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FX初心者がFX口座を複数開設することで得られる5つのメリットとは?【にわかトレーダーのコツコツFXブログ】

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が複数のFX口座を開設しておくことで得られるメリットがどのようなところにあるのかわかりやすく紹介していきます。

はじめに、FXトレードを行うには、FX会社に対して口座開設の申し込みを行い、FX口座を開設しなければなりません。

この時、FX会社がそれぞれ定めているFX取引にかかる条件が異なることから、あらかじめFX口座を複数開設しておくことが得策である場合があります。

そこで、今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、おもにFX初心者の人を対象に、複数のFX口座を開設しておくことで得られるメリットがどのようなところにあるのかについて、筆者のFXトレードの経験を交えながらわかりやすく紹介していきます。

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FX初心者がFX口座を複数開設する5つのメリット

FX初心者がFX口座を複数開設する5つのメリットは、次項の通りです。

スプレッドの幅が異なる

FX初心者がFX口座を複数開設するメリットの1つ目は、スプレッドの幅が異なるところにあります。

出典 みんなのfx FXのスプレッドとは?FXでよく聞く言葉 スプレッドとは何のこと?より引用

スプレッドとは、上記画像の「0.3」の数値の部分を言い、通貨ペアを売る際に適用される「Bid(売値)」と、通貨ペアを買う際に適用される「Ask(買値)」の差額のことを言います。

まず、シンプルかつ重要ポイントとして、そもそもスプレッドが狭い(差額が小さい)ほうが利益を狙いやすくなります。

また、スプレッドは、FXトレードにおいてポジションエントリーする際にかかる手数料としての側面もあるため、この数値が小さい程、多くのお金を負担しなくて済むことにもなります。

以下、一例を紹介します。

・スプレッドが「0.3」で、1lotあたり1,000通貨でポジションエントリーする場合:3円

・スプレッドが「0.3」で、1lotあたり10,000通貨でポジションエントリーする場合:30円

・スプレッドが「0.3」で、1lotあたり100,000通貨でポジションエントリーする場合:300円

・スプレッドが「1.0」で、1lotあたり1,000通貨でポジションエントリーする場合:10円

・スプレッドが「1.0」で、1lotあたり10,000通貨でポジションエントリーする場合:100円

・スプレッドが「1.0」で、1lotあたり100,000通貨でポジションエントリーする場合:1,000円

FXでポジションをエントリーしますと、必ずエントリーlotに応じたスプレッド分の含み損を抱えた状態からトレードが開始されます。

たとえば、スプレッドが「1.0」で、1lotあたり10,000通貨でポジションエントリーした場合、100円の含み損を抱えた状態からトレードが始まるといった意味になります。

つまり、スプレッドの数値が大きく、さらに大きなlotを投じる程、最初に抱える含み損は多額となるのです。

スプレッドは【通貨ぺア】や【FX会社】によっても異なる

スプレッドは、ドル/円、ユーロ/円などのような通貨ペアによって差額の違いがあるほか、同じ通貨ペアであったとしてもFX会社によってスプレッドの違いがあります。

一例として、以下、筆者が実際に使っているFX口座の内、「みんなのfx(トレイダーズ証券)」と「ヒロセ通商」の2社を比較したものを簡単に紹介しておきます。

通貨ペア/FX会社みんなのfx(トレイダーズ証券)ヒロセ通商
ドル/円0.20.2
ユーロ/円0.40.5
ポンド/円0.81.0
オーストラリアドル/円0.60.7
ニュージーランドドル/円1.01.0
スイスフラン/円1.73.0
メキシコペソ/円0.30.3
南アフリカランド/円0.90.9
トルコリラ/円1.61.6

参考 2020年8月現在のスプレッドを基に筆者作成

上記表は、ほんの一例ですが、通貨ペアやFX会社によってスプレッドが同じものもあれば、異なっているものもあることがわかります。

加えて、FX会社によって取り扱っている通貨ペアの種類や数も異なっているため、複数のFX口座を開設することによって、ポジションのエントリーチャンスが広がります。

(特に、筆者のようにスイングトレードやポジショントレードをメインのトレードスタイルにしている場合)

そのため、ご自身のトレードスタイルやエントリーする通貨ペアによって、FX会社の使い方を賢く変えることによって、有利なトレードを行いやすくなると考えられます。

スワップポイントが異なる

FX初心者がFX口座を複数開設するメリットの2つ目は、スワップポイントが異なるところにあります。

そもそもスワップポイントとは、金利差調整分とも呼ばれ、投資をする2国間の通貨ペアにおける金利差から得られる利益のことを言います。

FXでスワップポイントを得られるメリットは、FXトレードを行う上での最大のメリットとも言え、金額こそ大きくはないものの、原則として毎日付与されることから大変魅力的な利益であると言えます。

スワップポイントでお金が増えるイメージ

出典 外為どっとこむ スワップポイントとは?3万豪ドルを6カ月運用したら?より引用

上記画像は、スワップポイントでお金が増えるイメージですが、ポイントは、預金にお金を預け入れておくことで利息を得るような感覚で、時間をかけてほったらかしにするところにあります。

上記スワップポイントの計算例:1万豪ドルのスワップポイント33円/1日として、33(円)×3(万豪ドル)=99円として計算

スワップポイントは、基本的に1日経過するごとに付与されるため、上記画像の例ですと、1日あたり99円が付与され、30日(約1ヶ月)で2,970円が不労所得として得られているといったイメージとなります。

スワップポイントは、投資をする通貨ペアによって異なるほか、FX会社によっても金額が異なります。

そのため、スワップポイントを得るようなスイングトレードや長期のポジショントレードを行う場合、複数のFX口座を開設し、その中で最も有利になるFX会社の通貨ペアを活用してトレードを行うことによって、複数のFX口座を開設するメリットが得られるわけです。

キャンペーンの内容が異なる

FX初心者がFX口座を複数開設するメリットの3つ目は、キャンペーンの内容が異なるところにあります。

FX会社のほとんどは、何かしらのキャンペーンを行っていることが多く、特に、FX初心者に対する「口座開設キャッシュバックキャンペーン」は、すべてのFX会社で行っていると言っても決して過言ではありません。

一例として、「みんなのfx(トレイダーズ証券)」と「ヒロセ通商」の2社が行っているキャンペーンを簡単に紹介します。

みんなのfx(トレイダーズ証券)が行っているキャンペーン

・新規口座開設キャンペーン(2020年7~9月)

・トルコリラ/円2周年記念キャンペーン第3弾

・メキシコペソ/円2周年記念キャンペーン第2弾

・ポンド大還元キャンペーン第6弾

・スワップNo.1チャレンジキャンペーン第2弾

参考 みんなのfx(トレイダーズ証券)のWEBサイトを基に筆者作成(2020年8月24日現在)

ヒロセ通商が行っているキャンペーン

・新規口座開設キャンペーン

・8月のりかえキャンペーン!

・8月LION FX NZドル円取引高キャンペーン

・8月LION FX ユーロ円取引高キャンペーン!

・8月LION FX 豪ドル円取引高キャンペーン!

・8月LION FX ユーロ米ドル取引高キャンペーン!

・8月国産高級黒毛和牛300gプレゼント!

・8月ゾロ目でさっぱりと!梅じゃこ炒飯プレゼントキャンペーン!

・8月大阪名物!551の豚まん登場!王道中華と焼おにぎりプレゼント!

・8月花火 最大5万円キャッシュバックキャンペーン!

・8月LION FXポンド豪ドル取引高キャンペーン!

・8月LION FXポンド円取引高キャンペーン!

参考 ヒロセ通商のWEBサイトを基に筆者作成(2020年8月24日現在)

上記のようなキャンペーンは、それぞれのFX会社で新規に口座開設し、取引条件を満たすことによってキャッシュバックされたり、商品が届いたりする魅力のあるものとなっています。

筆者は、みんなのfx(トレイダーズ証券)およびヒロセ通商のいずれのFX口座も持っておりますが、キャンペーンに申し込みをしてキャッシュバックや商品を受け取ったことがあります。

FX初心者の人であったとしても、キャッシュバックや商品がもらいやすいメリットがあるため、FX取引を行うついでに、キャッシュバックや商品を受け取る特典も忘れないようにしておきたいものです。

みんなのfx(トレイダーズ証券)の新規口座開設は、以下から行えます。

ヒロセ通商の新規口座開設は、以下から行えます。

投資目的に応じた分散投資ができる

FX初心者がFX口座を複数開設するメリットの4つ目は、投資目的に応じた分散投資ができるところにあります。

まず、資産運用をする上において、分散投資は基本中の基本です。(本業の独立系ファイナンシャルプランナー(FP)として言わせていただきます)

分散投資とは、その名前の通り、投資資金を分けて投資を行うことも含まれますが、FXであれば、投資目的に応じて通貨ペアを分けて投資をすることも含まれます。

たとえば、複数のFX口座を開設した場合、1つのFX口座では、短期、中期のFXトレードを行い、2つ目のFX口座では、長期のFXトレードを行うといったイメージです。

FXトレードを短期、中期で行うことと長期で行うことには当然のことながらメリットとデメリットがあります。

これらのメリットとデメリットをバランスよく組み合わせることによって、分散投資が成立し、上記画像のような安定した資産運用をFXで行うことも可能になるわけです。

投資格言【卵は一つのカゴに盛るな】

FX口座を複数開設することは、投資格言【卵は1つのカゴに盛るな】にもあてはまります。

卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落とした場合には、全部の卵が割れてしまうかもしれないが、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落としカゴの卵が割れて駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむということ。
特定の商品だけに投資をするのではなく、複数の商品に投資を行い、リスクを分散させた方がよいという教え(=銘柄分散投資)。

出典 野村証券 証券用語解説集 卵は一つのカゴに盛るな(たまごはひとつのかごにもるな)より引用

仮に、短期および中期のFXトレードで投じた通貨ペアがこけたとしても、長期のFXトレードで投じた通貨ペアがこけなければ、こけた通貨ペアの損失とこけなかった通貨ペアの利益が相殺され、結果として大きな損失を抱えずに済むと考えることができます。(逆もしかり)

FX口座を複数開設して、投資資金である預託証拠金を分散させることは、すべての投資資金を無くしてしまう最悪なリスクを避けられるわけです。

日本国内のFX会社であれば損益通算可能

FX初心者がFX口座を複数開設するメリットの5つ目は、日本国内のFX会社であれば損益通算が可能なところにあります。

はじめに、FXトレードを行い、その年の1月1日から12月31日までの1年間において利益が生じた場合、この1年間の利益に対して20.315%の税金がかかります。

たとえば、令和2年1月1日から令和2年12月31日までの1年間で100万円の利益が生じた場合、この100万円の利益に対して20.315%を乗じた203,150円が税金として徴収されるといったイメージです。

この時、仮に、A社とB社でFX口座を開設し、A社では年間100万円の利益、B社では年間70万円の損失だったとします。

この場合、A社とB社の損益通算を行うことができ、1年間の利益は30万円(100万円-70万円)とすることができます。

FXと税金の関係性は必ずチェック

FXと税金の関係性は必ず確認しておくことがとても重要です。

ちなみに、前項で紹介した損益通算は、複数のFX口座が、いずれも日本国内のFX会社の場合で認められ、海外FX口座は損益通算の対象外です。

また、FXで損失を被った場合における損失の繰り越し制度もあるため、FXトレードを行う上で、FXと税金の関係性は必ず知っておかなければならないポイントであると言えます。

こちらにつきましては、以下、にわかトレーダーのコツコツFXブログにて、詳細に紹介しております。

(全部読み進めていただくことをおすすめするものの、長文であるため、目次を見て必要な部分のみ確認されるのもよいでしょう)

FX初心者が必ず知っておかなければならないFXと税金の関係性【にわかトレーダーのコツコツFXブログ】

複数のFX口座を一つの会社にまとめるのはどうなのか

ここまで、FX口座を複数開設することで得られる5つのメリットについて紹介しました。

これまでのメリットを読み進めたユーザーの皆さんの中には、逆に複数のFX口座へ入金しているお金を1つの会社にまとめるのはどうなのかと考える場合もあるでしょう。

そこで、本項では複数のFX口座を一つの会社にまとめるのはどうなのかについて考えてみたいと思います。

投資資金を多くすることができるため大きな取引が可能

複数のFX口座へ入金している投資資金を1つの会社にまとめることで、結果として投資資金を多くすることができるため大きな取引が可能になります。

たとえば、A社とB社へそれぞれ100万円の投資資金(預託証拠金)を入金していたとし、ここぞといったチャンスで1社にまとめて200万円の投資資金でFXトレードを行ったとします。

この時、当然のことながら、100万円を元手としたFXトレードに比べて大きな取引ができるようになるため、リスクもリターンも大きなトレードが可能となります。

分散投資を行えるのが、複数のFX口座を活用する大きなメリットではあるものの、ここぞといったチャンスで柔軟に対応することで、大きなチャンスをものにできる期待値は高まるものと考えられます。

投資資金を一度に減らすリスクがあることも視野に入れておく

複数のFX口座へ入金している投資資金を1つの会社にまとめることで、大きな取引ができるメリットがあります。

その一方で、為替相場の大暴騰や大暴落によって、まとめた投資資金を一度に減らすリスクがあることも決して忘れてはなりません。

少額の投資資金や少額の利益であったとしても、コツコツ時間をかけて良いトレードを積み重ねていきますと、自ずと結果が出てくると思います。

複数のFX口座を賢く活用し、あせらずコツコツと分散投資を心がけながら余裕を持ったFXトレードを行うことが気持ち的にも楽でおすすめできると筆者は考えます。

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おわりに

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が複数のFX口座を開設しておくことで得られるメリットを5つに分けて紹介し、それぞれどのようなところがメリットにあたるのかわかりやすく紹介させていただきました。

FX口座を開設する上で、口座開設手数料や口座を維持管理するための口座管理手数料などの各種手数料がかかることはありません。

そのため、FX口座を複数開設すること自体に対して、私たちユーザーは特段のデメリットがありません。

むしろ、本ブログで紹介したようなメリットを享受できるのは、総合的に考えてもプラスになると言い切れます。

なお、筆者も複数のFX口座を活用してFXの分散投資を行っておりますが、筆者は「みんなのfx(トレイダーズ証券)」のFX口座も保有しておくことをおすすめします。

みんなのfx(トレイダーズ証券)では、新規口座開設におけるキャッシュバックキャンペーンのほか、FX取引を行った数量に対してキャッシュバックがされる、高金利通貨のスワップポイントにかかるキャンペーンがあるなど、他社のFX口座と比較して有利な部分が多いFX会社です。

また、本ブログで紹介したスプレッドやスワップポイントも他社に比べて有利にトレードを行いやすいものが多いです。

デイトレード・スイングトレード・高金利通貨を活用したスワップポイント狙いなど、どのトレード戦略であったとしても使いやすいため、筆者は複数のFX口座を開設するのであれば、その内の1つとして「みんなのfx(トレイダーズ証券)」のFX口座開設をおすすめします。


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