本ページでは、FXを始めるメリットとデメリットについて、簡単にわかりやすく紹介していきます。
はじめに、FXをやったことがない人やFXを知らない人からしますと、FXに対して全体的に悪いイメージが定着しているのではないでしょうか?
ただ、実際に普段からFXをしている私(独立系FP)としては、「考え方」や「やり方」によっては、ファイナンシャルプランニングに良い影響を与えると感じています。
そこで本ページでは、勝ち負け関係なく、FXを始めるメリットとデメリットをまずは紹介します。
合わせて、ファイナンシャルプランニングとの関係性について私の考えも綴っていきます。
目次
【単純明快】FXを始めるメリット
まずは、FXを始めることで得られるメリットを簡単にまとめます。
お金を増やすことができる
FXを始めるメリットの1つ目は「お金を増やすことができる」ところにあります。
FXは、為替レートがこれから上がるのか?下がるのか?を予測し、その予測が当たることによってお金を増やすことができます。
チャート分析で期待値を上げる
FXは、為替レートが上がるのか?下がるのか?を予測して「二者択一」でお金を増やせる特徴があります。
そのため、ここだけを見ますと、あてずっぽうでただのギャンブルではないか?と思われる人も多いのではないでしょうか?
しかし、この考えは誤っています。
なぜならば、為替レートが上がるのか?下がるのか?を予測する上でチャート分析を行うからです。
スワップポイント(不労所得)でお金を得られる
FXを始めるメリットの2つ目は「スワップポイント(不労所得)でお金を得られる」ところにあります。
お金を増やすことを考えたとき、できることならば働かずにお金を得たいと思う人は多いはずです。
これは、柔軟に考え方を変えますと「不労所得を手に入れたい」と考えることもできます。
実のところ、FXを始めると、初心者・経験者・上級者を問わず、誰でもスワップポイントをもらうことができるのです。
スワップポイントでもらえる金額は少額ではあるものの、基本的に毎日もらえる特長があります。
そのため、時間をかけてコツコツ不労所得を得たい人にとっては魅力的なメリットともいえます。
時間をお金に変えられる
FXを始めるメリットの3つ目は「時間をお金に変えられる」ところにあります。
人によって異なりますが、平日の日中は仕事のために自分の時間を取られている人が多いはずです。
FXは、多くの人がイメージするような「画面に張り付いて凝視していなければならない」といったことはありません。
つまり、働いている時間や寝ている時間など、自分の取られている時間をお金に変えられるメリットがFXにはあるのです。
勝ち負けの金額を自分で自由に決められる
FXを始めるメリットの4つ目は「勝ち負けの金額を自分で自由に決められる」ところにあります。
人によって、お金の価値観はすべて異なります。
また、たとえば、10,000円のお金を得たり失ったりすることに対する抵抗も、人によって異なるはずです。
まして、これが1日で、1週間で、1ヶ月でといった期間で考えたとき、人の感じ方は千差万別ですよね?
FXは、自分の考え方でこれら勝ち負けの金額を自分で自由に決められるメリットがあります。
【トレード結果を紹介】本ページの作成・公開日がたまたま月末の日曜日だったので
FXのデメリットを紹介する前に、本ページの作成・公開日がたまたま月末の日曜日(令和4年7月31日)だったので私のトレード結果を紹介します。
ちなみに、FXは、土曜日の早朝から日曜日にかけて市場がお休みとなります。
つまり、FXをしたくてもFXをすることができないということです。
トレード結果を要約すると以下の通りです。
1.7月の為替差益による損益:68,236円(売買損益)
2.7月のスワップポイントによる損益:178円(スワップ損益)
3.7月のトレード損益:68,414円(決済損益。1と2を合わせた金額)
7月は、68,414円の利益を得ることができています。
上記は、ヒロセ通商でFXを行った結果であり、総獲得pipsは、488.1pipsです。
【投資資金はいくら?】どのくらいの投資資金でやったの?
トレード結果を見たとき、68,414円の利益を得るのにどのくらいの投資資金で始めたのか?気になる人もおられるでしょう。
結論から申し上げて、「約10万円」です。
この答えを見た人は、入金(投資資金として入れたお金)が365,000円になっているのに嘘だ!と思われる人もいるでしょう。
また、10万円のお金でこんなにお金が増えるわけないじゃんって思われる人もいることでしょう。
上記画像を見ると、オンライン入金した日が7月26日であることを確認できます。
つまり、月末近くにまとまったお金を投資資金として入金していることがわかります。
加えて、先に紹介した「期間損益集計画像」の新規約定数量(lot)653の意味を知ると、より真実であることが明確です。
この「新規約定数量」とは、7月1日から7月31日までの1ヶ月間で取引した総投資通貨量です。
つまり、7月はトータルで「653,000通貨の投資をした」という意味になります。
なお、1,000通貨や10,000通貨を投じるとどのくらいのお金が得られ、どのくらいの投資資金が必要になるのか?を知ると、より今回の公開が真実であることが明確になります。
【重要】FXを始めるデメリット
FXを始めるデメリットとは、簡単にFXのメリットと逆のことです。
お金を失ってしまうことがある
FXを始めることでお金を失ってしまうことがあります。
つまり、予測した為替レートが思った方向とは逆に値動きしたことによって損失を被ることを意味します。
生活習慣が乱れてしまう危険性がある
FXを始めると、為替レートがどのようになっているのか気になるものです。
そのため、普段の日常生活が乱れて寝不足になったり、家族とのコミュニケーションが不足する危険性もあるでしょう。
目先の損益にとらわれて自分を見失うことがある
お金を得ることは何ら問題ありませんが、FXでお金を失いますと自分を見失ってしまうことがあります。
具体的には、「損失した分を取り戻すために大きな取引をする」が最もわかりやすいでしょう。
時間をかけて、冷静にコツコツ利益を積み上げていけるところはFXの魅力です。
しかしながら、お金を失うと、この冷静な判断ができなくなってしまい、さらにお金を失ってしまうデメリットが生じることがあります。
FX会社によっては損失以上のお金を支払わなければならないこともある
FXでは、投資資金以上に損失を被った場合、強制ロスカットの仕組みによって、自動的に強制決済される仕組みがあります。
FX取引では元本を超える損失が発生することがあります。証拠金維持率が一定の水準を割り込んだときに、さらなる損失の拡大を防ぐために保有の建玉を強制的に決済することを強制ロスカットといいます。
強制ロスカットは、相場が急変動した場合でも想定以上にお客さまの資金を減らさないための“安全装置”です。
出典:セントラル短資FX 強制ロスカットとは?より引用
強制ロスカットになりますと、投資資金のほとんどを失います。
そのため、投資資金に見合った無理のないトレードをすることがとても大切になるのです。
なお、FX会社によっては、強制ロスカットのほか、追証(おいしょう)といって損失以上のお金を支払わなければならないこともあります。
【簡単な対策】FXのデメリットを回避するために必要なこと
FXのデメリットを見たとき、どのようにしたらメリットを活かしながらデメリットを回避できるの?と思われる人も多いはずです。
これは、決して難しいことではなくごく当たり前のことをすることで十分対策をすることができます。
小さなお金で始めること
FXは、少額のお金(小さなお金)で始められるところが大きな魅力です。
そのため、FXの経験をとにかく積むためにも、まずは小さなお金で始めることがとても大切です。
FXの基本知識を学ぶ
FXで利益をあげるためには、FXの基本知識を学ばなければなりません。
基本知識を学ぶ方法は、書籍を購入して独学で学ぶ、ネットやSNSなどの情報から学ぶ、講座やセミナーを受講するなどさまざまです。
ただし、ネットやSNSなどの情報から学ぶ場合は、注意が必要です。
これは、アフィリエイト広告などの収益目的である場合がどうしてもあること、人によってトレード方針が異なることがあるからです。
つまり、何が正しくて何が間違っているのか?自分で判断することができなくなってしまう危険性があることを意味します。
ちなみに、私は書籍を購入して独学で学びましたが、信用・信頼できる人に直接聞きたかったというのが当時の本音です。
【おわりに】ファイナンシャルプランニングとFXの関係性
FXを始めるメリットとデメリットを簡単に紹介しました。
FXのメリットとデメリットを一通り確認し、私のトレード結果を見たとき、やり方次第でお金を増やしていけるものと感じられた人も多いのではないでしょうか?
少なくとも、FXの悪いイメージが少しだけでも払拭されたという人もおられるでしょう。
さて、ファイナンシャルプランニングを考えたとき、FXを始めることとファイナンシャルプランニングにはどのような関係性があるのでしょう?
私は独立系FPとして、自分のライフプランやリタイアメントプランを望んでいる方向へ進めていくための1つの方法になり得ると考えます。
たとえば、老後生活で考えてみましょう。
多くの人は、将来の老後生活について不安を抱えている人が多い印象を受けます。
このとき、少ない年金とまとまった貯蓄で最期まで人生を謳歌できるのであれば最高なはずです。
しかしながら、少ない年金で貯蓄が少なく、リタイアしても働かなければならない場合はどうでしょう?
まずは、高齢につき、雇用してもらえるのかどうか?が不安要素にあげられます。
次に、身体状況によって働くことができない可能性も不安要素としてあげられます。
このようなとき、あなたならどうしますか?
お金が必要で、このようになってからFXを始めますか?
私は、このような人は自分都合でうまくいくとは思えません。
なぜならば、お金の余裕がないだけでなく経験も全く足りていないからです。
加えて、自分都合のFXをすることも考えられ、紹介したデメリットにかかるリスクを直接被ることも容易に予測できます。
したがって、FXを学び、ライフプランやリタイアメントプランに活かすためには、お金と時間に余裕のあるときから始めるのが効果的だと考えます。
極端な例えですが、FXのトレードスキルを身につけるということは、下半身が動かなくなったとしてもお金を生み出せる力を身につけられているということです。
ここまで、リタイアメントプラン(老後生活)で考えてみました。
しかし、現役の人のライフプランで考えても同様のことは考えられるはずです。
FXに限ったことではありませんが、ライフプランやリタイアメントプランを考える上で収入の柱(収入源)は、複数あった方が良いに決まっています。
改めてご自身の将来を考えたとき、どのようにして収入の柱を増やしていくか?考えてみたいものです。
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ご相談も随時受付しておりますので、ご検討をよろしくお願いいたします。