このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)コラムページです。
ここまで10ページを作成・公開し、1つの区切りといいましょうか、節目のタイミングと感じ、ちょっとしたコラムページをちょこちょこっと挟んでいきたいと思いました。
あくまでも筆者個人の主観を勝手に綴っているものですが、最後まで読み進めていただいた結果、何となくわかる(共感できる)と思ってもらえたら嬉しいです。
今回は、最初のコラムページですが、ジャムの法則がFXの投資判断にもあてはまると思える理由を過去の失敗と共に紹介します。
目次
そもそも「ジャムの法則」ってどんな法則?
「ジャムの法則」は、簡単に言うと「選択肢が多すぎると、かえって選択することができない」という法則です。
たとえば、お腹がすいてラーメン屋さんに行ったとしましょう。
このとき、A店は中華そば専門店で「小」「中」「大」の3種類のみ。
一方、B店はさまざまなメニューがあり24種類もあります。
はたして、どちらの方が選択に迷わないでしょう?

仮に何かを選ばなければならないとき「3種類」と「24種類」では、選択肢の少ない3種類の方が早く選びやすいはずです。
この「ジャムの法則」が、FX投資にもあてはまると思える理由は次項の通りです。
【投資判断に迷い】トレード経験が少ないときほどFXの知識や情報を多く吸収しようとする
過去の自分を振り返りますと、FXのトレード経験が少ないときほど、無駄にたくさんの知識や情報を吸収しようとします。
なぜならば、常に結果を残したい気持ちが強く勝っているからです。
そのため、以下で紹介するような心理状態に陥ります。
・絶対に利益を得てやる
・絶対に損失を被らない
・今日は〇円の利益を絶対に得るぞ
・これはチャンス。ここは一気にがっつり投じて大きく儲けてやるぜ など
トレード経験が乏しく、にわかな知識と情報を頼りに、上記心理状態でトレードをしますと、どんな結果になるのか?容易に予測できるはずです。
思ったような結果を得られないときが続くと、自信を無くし、たくさん詰め込んだ「にわかな知識」と「情報」が投資判断を迷わせます。

しばらく投資判断に迷って答えが見つからない。
この問題が解決できたきっかけの1つとして「不要(無駄)な情報を入れない」ことがありました。
目から入る情報をシンプルにしたことで投資判断がぶれなくなった
FX投資において、売り買いの投資判断をサポートするために、多くの機能が実にたくさんあります。
(どこのFX会社でもあたりまえに無料で利用できる機能を提供している)
この便利な機能がたくさんありますと、それらの機能をフルに活用することで、安定して継続した利益を得られやすくなるような気もするはずです。
しかし、これが大きな落とし穴だったことに私は気が付きました。(あくまでも私の場合)
なぜならば、本来、投資判断を補助するための機能は、目に入る情報が多くなったことによって逆に投資判断を迷わせる原因になっていたからです。
為替相場が上がるか?下がるか?だけを予測するシンプルなことに、判断材料が多くある状態。
これだと迷ってしまうのも無理はない。
まして、大切なお金に直接絡むことだからこそ、意識してしまう。

私のFX投資判断材料とジャムの法則
私がFX投資において売り買いの投資判断をする材料は以下の通り。
・ボリンジャーバンド(要所部分のみ)
・12時間足・日足・週足・月足といった長い時間足
・ダウ理論とエリオット波動(要所部分のみ)
・マルチタイムフレーム分析
上記4つの材料を総合的に組み合わせて投資判断をしています。
ちなみに、人によっては「どの通貨ペアがおすすめ?」といったことを疑問に感じている人もおられるようです。
為替相場は、市場が開いている時間帯において、常に変動しています。
つまり、おすすめの通貨ペアというよりも相場状況を見て「自分の投資判断に合致した通貨ペアを探して投資する」のがむしろ正しいと思っています。
ただ、さまざまな通貨ペアに投資をしますと、その通貨の特性上、自分にとって相性の良し悪しは間違いなくあるでしょう。
おわりに
FX投資において、複数の投資判断材料から結果に結びつけられることは理想だと思います。
しかし、ジャムの法則のように、あまりにも投資判断材料がありすぎますと迷ってしまいぶれた投資になり兼ねません。
自信のないぶれた投資は、たまたま運でうまくいく可能性はありつつも、やはり悪い結果になる可能性の方が高いと思います。
なお、次回11ページで紹介する「ダウ理論」と「エリオット波動」は、とても重要な投資判断材料になります。
実際のトレードで大切と思われる要所に絞って紹介する予定ですので、合わせて読み進めてもらうと良いでしょう。