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【15ページ】FXでチャートに表されるローソク足から読み取れる大切な情報と基本ポイント
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このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)15ページ目です。

すでに公開しているその他のページにつきましては、下記の目次リンクから確認することができます。

【目次】FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと

はじめに、14ページでは、FXの投資計画や目標金額を達成するために大切な「チャートの値幅確認」について紹介しました。

チャートの値幅確認をした上で投資計画を立てることは大切であるものの、チャート上に表されるローソク足から読み取れる情報を知ることも大切です。

そこで本ページ(15ページ)では、いまさらなのですが、特に大切なローソク足の基本ポイントについて、要点を絞って紹介していきます。

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【大きく2種類】ローソク足から読み取れる大切な情報について

チャート上に表されるローソク足は、赤色と青色など大きく2種類に分けられて示される場合が一般的です。

また、実際に表示されたローソク足から読み取れる大切な4つの情報があり、それぞれを確認していきましょう。

出典:みんなのFX ローソク足とは?覚えておきたい基本形と分析に活用するポイントより引用

ローソク足の陽線と陰線の違い

まず、ローソク足は、陽線(ようせん)と陰線(いんせん)の2種類に大きく分けられます。

陽線と陰線の違いは、以下のポイントを知ると簡単です。

陽線:始値(はじめね)よりも終値(おわりね)の為替レートが高い場合に表示される

陰線:始値(はじめね)よりも終値(おわりね)の為替レートが安い場合に表示される

なお、画像では赤色が陽線、青色が陰線となっていますが、FX会社によって表し方が異なる場合があります。

つまり、赤色だから陽線、青色だから陰線といった色別で判断してはいけません。

重要なのは、始値よりも終値のレートが高いのか?安いのか?で判断しなければならないところにあります。

ローソク足から読み取れる大切な4つの情報

陽線であっても陰線であっても、1つのローソク足を見ることで、始値・終値・高値(たかね)・安値(やすね)の4つの価格を確認できます。

以下、実際のチャートとローソク足で、具体的にどのようなことなのかを説明していきます。

上記画像は、ユーロ/米ドル(EUR/USD)の12時間足チャートです。

一例として、2024年5月16日、0時のローソク足で、説明をします。

はじめに、緑枠で囲まれた部分を見ることで、始値・終値・高値(たかね)・安値(やすね)の4つの価格を確認できます。

・始値(open):1.08576 ・高値(high):1.08952 ・安値(low):1.08558 ・終値(close):1.08873

それぞれの価格は、アルファベットの頭文字を取って表記しています。

4つの価格からわかることをもう少し詳細かつ簡単に紹介

先の例を基に、4つの価格からわかることをもう少し詳細かつ簡単に紹介していきます。

・始値(open)が「1.08576」であることから、2024年5月16日0時の為替レートは1.08576でスタートした。

・高値(high)が「1.08952」であることから、2024年5月16日0時から2024年5月16日の11時59分59秒までの12時間で最も高い価格は1.08952だった

・安値(low)が「1.08558」であることから、2024年5月16日0時から2024年5月16日の11時59分59秒までの12時間で最も安い価格は1.08558だった

終値(close)が「1.08873」であることから、開始から12時間後の2024年5月16日の11時59分59秒の為替レートは1.08873で終了した

・結果として、為替レートが12時間で29.7pips(1.08873-1.08576)上昇したため陽線が表示されている

なお、pipsの計算方法や実際の金額計算が気になる人は、13ページですでに紹介していますので、そちらのページを確認してください。

【多すぎる】ローソク足の種類やパターンはすべて覚える必要なし

実のところ、チャートに表示されるローソク足には、種類やパターンがとても多い特徴があります。

そのため、FXで利益を得るために、すべての種類やパターンを覚えなければならないと思う人もいるはずです。

実際、私も初心者の頃は、同じように感じたときがあったのですが、これは「とても大きな落とし穴」です。

私の場合、毎日のFX投資と投資判断において、ローソク足の大きさやヒゲ(後述します)の長さなど、大まかな部分は確認します。

ただし、ローソク足の種類がこうだから次はこうなる、ですとか、このパターンが出たから次は上がる、下がるといった投資判断は確実に行いません。

なぜならば、実際のFX投資において、ローソク足の種類やパターンの傾向にはまったからといって、必ずはまったサインの通りに為替レートが推移しないからです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
私のように、12時間足、日足、週足など、長い時間足を基準とした投資を行っているほど、ローソク足の種類やパターンは気にならない人が多いと思います。

なお、ローソク足の種類やパターンが気になる人は、参考情報として、以下の外部リンクで一通り確認されるとよいでしょう。

参考情報:外為どっとコム ローソク足とは?見方、種類、組み合わせパターンを解説

【重要】ローソク足の長いヒゲが確認できたときに意識するべきポイント

出典:DAILYFX ローソク足はヒゲの長さに注目!?FXのヒゲの意味と優位性のあるトレードシグナルを解説!より引用

チャートに示されたローソク足を見ますと、上記画像のように、長い上の線や下の線を目にすることがあります。

上に長い線を「長い上ヒゲ(うわひげ)」といい、下に長い線を「長い下ヒゲ(したひげ)」といいます。

長い上ヒゲや長い下ヒゲが付いたローソク足は、ほかのローソク足に比べて極端に目立つため、見落とすことはまずありません。

見落とすことはないからこそ、これらの長いヒゲが示すサインも見落とさないことがとても重要になります。

長い上ヒゲと長い下ヒゲが示す重要なサイン

ローソク足に長い上ヒゲと長い下ヒゲが生じた場合、これらが示す重要なサインは以下の通り。

長い上ヒゲ:一時的に為替レートが大きく上昇したものの、その後、売り注文が多くなったことで、為替レートが大きく下降した

長い下ヒゲ:一時的に為替レートが大きく下降したものの、その後、買い注文が多くなったことで、為替レートが大きく上昇した

特に日足、週足、月足など、長い時間足を見たときに長いヒゲが生じていた場合、為替レートの流れが反転する可能性が高いことを意味します。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
長い上ヒゲは、強い売り注文によって、今後下降、長い下ヒゲは、強い買い注文によって、今後上昇する可能性が高いってことです。

なお、短い時間足の場合、長いヒゲが生じても一過性に過ぎず、引き続き同じ方向へ大きく上昇したり下降したりする傾向があるため、注意が必要です。

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簡単なまとめと次回予告

FXでチャートに表されるローソク足から読み取れる大切な情報と基本ポイントを紹介しました。

始値・高値・安値・終値といった4つの価格に加え、ローソク足の長いヒゲとその意味を知ると、投資計画や投資戦略に役立つ情報になることは確かです。

これに加え、もう1つ知っておくべき重要なことがあります。

それは、買い手側と売り手側の心理や考えです。

なぜ、このようなことが重要になるのか?

次回は、コラム記事として買い手側と売り手側の心理や考えが重要になるポイントについて、すでに公開している記事をリライトしたものを紹介します。

【重要コラム】FXはギャンブルではない!むしろ将棋のように頭を使った資産運用だと言い切れる理由

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