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FX初心者が知っておきたいレジスタンスラインとサポートラインとは【にわかトレーダーのコツコツFXブログ】

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が知っておきたいレジスタンスラインとサポートラインとはどのようなものなのかについて紹介していきます。

はじめに、おそらくすべてのFX初心者の人は、「どこからポジションのエントリーをしたら利益を上げやすいのか」「損切り(ストップロス)の注文は大事と言われるけれども、実際、どこに損切り(ストップロス)の注文を置いたら良いのか」などの疑問を抱えることがあると思います。

これらは、筆者が、ずっと疑問に感じ頭を悩ませてきた一例ですが、今改めて振り返りますと、負けトレードが続くことによって預託証拠金を徐々に減らし続けたり、含み益が生じてもどこまで利益を伸ばしていけそうなのか、合理的な強い判断ができなかったことが原因であったと思っています。

これらの原因を解消することは、これからFXで安定して利益を出し続けていくために必要なことだと考えられますが、今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログで紹介する「レジスタンスライン」と「サポートライン」を知ることによって、前述した疑問を解消する1つの大きなきっかけになったと筆者が感じていることは確かです。

そこで、今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者がトレード判断に迷いにくくなるレジスタンスラインとサポートラインについてのポイントを紹介していきます。

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FXトレードで重要なレジスタンスラインとは

レジスタンスラインとは、別に「上値抵抗線(うわねていこうせん)」とも呼ばれ、為替相場が上昇している際に、何度も上げ止まっているポイント同士を結んだ線(ライン)のことを言います。

上記画像は、「ドル/円・4時間足のチャート」となり、2020年5月19日の20時から2020年5月30日の0時あたりを抜粋したものです。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

黄色の線が、レジスタンスラインと見ることができ、レジスタンスラインを一時的に上抜けしても下げに転じていることがわかります(108.086の赤い〇印の場合は、長い上ヒゲから判断可能)

次に、107.923で下降へ転じ、107.946でまた下降へ転じています。

さらに、107.890でも下降へ転じており、おそらく、多くのトレーダーさんが、ポジションをエントリーする際にレジスタンスライン(黄色の線)を意識していたのではないかと仮説を立てることもできます。

このように、為替相場が上昇している際に、何度も上げ止まっているポイント同士を結んだ線(ライン)がレジスタンスラインにあたり、レジスタンスライン付近でポジションのエントリーをする場合は、「売り(ショート)エントリー」を意識しておく必要があると考えられます。

レジスタンスラインを引く方法

実際のチャートでレジスタンスラインを引くためには、まずもって、近いレートで何度も上げ止まっているポイントを探す必要があります。

なお、ここで言う「近いレートで何度も上げ止まっている」とは、一般に、2回以上と言われることもありますが、筆者は、3回以上に渡って上げ止まっているポイント同士を線で結んでレジスタンスラインを意識しています。

前述した解釈は、各々のトレーダーさんによって考え方が異なりますが、少なくとも、上げ止まっている回数が多ければ多い程、多くのトレーダーさんに意識されている重要なレジスタンスポイントになることは確かです。

ちなみに、FX会社がそれぞれ提供しているチャート機能において、水平線や斜めの線(トレンドライン)を引く機能はあたりまえについておりますので、まずは、レジスタンスになっているポイントをチャートから探してみることが大切だと言えます。

FXトレードで重要なサポートラインとは

サポートラインとは、別に「下値支持線(したねしじせん)」とも呼ばれ、為替相場が下降している際に、何度も下げ止まっているポイント同士を結んだ線(ライン)のことを言います。

上記画像は、「ドル/円・4時間足のチャート」となり、2020年5月19日の20時から2020年5月30日の0時あたりを抜粋したものです。(画像はクリックまたはタップで拡大表示できます)

赤色の線が、サポートラインと見ることができ、サポートラインを基準に少なくとも4回は下げ止まっているポイントになっていることがわかります。(黄色の〇印)

こちらにつきましても、おそらく、多くのトレーダーさんが、ポジションのエントリーをする際にサポートライン(赤色の線)を意識していたのではないかと仮説を立てることもできます。

このように、為替相場が下降している際に、何度も下げ止まっているポイント同士を結んだ線(ライン)がサポートラインにあたり、サポートライン付近でポジションのエントリーをする場合は、「買い(ロング)エントリー」を意識しておく必要があると考えられます。

サポートラインを引く方法

実際のチャートでサポートラインを引くためには、まずもって、近いレートで何度も下げ止まっているポイントを探す必要があります。

なお、ここで言う「近いレートで何度も下げ止まっている」とは、先のレジスタンスラインの考え方と同様に、一般に、2回以上と言われることもありますが、筆者は、3回以上に渡って下げ止まっているポイント同士を線で結んでサポートラインを意識しています。

前述した解釈は、各々のトレーダーさんによって考え方が異なりますが、少なくとも、下げ止まっている回数が多ければ多い程、多くのトレーダーさんに意識されている重要なサポートポイントになることは確かです。

ちなみに、FX会社がそれぞれ提供しているチャート機能において、水平線や斜めの線(トレンドライン)を引く機能はあたりまえについておりますので、まずは、サポートになっているポイントをチャートから探してみることが大切だと言えます。

レジスタンスラインやサポートラインを引く時の注意点

ここまで、レジスタンスラインやサポートラインとはどのようなものなのかをはじめ、レジスタンスラインやサポートラインを実際に引く方法までお伝えさせていただきました。

この時、実際にレジスタンスラインやサポートラインを引く時に守るべき主な注意点があることから、本項ではこの注意点について紹介していきます。

自分本位のレジスタンスラインやサポートラインを引いていないかどうか

レジスタンスラインやサポートラインは、基本的にチャート上からポイントを探してご自身で引く必要があります。

この時、実際に引いたレジスタンスラインやサポートラインが自分本位の都合で引かれていないかどうかを確認しておく必要があり、具体的には、実際に引いたレジスタンスラインやサポートラインを過去のチャートに遡って見ていきます。

仮に、過去のチャートに遡って確認した結果、現在だけに限らず、過去のチャート上においても、レジスタンスやサポートが確認された場合、実際に引いたレジスタンスラインやサポートラインはしっかりと機能される可能性が高いと推測されます。

その一方で、実際に引いたそれぞれのラインが、過去のチャート上でレジスタンスやサポートが確認できなかった場合、もしかしたら実際にご自身が結んだラインは、自分本位のレジスタンスラインやサポートラインになっており、うまく機能しないことも十分予測されます。

もしも、ご自身が引いたレジスタンスラインやサポートラインが機能していないということは、その引いた各々のラインは、自分以外の多くのトレーダーさんにとって、ポジションをエントリーしたりポジションの決済をしたりする際の重要なポイントと見られていないと考えることもでき、結果として、当初想定していた期待値が大幅にずれてしまうことがある点に注意が必要と言えます。

実際のチャートは、教科書通りの綺麗で明確な形になりにくい

FX初心者の人の多くは、市販されているFXの書籍やYouTube、ブログ、ツイッターなど、様々な方法で情報を得ていることと思います。

この時、たとえば、FX初心者の人をターゲットとした書籍には、ダブルトップ・トリプルトップ・ダブルボトム・トリプルボトムなどの形状や今後の値動きを指し示す意味などについて解説されている場合がほとんどです。

しかしながら、実際の為替相場のチャート上、書籍に書かれているような綺麗で明確な形になることは極めて稀です。

そのため、たとえば、ダブルトップ・トリプルトップ・ダブルボトム・トリプルボトムなどを探す場合、完璧な形を追求するのではなく、形が若干崩れて形成されている可能性が多いことに注意したいものです。

レジスタンスラインやサポートラインは、できる限り長期足で引くことを推奨

こちらは筆者個人の主観による部分が強いのですが、レジスタンスラインやサポートラインは、できる限り長期足で引くことを推奨致します。

これは、一般的に、短期足よりも長期足のレジスタンスラインやサポートラインの機能がより強く働きやすいといった特徴があるためです。

実際、FX初心者であった頃の筆者は、短期足だけを見てトレードを行っていた時期が多くありましたが、思っていた方向と逆に値動きをすることが非常に多く、フラストレーションが溜まったことが多々ありました。

しかしながら、この原因は、自分自身が下手くそであることは言うまでもありませんが、それ以前に、長期足を見ないことによって、相場のいきたい方向が逆になっている、いわば「逆張り」をしているだけに過ぎないことに気が付きました。

また、短期足だけを見てトレードをしていますと、長期足の重要なレジスタンスラインやサポートライン付近に気が付ける可能性はまずもってないことも考えますと、なぜ思ったような方向に値動きがしなかったのかなどの疑問を解決しにくくなることもあるでしょう(筆者が実際そうでした)

このようなことから、ご自身がトレードをする際に基準としている時間足のレジスタンスラインとサポートラインを引くことはもちろんですが、これに加えて、ご自身が基準としている時間軸よりも長い上位足でのレジスタンスラインとサポートラインも引くように心がけることを本当に強くおすすめします。

レジスタンスラインとサポートラインを引くメリットとは

FX初心者の人が、レジスタンスラインとサポートラインを知るメリットは、本ブログの冒頭でもお伝えしましたように、「どこからポジションのエントリーをしたら良いのか」「どこに損切り(ストップロス)の注文を置いたら良いのか」などの疑問を合理的に解決できるところにあります。

具体的に、レジスタンスラインやサポートラインを引くメリットとして、少なくとも3つのメリットが考えられることから、以下、それぞれのポイントについて個別に紹介していきます。

強い根拠を持ったポジションのエントリーや期待値の高いポジションのエントリーがしやすくなる

レジスタンスラインとサポートラインを知る1つ目のメリットは、強い根拠を持ったポジションのエントリーや期待値の高いポジションのエントリーがしやすくなることがあげられます。

たとえば、現在の為替相場が、ご自身が引いたレジスタンスライン付近であったとしたら「買い(ロング)エントリー」と「売り(ショート)エントリー」のどちらでエントリーをしたら期待値の高い(利益が得られやすく損失が小さい)エントリーができるのか容易に判断をすることができます。

もちろん、前述した条件だけでなく、ローソク足の形状や大きさ、MACDやストキャスティクス、RSIなどのオシレーターがどのようになっているのかなども含めて総合的なエントリー判断が必要です。

ただし、仮に、現在の為替相場がレジスタンスライン付近にあるのであれば、少なくとも「売り(ショート)エントリー」する方が期待値は高くなると強い根拠を持ってポジションのエントリーをすることができるはずです。

強い根拠がないポジションのエントリーほど、少なくとも、ポジションのエントリーをした後に、「上がって欲しい」「下がって欲しい」といった願望や祈りを込めてチャートを見つめるのがFX初心者のあるあるだと筆者は思っておりますが、「期待値の高いエントリーができたから良い方向へきっといくだろう」と考えられる方が気持ちとしては、楽観的になれるのではないでしょうか?

ちなみに、ご自身が引いたレジスタンスラインやサポートラインから現在の為替相場が遠い場合は、エントリーを見送る(静観する)、逆に近づきそうな時は、エントリーの準備をするなど、ケース・バイ・ケースでエントリー判断をすることができれば、さらに期待値の高い(利益が得られやすく損失が小さい)エントリーができるのではないかと筆者は考えます。

どこに損切り(ストップロス)の注文を置いたら良いのか目安を知ることができる

レジスタンスラインとサポートラインを知る2つ目のメリットは、どこに損切り(ストップロス)の注文を置いたら良いのか目安を知ることができる点があげられます。

こちらにつきましては、具体的な考え方やポイントを以下の記事で紹介しておりますので、ここでの紹介は割愛させていただきます。

気になるユーザーの皆さまは、一通り本ブログを最後まで読み進めていただきまして、合わせ読みしていただければと思います。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者が知っておきたい損切り(ストップロス)の使い方とは】

含み益をさらに大きく伸ばせそうな目安を知ることができる

レジスタンスラインとサポートラインを知る3つ目のメリットは、含み益をさらに大きく伸ばせそうな目安を知ることができる点があげられます。

たとえば、ご自身がポジションエントリーした為替相場が、仮に、レンジ相場であったとします。

この時、レジスタンスラインやサポートラインを引いていることによって、どこまで利益が得られそうなのか、現状の含み益をどこまで大きく伸ばせそうなのかといった目安を知ることができます。

なお、一般的にレンジ相場の状況下においては、ポジションのエントリーを避け、トレンドが発生するまで静観するべきと言われています。

しかしながら、ポジションのエントリーをした後にレンジ相場へ変化するといったことも十分考えられ、そのような状況下でレジスタンスラインやサポートラインがポジションの決済をするための1つの判断材料になることは確かなのではないかと筆者は考えています。

また、トレンドが発生してからポジションのエントリーをする「トレンドフォロー」だけが、FXで利益を上げる正しい方法とは限らないと筆者は考えており、あくまでも自分のエントリールールをしっかりと決め、その時々の為替相場の状況下で、納得したトレードができていることが望ましいのではないかとすら感じています。

ちなみに、筆者のトレードスタイルは、基本的に「スイングトレード」がメインとなっていますが、為替相場がトレンドを形成し、現状で抱えている含み益をさらに伸ばしていけそうなのかどうかにつきましては、「トレンドライン」や「平行チャネル」を理解しご自身で引くことによって、さらに合理的な強い判断ができます。

そのため、FX初心者の人は、レジスタンスラインやサポートラインだけでなく、トレンドラインや平行チャネルについても合わせて学習されることを強く推奨致します。

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おわりに

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者がトレード判断に迷いにくくなるレジスタンスラインとサポートラインについてのポイントを紹介させていただきました。

レジスタンスラインやサポートラインを引くこと自体は、誰でも簡単に行えるものの、何よりも、実際に引いたレジスタンスラインやサポートラインがチャート上でしっかりと機能していることが求められます。

仮に、ご自身が引いたレジスタンスラインやサポートラインが機能していないということは、その引いた各々のラインは、多くのトレーダーさんにとって、ポジションをエントリーしたりポジションの決済をしたりする際の重要なポイントと見られていないと考えることもできます。

また、場合によっては、ご自身で引いたレジスタンスラインやサポートラインが自分本位の都合の良いラインになっているのかもしれません。

レジスタンスラインやサポートラインを引くということは、いわば1本の線を結ぶだけの単純なものでありながらも、私たちFXトレーダーにとってみますと、ポジションエントリーの強い根拠材料や損切り(ストップロス)の注文を置く場合の強い根拠材料にもなり得ます。

そのため、仮に、レジスタンスラインやサポートラインを意識したポジションのエントリーを行った場合、実際にポジションの決済を行った後に、自分の引いたレジスタンスラインやサポートラインがしっかりと機能していたのかどうかも検証しておくように努めておきたいものです。


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