このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)19ページです。
本ページは、2022年9月10日に初めて公開したものを2024年7月1日に大幅なリライトをして再度公開しています。
なお、すでに公開しているその他のページにつきましては、下記の目次リンクから確認することができます。
はじめに、前回のコラムページでは、思い描いた利益を得られないときに厳守しておきたいことを私の失敗経験を基に紹介しました。
FXで働きながら副収入を継続して得るためには、利益に直接結びつく必要な知識を吸収することが大切です。
本ページ(19ページ)のメインとなる「マルチタイムフレーム分析(MTF分析)」を知ると、新規投資と決済に根拠を持って行える投資戦略の1つとなります。
目次
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)を使った投資戦略とは
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)は、複数のチャートを一度にまとめて確認した上で投資判断を意思決定する投資戦略です。
重要なポイントは、複数のチャートを一度にまとめて確認するところにあります。
以下、実際のチャート画像を見ることによって、マルチタイムフレーム分析のイメージがわきやすくなるでしょう。
上記画像は、クリックまたはタップで拡大して見ることができます。
左上のチャートから2時間足、4時間足、8時間足、日足、週足、月足の6つのチャートを一度にまとめて確認できています。
これがマルチタイムフレーム分析です。
なお、表示する時間足は、自身で自由にカスタムすることができます。
マルチタイムフレーム分析のしかた
マルチタイムフレーム分析を行う場合、複数のチャートを一度にまとめて表示させる必要があります。
そして、以下3つのポイントを必ず順守しなければなりません。
1.日足・週足・月足など長い時間足を確認し、大まかな為替相場の方向性を把握する
2.日足・週足など、できる限り長い時間足を基準に投資判断を行う
3.日足・週足など基準とした時間足の流れに合わせて短い時間足で新規投資を行う
これら3つのポイントがどのようなことなのか?
簡単な流れに沿って紹介します。
1.今回は日足チャートを基準に投資判断を意思決定
上記チャートは、2024年7月1日(月)の11時時点における「AUD/JPY=豪ドル/円」の日足チャートです。
私は、緑矢印付近までローソク足が達したら「売り注文」をする投資判断でいます。
なぜならば、トレンドライン(緑色の斜め線)がレジスタンスとなり、為替上昇が止まって下降すると予測しているからです。
ちなみに、上記の詳しい説明は、すでに「16ページ続き」のコンテンツで紹介済です。
2.8時間足→4時間足→2時間足と徐々に時間足を短くしてチェック
赤の水平線は、この付近までローソク足が達したら新規投資をするための目印として引いています。
上記チャートは8時間足のものですが、おそらく新規投資をすることになったとしても夜になりそうです。
また、新規投資の目安まで遠いため、新規投資をしない結果になりそうな気もしています。
通貨ペアのチャートをたくさんチェックして投資準備をしておく
マルチタイムフレーム分析ができるようになりますと、しっかりとした根拠のある投資が行えます。
また、長い時間足の流れに沿った投資ができるようになるため、時間を味方につけた効果的な投資をすることもできます。
ただ、先の例で紹介しましたように、投資判断が明確であっても新規投資のチャンスをモノにできないことが多々あるのも確かです。
そのため、通貨ペアのチャートをたくさん確認して、新規投資ができそうなものを探しておくことがとても大切です。
書籍の公開目的を考えたマルチタイムフレーム分析の必要性
この書籍のタイトルは「FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと」です。
普段は仕事をしていて、将来のことを考えたとき、ほんの少しの副収入でもコツコツ時間をかけて利益を積み重ねていけることを目的としています。
このような状況を考えますと、投資判断の基準となる時間足は「日足」や「週足」が望ましいと考えられます。
マルチタイムフレーム分析は、日足や週足など長い時間足を基準とした分析方法です。
つまり、働きながら副収入を継続して得たい人ほど、マルチタイムフレーム分析の必要性は高いといえます。
巷では、マルチタイムフレーム分析が不要・いらない・勝てないなどさまざまな情報がネットで公開されています。
しかし、このような情報に惑わされずに、マルチタイムフレーム分析を使った新規投資を習慣づけることが目的を達成するための近道だと私は言い切ります。
【可能であれば大画面で】マルチタイムフレーム分析に各種ラインを引いた投資戦略は大きな強み
マルチタイムフレーム分析を行う場合、可能であればパソコンを使って、できるだけ大きな画面で行いたいものです。
理由は、画面が大きく分析がしやすいからです。
これに加え、これまで紹介した「レジスタンスライン」「サポートライン」「トレンドライン」「チャネルライン」などをチャートに引きます。
マルチタイムフレーム分析と各種ラインを引いた投資戦略が完成すると、新規投資と決済にぶれない大きな強みとなることは確かです。
最後に、FX投資をする上で、たくさんの情報や知識が混在することがあります。
しかし、必要な部分だけを活かし、不要なものは捨てるシンプルな投資ほど、負担が軽くて楽であることは言うまでもありません。
今後は、これまで紹介したものを実際に活かした私のトレード事例をコンテンツとして公開していくことを予定しております。
その他、追加情報があれば、20ページ以降のコンテンツとして追加していくことも検討中です。