置にします。

1.5月16日0時(売り注文10lot):為替レート1.08576(わかりやすくするためスプレッドを考慮しません)

2.5月16日12時(売り注文10lot):為替レート1.08873(わかりやすくするためスプレッドを考慮しません)

平均売りレートは、以下の通り

1のレート(1.08576×10lot)=10.8576

2のレート(1.08873×10lot)=10.8873

(10.8576+10.8873)÷20lot=1.08724(平均売りレート)

2024年5月16日の12時から2024年5月17日の0時までの12時間は、収束確率の通り為替レートが下がっています。

なお、終値は1.08703で、平均売りレートよりもほんの少し下回る結果となり、一応含み益が生じる状態となりました。

ただし、引き続き高い確率で為替レートが下がる可能性があるため、決済せずに次の12時間後を待ちます。

黄色枠の終値が1.08574であるため、ここで決済した場合、おおむね4,500円程度の利益が得られる結果となりました。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
1日と半分の時間を費やして4,500円は少ないかもしれませんが、あくまでも働きながら副収入を得る目的を考えますと、コツコツ繰り返すことで大きなお金になるはずです。

長い時間を味方に「時間指定成行注文」で「定期的なナンピン」を「少額」でするのがポイント

具体例では、12時間足を使った「ユーロ/米ドル」のナンピン例を紹介しました。

12時間(半日)を長い時間だと思うのか?思わないのか?は個人差があるところでしょう。

しかし、12時間(半日)おきにナンピンを行い、含み益になるまで時間をかけて待つことは時間を味方につける投資戦略と言えるのではないでしょうか?

また、日足や週足など、さらに長い時間足を使って「定期的にナンピン」を行うことも、結果として長い時間を味方につけることにつながります。

このとき、「時間指定成行注文」を行うことで、注文するのを忘れてしまったり、生活リズムを崩さずに行えるためとてもおすすめです。

時間指定成行注文は“時間”が注文の執行条件となり、お客様が指定した時間に成行注文を発注する注文方法です。

出典:ヒロセ通商 時間指定成行注文とは?より引用

時間指定成行注文は、自分が指定した時間になると指定した条件で注文が入る方法です。

たとえば、深夜0時は寝ている時間帯なので、その時間帯にしっかり注文が入るようにしたいことはあると思います。

このとき、時間指定成行注文をあらかじめ入れておくことで、先の深夜0時に指定した注文をすることができるといったものです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
日足(24時間)をトレード基準にして、毎日正午になったら時間指定成行注文で注文を入れる。ただし、利益が乗っている場合は、注文を取り消すなど、長い時間足を使って少額の投資を行い、適宜、定期的なナンピンを行うと、長い時間をかけてある程度まとまった副収入が得られるきっかけになるでしょう。

【必ず確認してください】絶対に守るべき重要な時間足に対する注意点

ボリンジャーバンドを使った収束確率を考慮した逆張り投資をする場合、絶対に守るべき重要な注意点があります。

それは、逆張り投資をする際、基準とする時間足です。

結論から申し上げて、基準とする時間足は必ず長い時間足を基準にしてください。

具体的には、12時間足、日足、週足などです。

この理由は、5分足、15分足、30分足、1時間足など、短い時間足を基準とした場合、長い時間を味方につけることができないからです。

長い時間をかけて、流れが引けるのを待ち、同時に為替レートの流れが上昇から下降、もしくは下降から上昇に転換することで、逆張りは利益を得られる仕組みです。

したがって、短い時間足を基準にしますと、いつ引けるかわからない大きな流れにただ逆らっているだけにすぎず、これだと簡単に大きな含み損を抱えてしまう要因となります。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
ボリンジャーバンドの収束確率を使った逆張り投資は「長い時間足」と「長い時間」を味方につけるのがポイント

また、逆張り投資で長い時間をかけるわけですから、一時的に含み損を抱えるのが普通です。

そのため、小さな投資をナンピンで定期的にコツコツ積み上げていくことも忘れないようにしましょう。

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10ページのまとめと次回予告

本ページ(10ページ)では、1つの参考情報として、私が実際に行っているFXでボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける逆張り投資を紹介しました。

ポイントを改めて簡単にまとめます。

・長い時間足を基準にボリンジャーバンドの収束確率を活用する

・12時間(半日)おき、1日おきなど、定期的なナンピン投資で攻めと守りの投資を

・長い時間をかけた逆張り投資のため、投資当初は含み損を抱えやすい

・含み損を抱え、ナンピンをするからこそ、少額投資を定期的に積立

すでに紹介しておりますように、ボリンジャーバンドは、為替レートの流れに沿って投資を行う「順張り」でも流れに逆らって投資を行う「逆張り」でも有効活用することができます。

つまり、今回紹介した逆張り投資とは別に、FXでボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける順張り投資もあることに気が付けると思います。

ただし、この投資方法を活かすためには、まずもって「ダウ理論」「エリオット波動」呼ばれる理論をどうしても知っておく必要があります。

理論と見聞きしますと、なんだか難しそうで敬遠したくなる気持ちもよくわかります。

しかし、大雑把であっても要所となる部分を押さえておくことで、ボリンジャーバンドを使った順張り投資に効果を発揮することと思います。

このようなことから、次回11ページでは「ダウ理論とエリオット波動」を紹介します。

そして、12ページではダウ理論を考慮した「FXでボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける順張り投資」を紹介していきます。

なお、今回は10ページ目を公開したことから、ある意味、1つの節目を迎えたと勝手に感じております。

そのため、11ページを作成・公開する前に「コラム」を書いたため、ぜひ合わせて読み進めてもらえればありがたいです。

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