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お金の教養の大切さを感じた話

平成29年8月21日に、過去2年連続で秋田県が主催するAKITAライフセミナーに参加された大学生が、当事務所を訪れ、卒業論文にかかるテーマについてのインタビューをしました。

約3時間に渡って行われたインタビューの中で、「お金の教養」といったカテゴリーが、どこの学校に行っても詳しく学ぶことができないといった点について、これからの人生を歩んでいく中で、大きなロスであることを確認致しました。

ここで言う「お金の教養」とは、経済学などの学問ではなく、生きていくための「お金の知恵」を指します。

実際、このインタビュー後に毎日のFP業務や子どもとの会話を経て、お金の教養を身に付けるためには「お金に関する関心」を強く持たなければよろしくないのでは?と感じたのですが、本ブログではそのことについて綴っていきたいと思います。

わが、佐藤家では、現在、長男が小学生ということもあり、毎日の宿題が課されて帰ってくるのですが、宿題は必ず事務所内の椅子に座らせて、私の監視の下、やらせるスタイルを取っています。

そして、宿題が終わると、事務所内の書棚から勝手に本をあさって読んでいるのですが、「漫画で覚える投資信託」や「磯野家の相続」といった、漫画絡みの本に食いついて、真剣に読んでいるのを見ますと、子どもながらに関心します。

最近は、お金を増やすことに興味があるようで、与えられたおこづかいの一部を投資信託に回すなどと言いはじめ、あげく「複利効果ってすごいね!」や「ジュニアNISAやる」とか、ついに眠れる獅子が目を覚ましたか!?と親ばかながらに感じています。

子ども自慢をしていると不愉快に思われた皆さまには大変申し訳なく思いますが、まずは、子どもの興味のあることについてとにかく好きにやってみさせることってとても大切であると思います。

投資信託や相続の本を読んで、さすがに小学生にはまだ早いのは分かっていますが、本人が興味を持って手に取った本を取り上げる必要なんてどこにもなく、宿題よりも集中して本を読んでいる姿を見ますと、好きなことをやって夢中で没頭しているのとさほど変わらない印象を受けました。

言うまでもなく、本の内容が頭に入っていて、「それ小学生のセリフじゃねーよ」って思うこともしばしばですが、このようなお金に絡む教養は人生を生きていく上でむしろ学校の授業よりも大切なことだと私は「本気」で思っています。

これから時代がどのように変わるのか誰にも分かりませんが、自己責任と自助努力が必要不可欠な時代であるのは確かな中で、どのようなことが起こったとしても自己解決できるようなお金の教養を持ち合わせて欲しいものだと本気で思います。

私は、FPという仕事をして心底そのように感じており、むしろすべての人がお金の教養をしっかりと吸収して、FPという仕事や需要が無くなってしまうくらいであれば、きっと日本は豊かな国になるのだろうとも思います。

そのためには、小さなうちからお金に関する教養を身に付けさせることが大事ですし、そのような習慣を1人ひとりの親が意識して教育にあたるべきだと感じています。

お金というと生々しいイメージを持たれてしまいますが、なぜ良い職に就くことが子どもの教育に受け入れられて、お金の教養が受け入れられないのでしょうか?

良い仕事につくということは、お金をたくさんもらうということ、そのたくさんもらったお金をどのように使うのかといった流れの下、お金について考えさせる教育もあるべきなのではないでしょうか?

家庭の範囲内でお金の教養を身に付けさせなければならない時代がまだまだ続きそうですが、義務教育の一環でそのような時代が来たら、1人ひとりの人生がきっと大きく変わるのかもしれませんね!?


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