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【8ページ】FXでボリンジャーバンドを使った投資戦略を立てるときに必ず確認しておきたい4つのこと
お得な豆知識

このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)8ページ目です。

7ページ目では、私が根拠に基づいたFXの投資判断をするために「ボリンジャーバンド」を使っている理由について紹介しました。

また、ボリンジャーバンドを使って投資判断を行う上で、とても大切なボリンジャーバンドの特徴を2つ紹介しています。

本ページ(8ページ)では、私が実際に行っているFXでボリンジャーバンドを使った投資戦略を立てるときに必ず確認しておきたい4つのことを紹介していきます。

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【必ず読んで確認してください】大切な前置きをします

本ページ(8ページ)で紹介するボリンジャーバンドを使った投資戦略は、ボリンジャーバンドの特徴を活かしたものです。

そのため、7ページで紹介したボリンジャーバンドの収束確率をはじめ、エクスパンションとスクイーズを知らなければ、本ページの内容を理解するのは困難です。

したがって、上記内容がわからない場合や曖昧な場合は、一度、7ページの内容を振り返っていただいてから、本ページを読み進めていただくことを推奨します。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
リンク設定していることから、上記7ページの青文字をクリックまたはタップすることで内容確認が可能です。

ボリンジャーバンドのエクスパンションを利用した投資戦略

チャートにボリンジャーバンドを表示されるように設定したとき、エクスパンションを利用した投資戦略はとても重要になります。

このとき、以下画像のエクスパンションを確認したとき、人によって考え方が以下の2つに大きく大別されるはずです。

相場の流れに沿った「順張り」と相場の流れに逆らう「逆張り」のどちらで投資をする?

1.エクスパンションは、トレンド発生時に生じるものであるため、上昇トレンドに準じて「順張り」投資

2.ボリンジャーバンドの収束確率を考慮したとき、黄色および緑色の矢印時、共に90%を超える確率で下落するため「逆張り」投資

仮に、黄色矢印で順張り(買い注文)を行った場合、次のローソク足は大きく上昇しており、大きな利益を得られる結果になっています。

逆に、収束確率を考慮して逆張り(売り注文)を行った場合、大きな損失を被る結果となります。

一方、緑色の矢印の場合は、立場が逆転します。

緑色の矢印で順張り(買い注文)を行った場合、次のローソク足は一時的に大きく上昇した後、大きく下降しており、結果として損失を被る結果になっています。

逆に、収束確率を考慮して逆張り(売り注文)を行った場合、大きな利益を得られる結果になっていることがわかります。

これらの結果、エクスパンションを利用した投資戦略は、順張り、逆張りのどちらであっても間違いとはいえません。

したがって、重要なポイントは、予測が外れた場合の対処方法になります。

投資予測が外れた場合を投資前に考えておくことが重要

過去のチャートより答えは出ているものの、私が普段のトレードを考慮したとき、黄色矢印および緑矢印のいずれであっても「逆張り」をしているでしょう。

これは、90%以上の収束確率を考慮して、為替レートが下落するだろうという合理的な根拠があってのものです。

しかし、黄色矢印で投資をした場合、大きな損失を被り、これは「含み損」として抱えることになります。

人によっては、損切り(損失確定決済)を行ってやり直す方法を取る人もいるでしょう。

ただ、私の場合は、投資予測が外れた場合をあらかじめ想定し「小さな投資を積立」「ナンピン=ドルコスト平均法」を活用した投資方法を採用しています。

上記画像から私が普段行っている投資過程と金額を考慮しますと、以下のような流れとなります。

1.2024年4月25日(木):黄色矢印(逆張り=売り注文)10,000通貨:レート113.958

2.2024年4月26日(金):緑色矢印(逆張り=売り注文)10,000通貨:レート115.555

ナンピン=ドルコスト平均法によって、ピンク矢印の平均売りレートは114.756(113.958+115.555)÷2

含みは、-15,970円(115.555-113.958)×10,000

3.2024年4月29日(月):終値114.443 

含みは、3,130円(114.756-114.443)×10,000

投資開始時は、結果として投資予測が外れて一時的に約15,000円の含み損を抱えました。

しかし、ナンピンをしたことで、平均売りレートが当初の113.958よりも114.756に上がりました。

これは、114.756よりも為替レートが下がった場合、結果として含み損から含み益に転じることを意味します。

ボリンジャーバンドの収束確率を信じた結果、木曜日から投資を開始したものが、月曜日にはプラスに転じる結果となりました。

仮に、投資から決済までの投資戦略で、基準線に達するまで投資を行うと決めていた場合、決済終了は5月1日(水)です。

水曜日の基準線レートは112.637ですから、確定利益は42,380円(マイナススワップ考慮しない)です。

マイナススワップを考慮しても、木曜日から水曜日までの約1週間の運用で40,000円程度の利益が得られたことになります。

このように、どこから投資を行い、どこで投資を終えるのか?一連の流れを事前に考え、想定が外れたときにどうするのか?も考えておくことが大切になります。

【全力投資厳禁】余裕を持たせて時間を味方に

たくさんのお金を短い時間で一度に手に入れたい気持ちは誰にでもあると思います。

そのため、今回の例のように、高い収束確率を意識して全力投資される人もいるかもしれません。

しかし、そのようなやり方で投資をしますと、一時的にうまくいくことがあったとしても、長い目で見たとき、大きな損失を被ることが間違いなくあるでしょう。

最悪な場合、トータルで多額の損失を被り、自信や余裕が無くなることがあっても何ら不思議ではありません。

そのため、時間をかけて分散させながら投資をする考えを持つことが大切です。

1.50,000通貨を1回で投資=総投資50,000通貨

2.25,000通貨を2回に分けて投資=総投資50,000通貨

3.10,000通貨を5回に分けて投資=総投資50,000通貨

4.5,000通貨を10回に分けて投資=総投資50,000通貨

上記1から4を比較しますと、すべての投資量は50,000通貨で同じです。

仮に、最初の投資で予測の通りにうまくいきますと、利益額は1が最も多く、4が最も少なくなります。

しかし、絶対はなく、損失を被るリスクをできる限り低く抑えるためには、3や4のように、時間をかけて細かく分散投資するのが望ましいといえます。

1つの通貨ペアに固執せずに、複数の通貨ペアも組み合わせて活用することで、小さなリスクで思い描いた利益を得られるきっかけが作れることでしょう。

スクイーズからのレンジ相場は、投資を見送る

ボリンジャーバンドが平行になり、ローソク足も上下変動を繰り返している場合、レンジ相場の状況です。

レンジ相場では、大きな利益を得ることは難しく、時間効率が悪いため、別の通貨ペアでトレンドが発生しているものを探すようにしましょう。

なお、上記画像は週足ですが、自分が普段使用している時間足がレンジ相場の場合も投資を見送るように心がけたいものです。

本ページの最後に、まとめと「ナンピン=ドルコスト平均法」について触れておきます。

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8ページのまとめと次回予告

FXでボリンジャーバンドを使った投資戦略を立てるときに必ず確認しておきたい4つのことを簡単にまとめます。

1.エクスパンションを利用した投資戦略は、順張り・逆張りのどちらで投資をしても間違ってはいない

2.投資予測が外れた場合を投資前に考えておくことが重要(損切りする?ナンピンする?)

3.全力投資は厳禁。時間をかけて分散投資を心掛けよう

4.スクイーズからのレンジ相場は、投資を見送る

あくまでも私の投資戦略と前置きし、投資予測が外れた場合、私はナンピンを必ず行っています。

ナンピンは、攻めと守りが両方行える投資手法である一方、間違えてしまいますと、損失が膨らむデメリットがあります。

次回9ページは、このナンピンについて紹介します。

ただし、ナンピンにつきましては、すでに当事務所で公開しているものがあるため、それをリライトして9ページとします。

【9ページ】FXで攻めの投資と守りの投資を兼ねるナンピン手法とは?ナンピンの効果と注意点も紹介


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