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資産運用と資産形成を考えて感じた話 ~攻撃は最大の防御なりとはよく言ったものだ~

日常のFP業務を行っていて、ふと感じた資産運用と資産形成を考えて感じた話をブログに綴っていきたいと思います。

おそらく多くの皆さまは、将来について何かしらお金の不安を抱えている方が多いのではないかと思いますが、このような不安を払拭するために「貯金」や「節約」といった対策をはじめ、万が一に備えて「生命保険」や「損害保険」への加入をされている皆さまも多いと思います。

これらの対策を大まかに考えた時、どれも備えになると考えられ、いわば「防御」がしっかりしていると考えることができます。

では、「攻撃」についてはどうなのでしょう?

当事務所では、FP相談ということで、様々なお金の相談に応じさせていただいておりますが、ずっと以前から感じていたことがあります。

それは、年金や老後といった将来の資産形成をするための書籍に書かれている「豊かな老後生活に必要なお金は3,000万円」といったフレーズです。

このフレーズは、あまりにも抽象的(大まか)すぎて、大きな誤解を与えてしまい兼ねないといつも懸念しています。

この根拠を導き出すための計算方法は、具体的でかつ合理的な部分は確かに否めませんが、現在価値で計算されているため、たとえば、将来の年金が目減りしてしまう懸念や消費増税などのような事情が加味されていないため、抽象的にならざるを得ないわけです。

さらに、都道府県によって収入や所得の違いがあるほか、世帯別の支出の状況や価値観が異なる中で「豊かな老後生活に必要なお金は3,000万円」のフレーズはあまりにも無責任である気がしてならないわけです。

で、何が言いたいのか!

「豊かな老後生活に必要なお金は3,000万円」といったフレーズを気にすることなく毎日を幸せに生活することはとっても大切だということをまずは綴っておきたいと思います。

ただし、「将来を考えた資産運用や資産形成を考えてから」と付け足しておきます。

このように感じたのは、あくまでも私個人の主観となってしまうのですが、「人生はいつ何が起こるのか分からない=思わぬ幸せが突然やってくる」といった実体験をしている最中であるからです。

そして、「攻撃」という名の資産運用や資産形成を確立しなければ、貯金や保険だけでは家族全員を守っていくことは将来的に難しくなってくると心から感じているからです。

大きな資産形成が確立できているということは、将来、大きな負担を強いられることがあったとしてもそれをカバーすることができるリスクヘッジ対策になることは明白である一方で、防御にあたる貯金や保険は、限度額を超えてしまった部分を補填することはできないといった弱さもあるのは紛れもない事実です。

このように考えた時、攻撃も防御も家族を守るためにはどちらも大切ではあるものの、攻撃は最大の防御なりとはよく言ったものだと感心してしまいます。

本文中でも記述させていただきましたように、お金に対する価値観や考え方は世帯によって異なりますので、正しい答えといったものはありません。

ただし、それぞれの世帯の状況にあった「最適な選択肢」といったものは必ず存在すると私はいつも感じています。

今、我が佐藤家では「攻撃は最大の防御なり」といったフレーズの下、資産運用と資産形成を考えて奮闘中です。


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