このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)21ページです。
なお、すでに公開しているその他のページにつきましては、下記の目次リンクから確認することができます。
はじめに、前回の20ページでは、働きながらFX投資をする人が投資チャンスを逃しにくい注文方法として「IFO(アイ・エフ・オー)注文」を紹介しました。
チャートに各種ラインを引いて相場分析が行えており、投資戦略が明確なとき、IFO(アイ・エフ・オー)注文は大きな強みになることは確かです。
ただし、重要な経済指標が発表される日の時間帯は、指標の発表と結果によって相場の流れが大きく変わってしまう可能性があります。
つまり、しっかりできている相場分析と明確な投資戦略が、重要な経済指標の結果1つで覆されてしまう懸念があることを意味します。
そこで本ページ(21ページ)では、重要な経済指標と発表される時間帯を事前確認することが合理的な投資戦略につながる理由を紹介していきます。
目次
【基本的に毎日発表】そもそも経済指標って何?
まずは、経済指標とはどのようなものなのか?について触れていきます。
経済指標とは、各国の政府や経済関連の中央省庁(日本では財務省、経済産業省、内閣府など)、中央銀行(日本では日本銀行)が発表している「経済に関連する統計」です。
出典:外為どっとコム 経済指標の見方・読み方!初心者が抑えておくべき11の経済指標を解説より引用
経済指標は、世界各国の経済に関連する統計結果です。
基本的に毎日発表される経済指標は、対象となる国(通貨)、重要度、発表される時間帯などが異なります。
また、それぞれのFX会社では、その日に発表される経済指標と時間帯、重要度、指標予想などを「経済指標カレンダー」で公開しています。
経済指標をあらかじめ確認することは、なぜ合理的な投資戦略につながるのか?
説明が重複することを前置きしておきます。
基本的に毎日発表される経済指標は、経済指標カレンダーを見ることで、その日に発表される経済指標と時間帯、重要度、指標予想などを確認できます。
このとき、実際に発表された重要度の高い経済指標が以下のような結果だった場合、為替相場が大きく変動することがあります。
・指標予想よりも結果が大きく上回った場合
・指標予想よりも結果が大きく下回った場合
・指標予想に比べて結果が極めて良かった場合
・指標予想に比べて結果が極めて悪かった場合
これらの結果は、冒頭で紹介した相場の流れが大きく変わってしまう可能性を生じさせます。
加えて、しっかりできている相場分析と明確な投資戦略が、重要な経済指標の結果1つで覆されてしまう懸念があることになります。
したがって、万一のリスクに備えるための投資戦略として、経済指標をあらかじめ確認することはとても大切なのです。
【強く推奨】重要度の高い経済指標が発表されるときの投資戦略
重要度の高い経済指標が発表される日や時間帯に、新規投資や決済をする場合は特に注意が必要です。
一例として、相場の流れに沿って新規投資を行ったとします。
このとき、重要度の高い経済指標の結果を受けて、相場の流れが逆行してしまったらどうでしょう?
大きな相場の流れに対して逆らった投資をすることになり、短期的にも長期的にも含み損が大きく膨らんでしまう危険性が生じます。
なお、ギャンブルをやっているわけではありませんので、大きな利益を得ようとして、指標発表前に山を張って大きな投資をすることは確実に避けるようにしましょう。
すでに投資をしている状況である場合
重要度の高い経済指標が発表される日や時間帯に、すでに投資をしている状況も十分考えられます。
このとき、投資をしている通貨ペアが、重要度の高い経済指標の対象国(通貨)であるかどうか?を必ず確認してください。
たとえば、オーストラリアの政策金利が発表される日だったとしたとき、AUD(オーストラリアドル)が絡む通貨ペアに投資をしているかどうか?といったイメージです。
仮に、AUD(オーストラリアドル)が絡む通貨ペアに投資をしていた場合、政策金利発表によって、大きく含み益が増えたり、大きな含み損を抱えることになります。
特に、含み益になっている状態で対象となる通貨へ投資をしていた場合、指標発表前よりもかなり前にいったん利益確定することを強く推奨します。
これは、重要な経済指標の結果を受けて流れが変わり、含み益が含み損になってしまうのを確実に避けるためです。
利益確定した後に、さらに想定した通りの値動きをしたときは、決して後悔せず、すでに11ページで紹介しているエリオット波動の第3波を狙おう。
何度も言いますが、ギャンブルをしているわけではありませんから、予測できる大きなリスクは、あらかじめ避けておくことが無難な選択です。
まだまだ重要なポイントはあるのですが、ページそのものが煩雑になる可能性があります。
そのため、続きは新たにページを作成・公開し「次回予告」の最後にてリンクを追加することにします。
【次回予告】経済指標の大切な注意点や具体的な重要経済指標などについて
本ページ(21ページ)では、重要な経済指標と発表される時間帯を事前確認することが合理的な投資戦略につながる理由を紹介しました。
しかし、何が具体的に重要な経済指標にあたるのか?といった肝心な部分について、本ページでは紹介することができませんでした。
また、重要な経済指標と合わせて経済指標の大切な注意点も知っておく必要があります。
これらを本ページで紹介しますと、文字数が多くなりすぎて、ページそのものが煩雑になると考えました。
そのため、経済指標の大切な注意点や具体的な重要経済指標などにつきましては、21ページ続きとして新たにページを作成・公開することにします。