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FXで月1万円を小さなリスクで得るには?時間・分散・スワップポイントを意識したトレードを考える

本日、令和4年6月12日(日)です。

日曜日は、為替相場がお休みのため、トレード履歴やチャートを見て、前週のトレードを振り返ったり来週からのトレード方針を考えていました。

そのような中、何となくFXで月1万円の利益を小さなリスクで得る私なりの考え方を紹介してみようかな?と、ふと思いました。

最後まで内容を読み進めていただいた結果、内容の良し悪しや考え方について、それぞれ賛否両論あると思います。

とはいえ、小さなリスクで少しでも利益(お金)を得たい人もおられるはずです。

仮に、興味のある方は、ぜひ、最後まで読み進めていただければと思います。

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FXで月1万円を小さなリスクで得るには?

はじめに、FXで月1万円を小さなリスクで得るためには、タイトルにもありますように「時間・分散・スワップポイントを意識したトレード」を考えると良いと思います。

具体的にどのようなことなのか?それぞれ個別に考えを綴っていきます。

時間をかけたトレードを行う

時間をかけたトレードとは、具体的にスイングトレードを採用することです。

短時間でトレードを終了する「スキャルピング」やその日の内にトレードを終了する「デイトレード」ではなく、数週間から1ヶ月程度の時間をかけるスイングトレードが望ましいと考えます。

スイングトレードは、時間をかけてまったり行うことができるトレードですから、チャートを常に張り付いて見ることもありません。

また、小さなリスクで月1万円を得る目的がありますから、少額の投資資金で時間をかけて含み益を大きく伸ばせるメリットも得られます。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
スイングトレードは、普段仕事をしていてトレード時間をあまり割けない人やFX初心者におすすめの方法です。

分散投資でリスクを小さく抑える

FXトレードで小さなリスクを負うためには、投資資金である預託証拠金に対して多くのポジションを持たないことが極めて重要です。

そのため、小さなリスクで利益を得るためには、分散投資を心掛け、ポジションを分けて投じることが大切です。

簡単なイメージとして、たとえば、カジノのルーレットで「赤」もしくは「黒」のいずれかに投じるものとします。

このとき、所有しているコインは全部で10枚あったとしたとき、一度に5枚や10枚のように多くコインを投じるのではなく、1枚ずつや2枚ずつのように細かく分けてコインを投じるといったイメージです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
長い時間をかけて、少しずつ分散投資する方が小さなリスクで利益を得られる期待が高くなります。

毎日スワップポイント(不労所得)を得る

スイングトレードを行うメリットの1つにスワップポイント(不労所得)を得られることがあげられます。

厳密には異なりますが、あえてわかりやすく伝えることを前置きした上で、スワップポイントとは、【毎日もらえる預金利息のようなもの】です。

参考:みんなのFX スワップポイントとは?

スワップポイントは、アメリカやオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、南アフリカ、トルコ、メキシコ、ロシアなど、その国の通貨によって金額が全く異なります。

ただし、新興国である南アフリカやトルコ、メキシコなどは、日本に比べて金利水準が高く、比較的高めのスワップポイントを毎日もらえる特徴があります。

加えて、投資資金も少ない金額で投じられるメリットもあり、この優位性を活かすことが、月1万円を小さなリスクで得るためのポイントの1つです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
新興国への投資にはデメリットもあるため、最後まで読み進めてくださいね。

時間・分散・スワップポイントを意識したトレードを考えてみる

これまでの内容を踏まえて、ここでは、時間・分散・スワップポイントを意識したトレードを考えてみます。

なお、前提条件は以下の通りとします。

・投資資金(預託証拠金)は10万円とします。

・南アフリカランドへ投じるものとし、1lot(1000通貨)あたり400円が必要証拠金であるものとします。

・10lot(10,000通貨)ずつ分散投資をするものとします。

・スワップポイントは、1lotあたり1.5円得られるものとします。(簡潔にするため、スワップポイントは変動しないものとします)

・目標金額は、月1万円とします。

はじめに、1回のトレードで10lot投じるわけですから、必要証拠金は4,000円、スワップポイントは1日あたり15円です。

仮に、このまま1ヶ月間(30日とします)ほったらかしても、スワップポイントの合計は450円(15円×30日)ですから目標金額に到達しません。

そのため、為替差益にあたるキャピタルゲインも考慮したトレードが必要になります。

ただし、10lotで1万円の利益を得るためには、100pipsを得なければならず、値動きのない南アフリカランドへの投資では極めて厳しいのが現状です。

そのため、目標を達成するためには、10lotを分散して、細かくポジションを増やしていかなければなりません。

ちなみに、今回の例ですと、1ヶ月間のうち、50lotで10pips(5,000円の利益)を2回取得する方法や100lotで10pips(1万円)を1回取得する方法など、さまざまな方法が選択できるでしょう。

なお、あまりおすすめ致しませんが、100lotを投じると、1ヶ月間で得られるスワップポイントは4,500円(1.5円×100lot×30日)となり、スワップポイントと為替差益を合わせて含み益が1万円になったとき目標が達成できたと考えることもできます。

また、月1万円が目標ということは、2ヶ月間で2万円ですから、上記内容をもっと長い時間を活用し、運用する柔軟な考え方もできそうです。

ただし、小さなリスクで月1万円を目標としていることを踏まえますと、やはり10lotずつ細かく分散させ、細かくスワップポイントと為替差益を分けて得る方が望ましいでしょう。

週足や日足など長期足を軸にトレードをすることが絶対

スイングトレードで、かつ、新興国への通貨へ投資をして月1万円を得るには、週足や日足など長期足を軸にトレードすることが絶対条件です。

なぜならば、週足や日足などが高値にある状態でポジションを持ったとき、スワップポイントは毎日得られる一方、大きな為替差損が生じ、含み損が大きくなるリスクを抱えるからです。

そのため、週足や日足チャートが下落し、安値にあるときに分散投資をすることが、月1万円の利益目標を達成するための近道になります。

とはいえ、値動きがない通貨、または値動きが遅い通貨ほど、上記のようなチャンスがあまりないことも事実。

だからこそ、チャンスが到来したときは、チャンスを逃さずに、時間をかけて月1万円にこだわらずに、2ヶ月で2万円以上、3ヶ月で3万円以上のように考えることも必要になると思います。

新興国への投資にかかるデメリット

新興国への投資にかかるデメリットは、経済情勢が不安定なため、予期せぬ大暴落が起こり得るところにあります。

特に、スワップポイントが高いトルコリラは、為替の大暴落によって投資資金のほとんどを失ってしまったり、大きな為替変動によってスプレッドが広がり、強制ロスカットになってしまうリスクもあります。

先進国の通貨に比べて安定しないデメリットがどうしてもつきまとってしまうため、新興国の通貨でスワップポイントを得ながら為替差益を得るには、小さな投資を分散して行うことがとても大切になるのです。

スイングトレードは、長い時間をかけてポジションを持つことになりますので、投資資金とlotの調整・管理がとても大切です。

おわりに

最後に、FXで月1万円を小さなリスクで得るための私なりの考えをまとめます。

・スイングトレードで時間をかけたトレードをする

・新興国の通貨への投資でスワップポイントと為替差益を同時に得る

・1回のトレードにおいて、ポジションを細かく打つ(100lot投じる場合、10lotを10本、20lotを5本のようなイメージ)

・週足や日足といった長期足を軸にトレードする(週足や日足が安値(底値)付近でトレード)

・追加のポジションは、レートが下がったときのみにする(細かいナンピンで、平均ポジションレートを低くする)

・逆指値(損切り注文)は、広めに設定する

賛否両論あると思いますが、試しにやってみてはいかがでしょうか?

上記図のように、小さなlotをコツコツ時間をかけて積立ながら投資をすることによって、無理なく小さなリスクでlotを増やすことができます。

また、スワップポイントもそれに準じて多くもらえることになりますので、一度に大きな利益を取りにいくのではなく、ゆとりをもって、まったりトレードを行っていきたいものですね。


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