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【21ページ続き】FX投資における重要な経済指標と経済指標の大切な注意点を簡単にまとめて紹介
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このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)21ページ続きです。

なお、すでに公開しているその他のページにつきましては、下記の目次リンクから確認することができます。

【目次】FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと

はじめに、前回の21ページでは、重要な経済指標と発表される時間帯を事前確認することが合理的な投資戦略につながる理由を紹介しました。

しかし、何が具体的に重要な経済指標にあたるのか?といった肝心な部分について、21ページでは紹介することができませんでした。

また、重要な経済指標と合わせて経済指標の大切な注意点も知っておく必要があります。

そこで本ページ(21ページ続き)では、これらの要点やポイントを簡単にまとめて紹介していきます。

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【注意点】経済指標の重要度を示す表記はFX会社によって異なる

経済指標は、基本的に毎日発表されますが、対象となる国(通貨)、発表される時間帯、指標の重要度は異なります。

このとき、発表される経済指標の重要度は、FX会社によって表記のしかたが異なっている点に注意が必要です。

以下、表記の一例です。

・星の数で重要度を表記:「★」「★★」「★★★」

・言葉で重要度を表記:「熱」「激熱」「超激熱」

「超激熱」であったり「★★★」で表記されている経済指標ほど、その重要度は高いことを意味します。

ただし、あらかじめ押さえておくべき大切な注意点があります。

【大切な注意点】「超激熱」や「★★★」の経済指標が必ず大きな値動きをするとは限らない

「超激熱」や「★★★」で表記されている経済指標が発表されたとき、大きな為替変動があるように感じてしまうと思います。

しかし、実際にFX投資の経験を積めば積むほど気が付くのですが、これらの経済指標によって必ずしも為替相場が大きな値動きをするとは限りません。

加えて、もう1つ重要な注意点があります。

それは、指標予想よりも結果が上回ったからといって必ずしも為替相場が上昇するわけではありません。

逆のパターンも同様で、指標予想よりも結果が下回ったからといって必ずしも為替相場が下降するわけでもありません。

これらのことから、重要な経済指標の指標予想を基に、指標発表前に新規投資を行うギャンブルトレードは必ず避けることを推奨します。

大きな変動が必ずと言ってよいほど伴う重要な経済指標について

「超激熱」や「★★★」で表記されている重要な経済指標の中には、大きな変動が必ずと言ってよいほど伴う重要な経済指標があります。

そのため、以下の経済指標が発表される日や時間帯は、特に重要視しておくべきことを強く推奨します。

米国雇用統計

・ADP雇用統計(アメリカ)

・新規失業保険申請件数(アメリカ)

各国の政策金利発表

・各国の消費者物価指数(CPI)発表

・各国の要人発言

米国雇用統計は、原則として毎月第1週目の金曜日に発表される経済指標で、最も重要な経済指標といっても過言ではありません。

発表される時間帯は、21時30分もしくは22時30分で、この発表によって、すべての通貨が「一時的」または「継続的」に大きく為替変動します。

つまり、米国雇用統計は、現在だけでなく今後の為替相場がどちらの方向で値動きするのかを判断するための重要な経済指標であることを意味します。

各国の政策金利発表について

各国の政策金利が発表される日や時間帯は、その対象となる国(通貨)が「一時的」または「継続的」に大きく為替変動します。

たとえば、イギリスの政策金利が発表される日の時間帯は「GBP(ポンド)」が絡む通貨ペアが大きく反応するということです。

佐藤 元宣
佐藤 元宣
同様の考えでいきますと、オーストラリアの政策金利が発表される日の時間帯は「AUD(オーストラリアドル)」が絡む通貨ペアが大きく反応するといったイメージです。

ただし、FOMC(アメリカの金融政策を決定する会合)が発表する政策金利については、アメリカドルに限りません。

つまり、FOMC(アメリカの金融政策を決定する会合)が発表する政策金利は、すべての通貨が「一時的」または「継続的」に大きく為替変動します。

端的に、アメリカが対象となる重要度の高い経済指標が発表される日の時間帯は、特に注視しておくとよいでしょう。

なお、大まかな経済指標の見方やポイントは、SMBC日興証券が公開しているページを参考にされると良いと思います。

スプレットの急拡大と狭い逆指値設定(損切り)に要注意

重要な経済指標が発表される時間帯は、スプレットが一時的に急拡大します。

特に、発表の1分前あたりから、発表した直後、発表後の5分・10分間あたりはスプレットの変動は激しい傾向にあります。

投資をしている通貨ペアによって、スプレットの拡大差に違いはあるものの、狭い逆指値を設定している場合は特に注意が必要です。

なぜならば、スプレットの急拡大によって、設定した逆指値にレートが達してしまい、損切り(損失確定)になってしまうからです。

本来ならば、利益を得られていたはずが、一時的なスプレットの急拡大によって、損失確定され、その後、当初の方向へ大きく伸びるなんてこと・・・。

投資初心者ほど、やりがちですので、本当に注意が必要です。

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まとめと次回予告

そこで本ページ(21ページ続き)では、FX投資における重要な経済指標と経済指標の大切な注意点を簡単にまとめて紹介しました。

このページは、2024年7月7日(日)に作成・公開しておりますが、おとといは「米国雇用統計」が発表された日でした。

本ページで紹介しましたように、米国雇用統計発表後は、為替相場が大きく上昇と下降をすることとなりました。

そして、米国雇用統計は、今後の為替相場がどちらの方向で値動きするのかを判断するための重要な経済指標であることを紹介しています。

つまり、為替市場が休場しているときだからこそ、チャートを確認し、来週からの投資計画を立てる準備をしておくことが極めて重要です。

そこで次回(22ページ)では、為替市場が休場している土日の時間帯にやっておくべき投資計画について紹介します。


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