本ページでは、学生を対象としたクレジットカードにおける記事監修を行った結果、独立系FPと親の両方の立場から感じたことを綴っています。
はじめに、クレジットカードの機能や利便性を考えたとき、多くの社会人は複数のクレジットカードを保有している人も多いはずです。
ただ、クレジットカードは便利な決済ツールである一方、使い方を間違えますと、毎月のお金をうまく回していけない懸念が生じることは言うまでもありません。
そんなクレジットカードを学生で持つことは、はたしてどうなのか?
今回は、独立系FPで子を持つ親の両方の立場から感じたことを綴っていきます。
目次
学生がクレジットカードを保有するのは賛成?反対?
あくまでも私個人の主観であることを前置きし、学生がクレジットカードを保有するのは条件付きで賛成です。
ここで言う条件とは以下の通り。
1.安定したアルバイト収入があるなど、定期的な収入が得られていること
2.クレジットカードを保有するのをあらかじめ親と情報共有しておくこと
3.クレジットカードの利用代金を遅延した場合の重要なリスクを理解していること
このページを作成している時点において、私の長男は高校2年生です。
仮に数年後、長男が大学などへ進学し、自分名義のクレジットカードを保有する場合、上記3つの条件をすべて満たしていることで賛成します。
このように考える理由は、次項の通りです。
【自己責任】クレジットカードの利用は後払いの債務(負債)を抱える
クレジットカードを利用しますと、支払方法を問わず、利用代金は後で支払うことになります。
つまり、クレジットカードを利用することによって、後払いの債務(負債)を抱えます。
このとき、後払いの債務(負債)を決済するためのお金を代金の支払日までに準備しておかなければなりません。
そのためには、安定したアルバイト収入があるなど、定期的な収入を得られている必要があります。
【リスクヘッジ】万一の場合に備えた親が行う対策準備
大学などへ進学しますと、基本的に自由で楽しい学生生活が始まるものと考えられます。
これに加え、地元から離れたところで学生生活を行う場合、新たな友人が増え、環境の大きな変化によって気持ちが大きくなるのは自然なことでしょう。
このとき、大きな気持ちで無計画なクレジットカード利用は確実に避ける必要があります。
とはいえ、学生で人間の欲を考慮したとき、一時的な誘惑に負けて無計画にクレジットカードを利用してしまうことは十分予測できます。
つまり、時と場合によっては、クレジットカードの利用代金を自己責任で支払えない懸念があるかもしれません。
このような場合に備えて、学生がクレジットカードを持つのであれば、親はそのクレジットカードを保有していることを知っておく必要があります。
なぜならば、学生である子が抱えた債務を肩代わりすることになる懸念が生じるからです。
また、学生である子は、債務を支払うために時間や集中力が取られ、本業である学業に専念できない懸念が生じる可能性もあるでしょう。
【重要なリスク】学生(子)の個人信用情報に傷がつかないようにする対策
クレジットカードの利用代金や各種ローンなど、信用取引によって毎月支払ったり返済するお金を遅延することは大きなリスクを伴います。
上記のような遅延を度重ねたり、連続した場合、個人信用情報に著しい問題が生じることは確かです。
個人信用情報に著しい問題が生じますと、各種ローンが組めない、クレジットカードを持つことができないなどの弊害が年単位の長い期間に渡って強いられます。
仮に、学生である子が自分名義のクレジットカードを保有し、このような重要なリスクを知らなかったとしましょう。
これに加え、甘く身勝手な考えで、クレジットカードの代金を支払わないようなことが続いた場合、学生である子は、自身の個人信用情報に傷がつくことになります。
大学などを卒業し、社会人になり、自動車が必要な場合、自動車ローンを組むことはできません。(確実に審査落ち)
早くに結婚し、ブライダルローンを組む場合、ブライダルローンも組むことはできません。(確実に審査落ち)
さらに、住宅ローンを組む場合、住宅ローンも組むことはできませんし、夫婦共有名義でローン審査へ申し込んでも確実に審査落ちです。
配偶者が、その事実を初めて知ったとき、配偶者はどのように思われるのでしょう?
【PR】今回記事監修したページの紹介について
冒頭で、このページでは、学生を対象としたクレジットカードにおける記事監修を行った結果、独立系FPと親の両方の立場から感じたことを綴っている旨をお伝えしております。
ちなみに、記事監修したページと内容につきましては、以下のリンクより確認することができます。
さまざまなクレジットカードがある中で、どのクレジットカードを選べばよいのかわからない、どのような特徴があるのかわからないといった人も多いはずです。
仮に、自分の子どもが大学生などで、自分名義のクレジットカードを保有する話になった場合、親子間で情報共有しながら上記、監修記事の内容を一通り確認されるのもよいでしょう。
なお、監修記事は、学生を主体としている内容ではあるものの、一般の社会人にも共通する内容が含まれています。
そのため、さまざまなクレジットカードの特徴を簡単に確認したい人にとって参考になる可能性はあるでしょう。