今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が安定して勝つために知っておきたい考え方として、そもそもの根幹となり得る部分を中心にブログを綴っていきます。
はじめに、唐突な質問なのですが、「そもそもFXで勝つ」とは、ユーザーの皆さんにとってどのようなことでしょうか?
当然のことながら「利益を得ること」が、FXで勝つことと認識している人がほとんどだと思います。
しかしながら、どのくらいの期間でどのくらいの利益を得ることがFXで勝つということなのでしょう?
端的に言うと、ご自身でFXをする目的やFXで得る利益目標が明確になっており、これらの目的や利益目標をご自身が定めた期間でしっかりと達成することができた時が、初めてFXで勝つということなのではないかと筆者は考えています。
実際のところ、前述した筆者の考え方に対して賛否両論あると思いますが、今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、前述した考え方が、なぜFX初心者にとって安定して勝つために知っておきたい考え方になるのかといった理由と共にブログへ綴らせていただきます。
目次
FXをする目的とFXで得る利益目標を明確にしておこう
本ブログのメインとなる【FX初心者が安定して勝つために知っておきたい考え方】を紹介する前に、まずはFXをする目的とFXで得る利益目標について一例をあげながら綴らせていただきます。
たとえば、職業が会社員でFX初心者である佐藤さんがいたとします。
佐藤さんは、毎月の給料が勤務先から支給され賞与(ボーナス)も支給されておりますが、毎月70,000円の住宅ローンを数十年に渡って抱えているほか、老後生活資金である年金に対して漠然とした不安を持っていました。
そのため、今の内からFXの知識やトレードスキルを習得し、できることなら、毎月の住宅ローンの返済分70,000円の利益を安定して得たい気持ちがありました。
また、このくらいのスキルを得られれば、将来、老後生活資金である年金収入と退職金だけでなく、FXのトレードスキルを活かした生活資金も多少なりとも無理なく捻出できるのではないかと考え、現在、FXに対して真剣に取り組んでいます。
上記は一例ですが、佐藤さんがFXをする目的とFXで得る利益目標が明確になっているのが確認できます。
加えて、現在だけではなく将来的なことも考えた上でFXをする目的を持っているということは、仮に、現在思ったようなトレード結果にならなかったとしても、将来的に大きく成長する伸びしろがあると予測できます。
では、FX初心者である佐藤さんが、FXトレードで安定した利益を出すために知っておきたい考え方にはどのようなものがあるのでしょう?
FX初心者が安定して勝つために知っておきたい考え方
前項では、FX初心者の佐藤さんがFXをする目的とFXで得る利益目標が明確になっているのを確認できました。
これらを踏まえまして、本項では、FX初心者の佐藤さんが安定してFXトレードで勝つために知っておきたい考え方を綴っていきます。
なお、こちらは筆者個人の主観による部分が強いため、あくまでも参考情報としてお役立ていただき、ご自身にとって採用できそうな考え方があれば採用するようにしていただければと思っています。
長い時間を有効活用し金額に固執しない
FX初心者である佐藤さんのFXをする1つ目の目的は、【毎月の住宅ローンの返済分70,000円の利益を安定して得たい】ところにありました。
この時、1ヶ月あたり70,000円以上の利益を絶対に得るといった思考にならないように努めなければなりません。
この理由は、FXで得る利益目標を達成しようとするあまり【無理なトレード】【無駄なトレード】【預託証拠金にあっていない高いハイレバのトレード】をしてしまう危険性があるためです。
仮に、佐藤さんのように、1ヶ月あたり70,000円の利益を得たい場合、1年間の利益に換算しますと840,000円、1日の利益に換算しますと約2,301円となります。
これらの利益目標を長い時間を有効活用して考えますと、以下のような考え方もできるのではないでしょうか?
1.1ヶ月あたり70,000円の利益に固執せず、1年間で840,000円以上の利益を得るために無理のないトレードに努められる
2.1日あたりの平均利益額が2,301円以上になれば利益目標が達成できるため、コツコツ無理のないトレードに努められる
また、佐藤さんにはFXをする2つ目の目的として【FXトレードで安定して勝つスキルを得られれば、将来、老後生活資金である年金収入と退職金だけでなく、FXのトレードスキルを活かした生活資金も多少なりとも無理なく捻出できるのではないか】といった考えや将来像(目的)もあることから、以下のような考え方もできるのではないでしょうか?
3.今はFXの成長(経験)期間。たとえすぐに結果が伴わなくとも、将来的にコツコツ利益を積み重ねられるようになればいい
4.1年目で利益目標が達成できなかったとしても、2年目・3年目以降など、どこかで安定して目標が達成できるようになればいい
【1ヶ月あたり70,000円以上の利益を絶対に得なければならない】といった思考は、あくまでも自分本位(自己都合)の思考です。
長い時間を有効活用し、前述した1から4のような前向きでポジティブに物事を考えることで、気負うことなくご自身が持っているFXの目的や利益目標を達成しやすくなるのではないかと筆者は考えます。
自分に合った無理のないトレードスタイルを探す
一例の佐藤さんは会社員といった職業柄、たとえば専業トレーダーさんのようにFXトレードに対して積極的に時間を割くことは難しいことが十分考えられます。
その一方で、安定した収入が給与などから得られているわけでありますから、将来的に安定した利益が得られるトレードスキルは、長い時間を有効活用して徐々に習得していくことで十分足りるものとも考えられます。
【すぐに(短期間)で目標利益を得られるスキルを身に付けなければならない】といった思考も、あくまでも自分本位(自己都合)の思考です。
安定した収入が給与などから得られている会社員の佐藤さんは、この点について専業トレーダーさんよりも有利な立場におられるわけでありますから、ご自身が置かれている立場を再確認し、あせらずコツコツとスキルアップすることが得策なのではないかと筆者は考えます。
なお、FXのトレードスタイルには主に【スキャルピング】【デイトレード】【スイングトレード】【ポジショントレード】といった4種類のトレード手法があります。
以下、それぞれの手法について簡単に紹介している記事があることから、本ブログでは、前述したトレード手法についての紹介は割愛させていただきます。
仮に、FX初心者の人でちょっと気になるという方は合わせて読み進めていただくのもよいかもしれません。
FXで安定した利益をどのように得るのか自分ルールを決めておく
FX初心者の人は、これからFXで安定した利益を得るためにどのような考え方で目標を達成するのか、自分ルールを決めておくことが大切です。
いきなり自分ルールと言われてもイメージがわかないと思いますので、あくまでも一例となりますが、以下、2つの考え方を紹介します。
1.FXトレードの勝率を上げる
たとえば、FXトレードを10回行ったとし、1回のトレードにおいて期待利益が5,000円、許容損失も5,000円になるような内容でトレード結果が以下の通りだったとします。
トレード回数 | 勝ちトレード(成功) | 負けトレード(失敗) | トータル収支 |
1回目 | 〇 | 5,000円 | |
2回目 | 〇 | 10,000円 | |
3回目 | × | 5,000円 | |
4回目 | × | 0円 | |
5回目 | × | ▲5,000円 | |
6回目 | × | ▲10,000円 | |
7回目 | 〇 | ▲5,000円 | |
8回目 | 〇 | 0円 | |
9回目 | × | ▲5,000円 | |
10回目 | 〇 | 0円 |
上記表のトレード結果より、勝ちトレード5回、負けトレード5回、勝率50%でトータル収支が0円であることが確認できます。
仮に、このようなトレードを続けても安定した利益を積み重ねていくことが期待できません。
そのため、1つ目の考え方として【FXトレードの勝率を上げる】方法が考えられ、勝率60%ですと+5,000円、勝率70%ですと+10,000円といった流れになります。
仮に、期待利益と許容損失を同じにする場合、トレード回数が多くなり、かつ、高い勝率を維持することができるほど利益が多くなることを意味します。
2.リスクリワードの良いFXトレードを行う
前項と同じように、今度は、FXトレードを10回行ったとし、1回のトレードにおいて期待利益が15,000円、許容損失が5,000円になるような内容でトレード結果が以下の通りだったとします。
トレード回数 | 勝ちトレード(成功) | 負けトレード(失敗) | トータル収支 |
1回目 | 〇 | 15,000円 | |
2回目 | 〇 | 30,000円 | |
3回目 | × | 25,000円 | |
4回目 | × | 20,000円 | |
5回目 | × | 15,000円 | |
6回目 | × | 10,000円 | |
7回目 | × | 5,000円 | |
8回目 | × | 0円 | |
9回目 | × | ▲5,000円 | |
10回目 | 〇 | 10,000円 |
上記表のトレード結果より、勝ちトレード3回、負けトレード7回、勝率30%でトータル収支が10,000円であることが確認できます。
先に紹介した1つ目の考え方では、トレード回数を多くし勝率も上げることによって利益が積み重なるといった流れのイメージでした。
2つ目の考え方は、いわゆる【損小利大】と呼ばれるトレードにあたり、小さなリスクを負いながらも大きなリターンを狙う考え方です。
1つ目の考え方に比べて2つ目の考え方は、勝率が悪いのにも関わらず、トータル収支はプラスに転じていることがわかります。
2つの考え方からFX初心者の皆さんが考えておくべきこと
筆者は、勝率を重視する1つ目の考え方とリスクリワードを重視する2つ目の考え方のどちらを選択したとしても誤った考え方ではないと思っています。
たとえば、スキャルピングでFXトレードを行う人であれば、数多くのトレードを重ねることが考えられ、勝率が高いほど利益を得られ、かつ、リスクリワードも重視することでさらに利益に厚みが増すでしょう。
一方、デイトレード・スイングトレード・ポジショントレードなどのようにある程度の時間を味方につけてトレードを行う場合、勝率が悪くてもリスクリワードの良いトレードを心がけることで利益を残していくことができると考えることができます。
つまり、ご自身に合ったトレードスタイルを見つけて磨きをかけることで、自ずと良い結果が残っていくものと考えることができます。
ただし、その一方で、FXで得る利益目標を達成しようとするあまり【無理なトレード】【無駄なトレード】【預託証拠金にあっていない高いハイレバのトレード】をして、ご自身のルールを破ってしまいますと、利益どころか損失を被ってしまう結果になることも心得ておく必要があります。
こちらにつきましては、筆者も含めすべてのFXトレーダーの皆さんが経験し通る道だと思います。
この反省点をしっかりと活かし、ルールを守り続けていける人が、結果として長い期間に渡ってFXで安定して勝ち続けていける人であると筆者は思います。
FX初心者が安定して勝つ方法や法則は存在する?
結論から申し上げて、FX初心者が安定して勝つ方法や法則といったものは残念ながら存在しません。
しかしながら、ご自身がFXでどのようなトレードを行えば、利益を上げやすくなるのか、損失を被りにくくなるのかといった「期待値=自分なりのFXで勝ちやすいコツ」を見つけることは可能です。
この時、おそらくFX初心者の人や本ブログを読み進めていただいているユーザーの皆さんの多くは「どのようにしたらその期待値を見つけることができるの?」といった疑問をお持ちになることが予測されます。
こちらにつきましては、その人がどのようなトレード手法でFXを行っているのか、FXをする目的は何なのか、FXで目標としている利益はどのくらいの期間でいくらなのか、FXで運用できる証拠金はどのくらいなのかなど、数多くの条件によって異なり、すべての人にとって共通した勝ち方や勝てる方法というものは存在しないことを意味します。
つまり、FXのトレード経験や勉強をはじめ、実際に行ったトレードの過去検証、FX市場の環境認識をご自身でしっかりと行って「コツコツ積み重ねていく努力」がどうしても必要になるということです。
FXで勝つ人や安定して勝ち続けている人は、前述した努力や苦労を経験しており、決して、FXで絶対勝てる方法やFXの勝ち方を最初から知って楽ができるものではないことをすでに認知しているわけです。
仮に、これからFXを始めようと検討している人や実際にFXを始めたばかりの初心者の人は、どうしても「目先の結果(利益)」に対してのみ目がいきがちです。(筆者も同じでした)
これは「人の欲目」にあたりどうしても避けて通ることができないものであるからこそ、むしろ「最初はお金を失ってしまう可能性が高いけれども、長い目で見た時、それ以上のものが得られるようになる」と考えてFXに取り組める初心者の人ほど、結果として、安定した利益を長期間に渡ってFXで出し続けていけることが期待できる人なのだと筆者は思います。
おわりに
今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が安定して勝つために知っておきたい考え方について、筆者自身の経験や考え方を交えて紹介させていただきました。
本ブログで紹介した【無理なトレード】【無駄なトレード】【預託証拠金にあっていない高いハイレバのトレード】などは、ご自身の感情や自分本位(自己都合)の思考で行われていることが多く、トータルで過去検証をしていきますとトレードの失敗という結果になっていることがほとんどだと思われます。(筆者自身は顕著に表れる結果となっておりました)
そのため、常に冷静なトレード判断と自分ルールを徹底してFXを行うことを貫けることが、結果として、FXで余裕を持ったトレードができることにつながり、安定して勝つために必要な考え方につながっていくものであると筆者は感じています。
改めて筆者自身も本ブログを作成・投稿し、再度初心に返ることができたと思っております。
最後まで読み進めていただきましてありがとうございました。