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etaxのID・パスワード方式の届出を行ってきてメリットを考えてみた話
お得な豆知識

本ページでは、国税庁が無料でサービスを提供している「国税電子申告・納税システム=etax」の「ID・パスワード方式」の届出を行ってきた話とID・パスワード方式のメリットを考えてみた話をお得な豆知識としてブログに綴っています。

はじめに、筆者は、令和2年1月27日に、所轄の税務署である秋田北税務署へ行って、「国税電子申告・納税システム」であるetaxの「ID・パスワード方式」の届出を行ってきました。

これによって、マイナンバーカードやICカードリーダライタが無くても確定申告を電子申告で行えることになり、一言で手間が省けることにつながりました。

今回のお得な豆知識では、「国税電子申告・納税システム」であるetaxの「ID・パスワード方式」に焦点をあて、届出をするメリットについて、筆者がetaxの「ID・パスワード方式」の届出を行うことになった経緯と共に紹介していきます。

etaxの「ID・パスワード方式」とは

はじめに、そもそもetaxの「ID・パスワード方式」とは、どのようなものなのか、以下、国税庁の解説を引用して紹介します。

ID・パスワード方式の届出完了通知に記載されたe-Tax用のID・パスワードを利用してe-Taxを行う方法です。

マイナンバーカードとICカードリーダライタは不要です。

なお、ID・パスワード方式の届出完了通知の発行は、税務署で行う方法とご自宅から行う方法があります。

出典 国税庁 ID・パスワード方式とはより引用

上記解説より、etaxの「ID・パスワード方式」とは、ID・パスワード方式の届出が完了することによって発行されるIDとパスワードを利用することで、電子申告で確定申告などを行う方法であることがわかります。

加えて、ID・パスワード方式は、お住いの市区町村の役所に行ってマイナンバーカードを作る必要がないほか、家電量販店で販売されているICカードリーダライタを購入して用意する必要がありません。

つまり、etaxの「ID・パスワード方式」の届出を済ませるということは、24時間いつでも、自宅から確定申告書などを作成してデータを送信することができるため、わざわざ市区町村の役所や税務署へ足を運ぶ必要がなく、費用をかけずに時間の短縮につながることを意味します。

なお、etaxの「ID・パスワード方式」の届出をするには、税務署で行う方法とご自宅から行う方法の2つの方法があることも解説しています。

etaxの「ID・パスワード方式」を税務署で行う方法

職員による本人確認を行った上で発行しますので、顔写真付きの本人確認ができる書類(運転免許証など)をお持ちの上、お近くの税務署にお越しください。
なお、平成30年1月以降、確定申告会場などでID・パスワード方式の届出完了通知を受け取られた方は、既にID・パスワード方式のご利用が可能です。

出典 国税庁 ID・パスワード方式とはより引用

本ページの冒頭でもお伝えしておりますが、筆者は、etaxの「ID・パスワード方式」を税務署で行う方法で届出を行いました。

この理由は、次項で解説するetaxの「ID・パスワード方式」ご自宅から行う方法を見ると一目瞭然なのですが、あらかじめ、大まかな手続きについて電話で確認していた理由もありました。

その結果、税務署へ足を運ぶ必要はあるものの、届出が完了するまでほんのわずかな時間で足りるとのことで、筆者は迷うことなくこちらの方法を選びました。

ちなみに、筆者が届出を完了するまでにかかった時間は、税務署の職員の方に呼ばれるまでの待機時間も含めて概ね15分から20分程度だったと思われます。

なお、本人確認のため、顔写真付きの本人確認ができる書類(運転免許証など)が必要ですのでお忘れなく・・・。

etaxの「ID・パスワード方式」ご自宅から行う方法

作成コーナートップ画面の「ID・パスワード方式の届出」から届出を行うことができます。
届出を行う場合のみ、マイナンバーカードとICカードリーダライタが必要となります。
届出を行うと、作成コーナーからe-Taxを利用する際、マイナンバーカードとICカードリーダライタが不要になります。

出典 国税庁 ID・パスワード方式とはより引用

etaxの「ID・パスワード方式」ご自宅から行う方法は、etaxのWEBサイトから届出を行うことができるのですが、届出を行う場合のみ、マイナンバーカードとICカードリーダライタが必要となります。

そのため、マイナンバーカードとICカードリーダライタがいずれも無ければ、この方法を活用して届出をすることができないことを意味します。

加えて、仮に、これら2つが揃っているのであれば、そもそもetaxの「ID・パスワード方式」を選択する必要がなく、最初から「マイナンバーカード方式」で電子申告をすれば良いとも考えられ、etaxの「ID・パスワード方式」を行うのであれば、税務署で届出を行う方法が望ましいと言えるのではないかと筆者は考えます。

筆者がetaxの「ID・パスワード方式」の届出を行うことになった経緯

筆者がetaxの「ID・パスワード方式」の届出を行うことになった経緯は、毎年、税務署から送付される確定申告のお知らせの葉書でした。

内容は、いつもの通りなのですが、中身を見ると「ID・パスワード方式:届出なし」という文言が目につきまして、ん?これって何だ?と思って調べたのがきっかけです。

実のところ、筆者は毎年の確定申告について、etaxを活用して確定申告書を作成し、書面(印刷)で税務署へ提出していたのですが、今回、確定申告書等作成コーナーを確認したところ、「etaxで提出」「印刷して提出」のほかに「etaxで提出 ID・パスワード方式」というのがあり、3つの方法から選択できるようになっていました。

で、いろいろと調べていきますと、「etaxで提出 ID・パスワード方式」は、筆者自身に取ってみますと、これまで行っていた印刷して提出する方法よりもメリットが多いということで、令和元年度の確定申告は、「etaxで提出 ID・パスワード方式」を利用して、さくっと終わらせてしまおうと考えた次第です。

過去にetaxで電子申告をしたこともあるが・・・

令和2年1月現在において、すでに廃止されておりますが、当時、etaxで電子申告をするのが開始されて間もない当初は、1人1回限り、電子申告をして確定申告をすることによって、5,000円の税額控除が適用される時代がありました。

筆者は、その時、住民基本台帳カード(住基カード)を市役所で作成し、家電量販店でICカードリーダライタを購入して確定申告をしたこともありましたが、住基カードの電子署名は、一生モノではなく限りがあること、5,000円の税額控除は一度きりであることなどから、電子署名の有効が切れてからは、ずっと書面で確定申告書を提出してきた経緯があります。

ちなみに、電子申告における税額控除は、5,000円の税額控除から3,000円の税額控除に変わり、今ではすでに廃止されていると経緯もあります。

何が言いたいのかと申しますと、マイナンバーカードを作成するための時間とICカードリーダライタを購入するお金をかけて電子申告をする大きなメリットが、令和2年1月現在において納税者にとってあまりないということです。

しかしながら、ID・パスワード方式を利用することによって、前述したデメリットが解消され、基本的にメリットが多く得られると筆者は考えています。

etaxのID・パスワード方式を利用するメリットとは

etaxのID・パスワード方式を利用するメリットとは、やはり、24時間いつでも確定申告書を作成してデータを送信することができ、かつ、還付金の受け取りが早いことがあげられます。

Q42 還付金はどのくらいで還付されるのですか。

A 還付金については、速やかに支払手続を行うよう努めておりますが、申告書の記載内容や添付書類等の審査など、支払手続を適正に行うための所要の処理を正確に行う必要があることから、その支払手続にはある程度の日数が必要となります。特に、2月・3月の所得税及び復興特別所得税と消費税及び地方消費税の確定申告期間中は、大量の申告書が提出される時期ですので、還付金の支払手続にはおおむね1か月から1か月半程度の期間を要することをご理解ください。自宅や税理士事務所からe-Tax(電子申告)で提出された還付申告は3週間程度で処理しています(e-Taxで1月・2月に提出された場合は、2~3週間程度で処理しています。)ただし、申告内容が誤っていたことにより、改めて申告書を作成し、提出した場合は、e-Taxで提出した場合であっても、上記期間で処理されないことがあります。

出典 国税庁 【税金の還付】 Q42 還付金はどのくらいで還付されるのですか。より引用

上記、国税庁の解説を一通り読み進めますと、書面で確定申告書を提出する場合に比べてetaxで確定申告をした方が、還付金の受け取りが早いことを解説しています。

ちなみに、確定申告が始まる2月16日付近や申告期限にあたる3月15日付近は、やたら混むため、書類を提出するだけでも無駄な時間がかかってしまうことが多くなっています。

そのため、etaxで作成した確定申告書をID・パスワード方式で送信し、別途書類の送付が税務署に対して必要な場合は、郵送や混まない時期や時間帯に持参提出することで、無駄な時間とロスが避けられることになります。

おわりに

筆者は、税務署から郵送された確定申告のお知らせで「ID・パスワード方式」があることに気付き、届出を行いましたが、税務署の職員の方が言うには、2年から3年前にはすでに始まっていたとのことでした。

筆者の場合ですと、はがきのお知らせと確定申告書の作成コーナーでの画面によって気付くことができましたが、もうちょっと早く気づければよかったですし、もう少し早く気づきやすい配置にしてほしかったよって思うのが率直な想いです。

とはいえ、令和元年度分の申告から時間短縮が図られることになるのは確かですし、特に、毎年、確定申告をする方であれば、etaxを電子申告で行う方法をマスターしておくことはご自身のためになることだとも思います。

また、会社員や公務員などの給与所得者の方であったとしても、たとえば、家族や世帯の医療費が多額にかかったことによる医療費控除の適用を受けることもあると思います。

この時、医療費控除は、確定申告をしなければ適用されない所得控除でありますので、etaxのWEBサイトにある「医療費控除のフォーム」を活用した確定申告書の作成を知っておくことも決して損なことではないと筆者は考えます。

悪気はないとあらかじめ前置きさせていただきますが、税務署へ「ID・パスワード方式」の届出をする際、あるおじさんが、医療費の明細書について職員に尋ねており、書ききれなかったら??と言ったのを耳にしましたが、書ききれない程の医療費を明細書に書くの??だるすぎると思ってしまいました。

etaxのWEBサイトにある「医療費控除のフォーム」を活用すると、わざわざ、医療費を手書きで書く必要もないですし、集計する必要もなく、etaxで作成した確定申告書に簡単に反映させられ、税金の計算を誤ることは絶対にありません。(国税庁のシステムですから、誤っていたらそもそも大変ですよね・・・)

仮に、確定申告によって医療費控除の適用を受けるユーザーの方であれば、以下、当事務所が公開している医療費控除の記事を参考にetaxを活用されてみてはいかがでしょう?

確定申告で医療費控除を簡単に受けるための準備方法とは?医療費控除の対象となる医療費も合わせて紹介


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