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【重要コラム続き】買い手側と売り手側の心理を考えたボリンジャーバンドの順張り投資戦略
お得な豆知識

このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)重要コラムページです。

なお、すでに公開しているその他のページにつきましては、下記の目次リンクから確認することができます。

【目次】FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと

はじめに、前回の重要コラムでは、FXの大切な仕組みである「決済時における反対注文」を紹介しました。

合わせて、ボリンジャーバンドの収束確率を活用した「逆張り投資」における買い手側と売り手側の心理を紹介し、為替レートがなぜ上がるのか?下がるのか?を紹介しています。

FXの投資戦略を立てるとき、買い手側と売り手側の心理をあらかじめ考え、どこで為替レートが上がるのか?下がるのか?を予測しておくことが大切です。

今回は、前回公開した重要コラムの続きとして、買い手側と売り手側の心理を考えたボリンジャーバンドの順張り投資戦略を考えていきましょう。

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【前回の続き】為替レートの推移から「買い手側」と「売り手側」の心理を考えてみよう

前回公開した重要コラムの続きとして、為替レートの推移がどのように変化したのか?

そして、なぜ、そのような推移になったのか?「買い手側」と「売り手側」の心理を考えてみます。

上記画像の緑矢印は、2024年6月13日(木)のユーロ/米ドル(EUR/USD)日足チャートです。

なお、画像は同日23時37分現在のものですが、陰線が生じ、ユーロ/米ドル(EUR/USD)の為替レートが下降しています。

なぜ、前日に上昇した為替レートが引き続き下降することになったのか?

今回は、前日2024年6月12日(水)のローソク足から流れに沿って考えるとわかりやすいと思います。

前日2024年6月12日(水)のローソク足から考えられること

まず、前日の2024年6月12日(水)は、為替レートが大きく上昇して陽線が示されています。

しかし、同日のローソク足は、ボリンジャーバンドの基準線(黄色線)を一時的に超えた後、長い上ヒゲがチャートに生じていることを確認できます。

すでに15ページで紹介しておりますが、この「長い上ヒゲ」が示す意味を知らなければ、買い手側と売り手側の心理を考えることはできません。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
長い上ヒゲの意味がわからない場合、いったん15ページを読み終えてから再度、このページに戻ってくるべきだと思います。

また、長い上ヒゲが生じることになった要因を推測すると、少なくとも以下の3つは考えられそうです。

1.節目の為替レート「1.08500」付近で、新規投資(売り注文)が多く入った

2.ボリンジャーバンドの基準線(黄色線)付近で、新規投資(売り注文)が多く入った

3.すでに買い注文をしている人の多くが、基準線(黄色線)または節目の為替レート「1.08500」付近で、決済注文(売り注文)を入れた

節目の為替レートは、端的に言えば「きりの良い数値」です。

ちなみに、絶対・確実ではないことを前置きし、節目の為替レートは、多くのトレーダーに意識される傾向があります。

いずれにしましても、長い上ヒゲが生じて2024年6月12日(水)は、為替取引が終了しています。

このことから、3つの推測した理由はどうであれ、売りの圧力(売り注文)が大きい状態であることを感じ取れているかどうか?がポイントと言えるでしょう。

【2024年6月13日(木)】考えられる売り手側の心理

前日2024年6月12日(水)のローソク足は、為替レートが上昇したことに伴い陽線が示されています。

しかし、長い上ヒゲが生じたことで、売りの圧力(売り注文)が大きい状態を感じ取れていた場合、新規投資(売り注文)はしやすいです。

これは、決して目に見えている結果論から説明しているわけではありません。

すでに12ページで紹介した「買い注文と売り注文の順張り投資判断の重要目線」に関する知識があれば、新規投資(売り注文)を迷わず行うでしょう。

また、同ページで紹介した「ボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける順張り投資」の投資戦略を知っていたら・・・。

大きな為替の流れ「第3波」に乗るチャンスが来た!と感じ取れるはずです。

【2024年6月13日(木)】考えられる買い手側の心理

大変申し訳ないことを先に前置きしておきます。

率直に普段から行っている私の投資戦略において、2024年6月13日(木)に新規投資で買い注文をする心理や根拠はわかりません。

なぜならば、自分が利益を得られる期待値が高いポイントだと思えず、むしろマイナスになる可能性が高いと感じているからです。

逆に、そのような心理や根拠がある人に対して、なぜそのように考えたのか?嫌味ではなく聞いてみないと私は理解できないため、綴ることができません。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
仮に、2024年6月12日(水)のローソク足で長い上ヒゲが生じず、さらに、基準線よりも上の位置から13日の取引が始まった場合、買い手側の心理は理解できます。

【参考情報】2024年6月14日(金)の取引終了チャート

上記画像は、2024年6月14日(金)に取引が終了したユーロ/米ドル(EUR/USD)日足チャートです。

2024年6月12日(水)は、為替レートが上昇し陽線が示されているものの、翌日13日(木)と翌々日14日(金)は、為替レートが大きく下降しています。

これは、売り注文が多い結果であることは言うまでもなく、大きな為替の流れ「第3波」に乗るための投資をした人が多かったと考えられます。

ちなみに、14日(金)は、長い下ヒゲが生じていることを確認でき、はたして、17日(月)に逆張り投資することは正しい選択なのでしょうか?

【経験則】私なら17日(月)は様子見する

2024年6月17日(月)に、ユーロ/米ドル(EUR/USD)へ買い注文を入れた逆張り投資は投資戦略としては根拠があると思っています。

しかし、私ならばこれまでの経験則を考慮して17日(月)は投資をせずに様子を伺います。

なぜならば、大きな為替の流れに対して逆らった投資をすることになるのが1つ目の理由です。

この大きな流れはまだ継続すると考えられるから見送るということです。

2つ目の理由は、ユーロ/米ドル(EUR/USD)へ買い注文を行い、ポジションをロールオーバーした場合、マイナスのスワップポイントが付いてしまうからです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
小さな投資を積立、長い時間をかけてまとまった利益を得るために「スイングトレード」をしている私にとって、決済するまでのマイナススワップは正直ストレス

3つ目の理由は、日足よりも長い時間足である「週足」を確認したとき、全体的な流れを見ても下降する流れに逆らった投資をすることになるためです。

これら3つの理由から私であれば投資を見送りますし、仮に予測が外れたとしても後悔することはないからこそ、投資をしません。

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まとめと次回予告

本ページでは、実際のチャートを基に買い手側と売り手側の心理を考えたボリンジャーバンドの順張り投資戦略を紹介しました。

買い手側と売り手側の心理を考えて根拠のある投資が行えれば、気持ち的にも余裕が持てることは確かだと思います。

ところで、今回、このページを作成して「ふと感じたこと」がありました。

それは、レートの上げ止まりとレートの下げ止まりです。

特に、ボリンジャーバンドの逆張り投資を行った場合、どこで為替の流れが止まりそうなのか?を予測できるのと予測できないのでは全く気持ちが違います。

また、決済(ゴール)位置を決める上でも上記内容は確実に役立つ投資戦略ツールになると言えるでしょう。

そこで次回は、サポートとレジスタンスについて、すでに公開している記事をリライトして紹介していきます。

【16ページ】FXの投資戦略に欠かせない「サポート」と「レジスタンス」の重要ポイントと活かし方

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