楽天証券では、平成30年10月28日から投資信託の積立を楽天カードで買付できるようになりましたが、これによって私たち投資家が得られる最大のメリットは、「買付金額の1%分の楽天スーパーポイントが付与される」ところにあります。
出典 楽天証券 投信積立で楽天カード決済が可能に!2018年10月28日スタート!より引用
たとえば、つみたてNISAを楽天証券で始めている方が、楽天カードから毎月33,000円の買付資金を決済するとすれば、330ポイント(33,000円×1%)が毎月付与されることを意味します。
つまり、つみたてNISAを活用して積立投資をするのであれば、どの道、買付して支出する金額は一緒でありますから、クレジットカードを利用した決済の方がポイントが付与される分、絶対にお得になるということになります。
目次
楽天証券でつみたてNISAの買付を楽天カードに切り替えた体験談
筆者は、平成30年1月から始まったつみたてNISAをこれまで活用していたNISAから切り替えすることで楽天証券で制度の開始から始めておりますが、この度、平成30年10月28日より、冒頭で紹介したようなサービスが始まったことに伴い、自身にとっては得策であるということから、銀行口座からの引き落としに代えて、楽天カードを利用したクレジットカードの買付に変更しました。
ただし、楽天証券のWEBサイトを確認しますと、クレジットカード決済への切り替えは簡単なのですが、切り替えの時期(タイミング)によっては、1ヶ月間、買付ができなくなってしまう場合が生じることがあるため、直接オペレーターに電話して引き続き毎月の買付ができるようにするための方法を教えてもらいました。
積立設定している買付日によって、切り替え時期(タイミング)に注意
筆者は、つみたてNISAでの投資信託の買付日を毎月10日に設定していましたが、楽天カードに切り替えることによって、毎月1日に買付が行われるようになります。
とはいえ、これに関しては、まったくどうでも良い話であり、つみたてNISAは、毎月継続して積立投資をすることに意義があるわけでありますから、ここは特に気にする必要はありません。
問題は、切り替え時期(タイミング)です。
あくまでも、ご自身の責任の下、楽天証券に直接電話して確認して下さいと前置きしますが、オペレーターさんがスケジュールを確認し、クレジットカードへの切り替え締切日が「12日」となっているとのことでしたので、筆者の場合は、毎月10日に買付設定をしていることから、10日・11日・12日の3日間の間に自分で切り替え手続きを行う必要があります。
この切り替え時期(タイミング)を間違えますと、1ヶ月間、積立買付ができなくなってしまうためロスが生じてしまいます。
したがって、ご自身の買付タイミングと切り替えタイミングの関係性が極めて重要になるため注意が必要です。
クレジットカード決済にするとボーナス等の増額ができない
筆者は自営業者でありますからボーナスが出ることは当然にありませんが、会社員や公務員などの給与の支給を受けている方やボーナスを活用した増額設定をしている方は、クレジットカード決済にすることで増額設定できない点にも注意が必要と言えます。
つみたてNISAを活用した資産形成を考える上で極めて重要なポイントになりますので、こちらも細心の注意を払った上で検討したいものです。
残り19年間のポイントを計算
筆者は、つみたてNISAでの買付を楽天カードを活用したクレジットカードに切り替えることによって、平成31年1月から新たな得られるポイントを計算したところ単純計算で以下のような結果となりました。
- 33,000円×1%=330ポイント(1ヶ月あたりに付与されるポイント)
- 330×12ヶ月×19年間=75,240ポイント
つみたてNISAは、20年間に渡って非課税の恩恵を受けられることは多くの方がご存知だと思いますが、1年目の買付が終了し、残り19年間で引き続き積立買付を行ったとしますと、75,240円分のポイントをタダで得られるわけでありますからこれってやっぱりお得ですよね。
長い目で見ると大きな影響が生じますように、つみたてNISAで積立投資を行い、将来の資産形成をするということは、多くの方の人生にとってプラスの影響を与えることは確かだと思います。
おわりに
つみたてNISAは、平成30年1月から新たに始まった少額投資非課税制度ですが、基本的に銀行・証券会社・インターネット証券会社など多くの金融機関で始めることができます。
ただし、複数の金融機関で行うことはできず、1人あたり1つの金融機関でのみの活用となりますから、実際につみたてNISAを始める金融機関選びはとっても大切です。
本記事は、あくまでも筆者個人の体験談を綴ったものであり、楽天証券を推しているブログではありませんが、つみたてNISAを始めるのであれば、さまざまな金融機関を比較検討して自分にプラスになるような金融機関選びをするのが得策になることは確かです。