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FX初心者が知っておきたいエントリーポイントやタイミングとは【にわかトレーダーのコツコツFXブログ】

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が知っておきたいポジションのエントリーポイントやタイミングについて紹介していきます。

はじめに、FX初心者の人にとって、どこで「買い」や「売り」の注文をすると利益が得られるのだろうと疑問に感じている人が多いのではないでしょうか?

筆者もFX初心者の頃は、前述したことを疑問に感じたことがあったのは確かですが、まずもって最初にお伝えしておくべきことがあります。

それは、FXで確実に利益を得られるエントリーポイントやタイミングといったものは存在しないということです。

ただし、FXで利益を安定的に上げている人は、FXで利益を得やすいエントリーポイントやタイミングを知っています。

このことから、FX初心者が勝ちトレーダーに成長するためには、まず、ポジションのエントリーやタイミングの基本を知り、それを実践で活かしてトレード経験を積むことがどうしても必要であることがわかります。

そこで、今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が、勝ちトレーダーに成長するための一助として、ポジションのエントリーポイントやタイミングを中心に知っておくべきポイントを紹介していきます。

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FXにおけるポジションエントリーとは

FXにおけるポジションエントリーとは、「買い」または「売り」の新規注文を行うことを言い、現状で保有しているポジションの状況のことを言います。

ちなみに、「買い」でポジションエントリーすることを「ロング」、「売り」でポジションエントリーすることを「ショート」と呼ぶこともあり、ロングエントリーやショートエントリーと表現されることもあります。

なお、同じ通貨ペアで「買いポジション」と「売りポジション」の両方のポジションを保有することもでき、これを「両建て」と言います。

一般に、両建てをしたポジションは、含み損益が常に相殺されることになるため、どちらかと言えばあまりおすすめされないポジションエントリーの方法ですが、これから為替相場が上がるのか下がるのかどちらに値動きするのかどうしても判断がつかず、現在、保有しているポジションを損切りしたくない場合などに活用されることもあります。

FX初心者がエントリーポイントを見つける際に守るべき最重要事項

前項では、基本知識としてポジションエントリーについて触れましたが、ここでは、実際にポジションのエントリーをする際に守るべき最重要事項を紹介します。

一般に、FXでポジションをエントリーする場合、チャート分析が重要とされるのですが、その中でも特に、「チャート分析をする順番」が極めて重要とされています。

具体的には、長期チャート(長期足や上位足と表現されることもある)で「買いエントリー=ロング」または「売りエントリー=ショート」の方向を決め、短期チャート(短期足や下位足と表現されることもある)でポジションのエントリーをするといった順番を守ることが重要になります。

以下、一例として筆者がポジションエントリーする際の手順を紹介します。

1.筆者は、スイングトレードが多いトレードスタイルですが、ポジションをエントリーする場合、基本的に日足チャート(長期チャート)を見て、買いエントリーまたは売りエントリーの意思決定を行っています

2.買いエントリーまたは売りエントリーの方向が決定した後は、1時間足(短期チャート)を確認し、現在、どちらの方向へ相場が動いているのか確認します

3.この時、長期チャート(日足)と短期チャート(1時間足)の相場方向が異なっている場合、しばらく待って様子を見ます

4.数時間が経過し、長期チャートと短期チャートの相場方向が一致した時、さらに短い時間足(5分足や15分足)などでも相場の方向を確認しポジションのエントリーを行います

筆者がFX初心者であった頃、上記のような手順を踏まずに、短期チャートのみを見てポジションのエントリーを行っていました。

その結果、大きな含み損を抱えてしまった場合のポジションは、短期チャートでは「順張り」でも、長期チャートから見た時、「逆張り」になっており、利益は小さく損失が大きくなるという損大利小のトレードを繰り返す原因となっていました。

仮に、FX初心者の頃から、ポジションのエントリーをする一通りの重要な手順を知っていれば、気づくことができなかったチャンスをものにできたのではないかとすら今は感じています。

FXでポジションをエントリーするのは、マウスをクリックしたりスマホをタップすることで簡単に完了することではあるものの、FX初心者が勝ちトレーダーになるためのポジションエントリーを考えますと、いかに戦略的に行われているのかといったことをご理解いただけるのではないでしょうか。

FXで期待値の高いエントリーポイントと利確タイミングとは

本ページの冒頭では、FXで確実に利益を得られるエントリーポイントやタイミングといったものは存在しないことをお伝えしております。

そのため、FXで安定的に利益を上げていくためには、できる限り利益の得られやすいエントリーポイントを見つけてポジションエントリーをする必要があります。

そこで本項では、FX初心者のための基本情報として、ローソク足を活用したFXで期待値の高い主要なエントリーポイントと利確タイミングについて4つ紹介します。

ダブルトップ

出典 マネックス証券 ダブルトップ&ダブルボトム ダブルトップ(毛抜き天井)より引用

上記画像は、ダブルトップの例となります。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

ダブルトップの特徴は、1つ目の高値(1番天井)と2つ目の高値(2番天井)のレートが近くなっており、これら2つの天井付近で値動きが反発しているところにあります。

また、ダブルトップは、アルファベットの「M」のように見える特徴もしっかりと押さえておきたいポイントです。

チャート上で、ダブルトップを見つけた際のエントリーポイントは、上記画像にもありますように、ローソク足が「ネックライン」を明確に下抜けした時となります。

明確に下抜けを確認せずに早まったポジションのエントリーをしますと、場合によっては、ネックラインでローソク足が下抜けせずに再び上昇へ転じる、いわゆる「ダマシ」が生じることもあるため、この点には注意が必要と言えます。

【参考】ダブルトップの利確タイミング

出典 マネックス証券 ダブルトップ&ダブルボトム ダブルトップ(毛抜き天井)より引用

上記画像は、ダブルトップの利確タイミングの例となります。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

あくまでも参考情報となり、下降トレンドの大きさによってケース・バイ・ケースでの投資判断となりますが、2番天井からネックラインまでの値幅が、ネックラインを下抜けして売りでエントリーした時と同じになるかそれよりも大きな値幅が取れるような形で目標値を設定しておくのが望ましいと考えることができます。

ダブルボトム

出典 マネックス証券 ダブルトップ&ダブルボトム ダブルボトム(毛抜き底)より引用

上記画像は、ダブルボトムの例となります。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

ダブルボトムの特徴は、1つ目の安値(1番底)と2つ目の安値(2番底)のレートが近くなっており、これら2つの底付近で値動きが反発しているところにあります。

また、ダブルボトムは、アルファベットの「W」のように見える特徴もしっかりと押さえておきたいポイントです。

チャート上で、ダブルボトムを見つけた際のエントリーポイントは、上記画像にもありますように、ローソク足が「ネックライン」を明確に上抜けした時となります。

明確に上抜けを確認せずに早まったポジションのエントリーをしますと、場合によっては、ネックラインでローソク足が上抜けせずに再び下降へ転じる、いわゆる「ダマシ」が生じることもあるため、この点には注意が必要と言えます。

【参考】ダブルトップの利確タイミング

出典 マネックス証券 ダブルトップ&ダブルボトム ダブルボトム(毛抜き底)より引用

上記画像は、ダブルボトムの利確タイミングの例となります。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

あくまでも参考情報となり、上昇トレンドの大きさによってケース・バイ・ケースでの投資判断となりますが、2番底からネックラインまでの値幅が、ネックラインを上抜けして買いでエントリーした時と同じになるかそれよりも大きな値幅が取れるような形で目標値を設定しておくのが望ましいと考えることができます。

先に紹介したダブルトップのパターンと逆になるのが、ダブルボトムの特徴であることもわかります。

三尊天井(さんぞんてんじょう=ヘッドアンドショルダー)

出典 マネックス証券 ヘッドアンドショルダーズ ヘッドアンドショルダーズトップ(三尊)より引用

上記画像は、三尊天井(ヘッドアンドショルダー)の例となります。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

三尊天井(ヘッドアンドショルダー)の特徴は、為替が上昇し高値を付けた後に為替の下落を「3回」繰り返すところにあります。

また、ヘッドアンドショルダーは、人の頭と両肩をイメージするとよりイメージがよりわきやすくなると思います。

なお、チャート上で、三尊天井(ヘッドアンドショルダー)を見つけた際のエントリーポイントは、上記画像にもありますように、ローソク足が「ネックライン」を明確に下抜けした時となります。

【参考】三尊天井(さんぞんてんじょう=ヘッドアンドショルダー)の利確タイミング

出典 マネックス証券 ヘッドアンドショルダーズ ヘッドアンドショルダーズトップ(三尊)より引用

三尊天井(ヘッドアンドショルダー)の利確タイミングの考え方は、先に紹介したダブルトップの例と同じになります。

逆三尊(ぎゃくさんぞん)

出典 マネックス証券 ヘッドアンドショルダーズ ヘッドアンドショルダーズボトム(逆三尊)より引用

上記画像は、逆三尊の例となります。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

逆三尊の特徴は、為替が下落し安値を付けた後に為替の上昇を「3回」繰り返すところにあります。

先に紹介した三尊天井(ヘッドアンドショルダー)と逆のパターンが逆三尊です。

なお、チャート上で、逆三尊を見つけた際のエントリーポイントは、上記画像にもありますように、ローソク足が「ネックライン」を明確に上抜けした時となります。

【参考】逆三尊(ぎゃくさんぞん)の利確タイミング

出典 マネックス証券 ヘッドアンドショルダーズ ヘッドアンドショルダーズボトム(逆三尊)より引用

逆三尊の利確タイミングの考え方は、先に紹介したダブルボトムの例と同じになります。

FX初心者が押さえておきたいその他のエントリーポイント

前項では、FXで期待値の高いエントリーポイントと利確タイミングとして、ダブルトップ、ダブルボトム、三尊天井(ヘッドアンドショルダー)、逆三尊の4つを紹介させていただきました。

期待値の高いポジションのエントリーポイントは、多く知っておく方が有利という考え方もあるのですが、ここでは、前述した4つの他にもFX初心者が押さえておきたいその他のエントリーポイントとして、「上昇トレンド(アップトレンド)の押し目買い」と「下降トレンド(ダウントレンド)の戻り売り」について紹介します。

上昇トレンド(アップトレンド)の押し目買い

出典 外為どっとコム 中級編3 FX ~チャートの基本1~ トレンドラインを引いてみよう ①上昇トレンドの場合より引用

上昇トレンド(アップトレンド)の押し目買いを行うためには、為替相場が上昇トレンド(アップトレンド)にある状態のほか、トレンドライン(上記図では水色の斜め点線のこと)を引いておく必要があります。

この時、為替相場が下落し、ローソク足がトレンドラインに近づいたり、触れた後に反発し、再度、為替が上昇に転じていることがわかります。

これは、トレンドラインが下値支持線(サポートライン)としての機能がしっかりと働いており、上記図の水色の〇印で「買い」のポジションエントリーをすることを「上昇トレンド(アップトレンド)の押し目買い」と言います。

上昇トレンド中の為替相場は、大きな勢いがあるため、調整局面(一時的に為替が下落したとき)で押し目買いのエントリーができた場合、大きな含み益が期待できます。

下降トレンド(ダウントレンド)の戻り売り

出典 外為どっとコム 中級編3 FX ~チャートの基本1~ トレンドラインを引いてみよう ②下降トレンドの場合より引用

下降トレンド(ダウントレンド)の戻り売りを行うためには、為替相場が下降トレンド(ダウントレンド)にある状態のほか、トレンドライン(上記図では水色の斜め点線のこと)を引いておく必要があります。

この時、為替相場が上昇し、ローソク足がトレンドラインに近づいたり、触れた後に反発し、再度、為替が下降に転じていることがわかります。

これは、トレンドラインが上値抵抗線(レジスタンスライン)としての機能がしっかりと働いており、上記図の水色の〇印で「売り」のポジションエントリーをすることを「下降トレンド(ダウントレンド)の戻り売り」と言います。

下降トレンド中の為替相場は、上昇トレンドと同様に大きな勢いがあるため、調整局面(一時的に為替が上昇したとき)で戻り売りのエントリーができた場合、大きな含み益が期待できます。

なお、画像を見るとオレンジ色の〇印箇所が「トレンド転換」と表記されておりますが、これは、ローソク足がトレンドラインを突き抜けた場合を指し、これによってトレンドが一旦終了したと見ることができます。

したがって、仮に、上値抵抗線(レジスタンスライン)付近から戻り売りでポジションをエントリーした場合で、トレンド転換の兆しが表れた場合、早急に潔く損切りをする投資判断が必要となります。

損失を抱えたくない気持ちが優先し、損切りの投資判断を早急に行わないことによって、含み損がどんどん膨らんで大きくさせてしまうのがFX初心者がよくやってしまう悪い投資判断になるため細心の注意が必要と言えます。

トレンドによってレジスタンスラインとサポートラインの見方が変わる

FXでは、トレンドが大きく3つに分けられる特徴があり、すでに紹介した「上昇トレンド(アップトレンド)」「下降トレンド(ダウントレンド)」のほか「保ち合い(レンジ)」の3つがあります。

上昇トレンド(アップトレンド)は、トレンドラインが右肩上がりに引かれ、下降トレンド(ダウントレンド)では、トレンドラインが右肩下がりに引かれていることを画像でご理解いただけたと思います。

しかしながら、保ち合い(レンジ)の場合、為替の値動きが上下変動を繰り返すことになるため、斜めのトレンドラインではなく、平行の水平線が上下で2本引かれることになります。

つまり、レジスタンスライン(上値抵抗線)とサポートライン(下値支持線)の見方が大きく変わることになるため、FX初心者の人で、保ち合い(レンジ)の際に引かれるレジスタンスラインとサポートラインについてわからない人は、とても重要なポジションのエントリーポイントの1つとなるため、以下、記事から合わせて読み進めておくことを強くおすすめ致します。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者が知っておきたいレジスタンスラインとサポートラインとは】

FXトレードでエントリー ポイントがわからない場合は「静観」を徹底する

ここまで、ローソク足の値動きのパターンや3つのトレンドの紹介によって、いつ、どのようなタイミングでポジションをエントリーしたら利益が上げやすくなるのか大まかな部分をご理解いただけたと思います。

FX初心者の人に限らず、すべてのFXトレーダーさんは、チャートを見る時間や回数をはじめ、チャートを見る時間軸もすべて異なるため、人によってポジションのエントリーチャンスも異なるはずです。

この時、特に、FX初心者の人は、ポジションのエントリーをあせらないことや無駄な思い付きでポジションをエントリーするようなことを避ける習慣をつけておく必要があります。

ちなみに、本ページの冒頭で、FXで利益を安定的に上げている人は、FXで利益を得やすいエントリーポイントやタイミングを知っていることをお伝えしましたが、これに加え、エントリーチャンスが無い時は「静観」を徹底しています。

つまり、利益を上げやすい期待値の高いチャンスをしっかりとものにし、無駄なことをしないトレーダーさんが、FXで利益を安定的に上げている人であるとも言えるはずです。

FXは、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」のではなく、無駄に不要な損失をどこまでも広げてしまうことをよく理解しておく必要があります。(筆者は痛い思いをして理解しました)

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おわりに【FX初心者は、自分のエントリールールとイグジットルールを明確にしておきたい】

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が、勝ちトレーダーに成長するための一助として、ポジションのエントリーポイントやタイミングを中心に知っておくべきポイントを紹介させていただきました。

FX初心者が、勝ちトレーダーとして成長していくためには、数多くのトレード経験を積み、成功と失敗を重ねていくことがどうしても必要になります。

そして、トレードを失敗した時には、なぜ失敗したのか再度過去のトレードを検証し、反省し、同じ失敗を繰り返さないようにしていく必要もあります。

逆に、トレードで成功した場合、それが、たとえば、今回紹介した中のどれかのエントリーポイントであったのであれば、それを基にトレード精度をさらに高める努力をなされるのが望ましいとも思います。

なぜならば、得意のエントリーポイントがあるということは、勝ちトレーダーに成長するための「大きな武器がある」ということだからです。

また、得意のエントリールールがあるということは、ご自身のエントリールールも自ずと決まってくることが考えられます。

後は、エントリーしたポジションをどのように決済していくのかといった「イグジットルール」も明確にしておく必要があるでしょう。

得意なエントリールールでポジションをエントリーしたとしても、トレンド転換や経済指標の発表などによって、思った方向と逆に為替相場が動くことは多々あります。

この時、「次の一手」をどのようにするのかといった投資判断をポジションのエントリーよりも前にあらかじめ決めておくようにしたいものです。

具体的には、含み損を抱えているポジションに対して「損切りするのか」「時間をかけて静観し様子を見るのか」「ナンピンするのか」といったいずれかの投資判断をしなければならないことが考えられます。

この投資判断も、ご自身のイグジットルールとして、エントリールールと同様に明確にされておくことを筆者は推奨します。


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