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FXで資産運用や資産形成することを独立系FPの立場で考えてみる【にわかトレーダーのコツコツFXブログ】

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FXで資産運用や資産形成するとはどのようなことなのかについて、にわかFXトレーダー兼、本業である独立系ファイナンシャルプランナー(FP)の立場で真剣に考えていきたいと思います。

はじめに、現在ご自身が置かれている状況から、将来のライフプランニングやリタイアメントプランニングを考えた時、お金の流れにあたるキャッシュフローや資産運用についてバランス良く考えることが重要になります。

とはいえ、新型コロナウィルスをはじめとした思いもよらない不測の事態が起こることによって、時として、真剣に考えていた将来像が思い描いたように進まなくなってしまう懸念が生じてしまうことも十分に考えられます。

この懸念の大きさや影響は、人によって個人差が生じることになるものの、お金や家計、貯蓄といった経済の面で考えますと、現在の収入源だけに固執する考え方は、この先はたして本当に大丈夫なのか疑問が残ります。

単刀直入に、独立系ファイナンシャルプランナー(FP)という立場で申し上げますと、これからは、現在の収入源だけに固執するのではなく、他の収入源となる複数の方法を個人や世帯で模索しておくことが極めて重要になるのではないかと思っています。

そこで、今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、資産運用の一環および他の収入源を模索するといった意味合いから、FXで資産運用や資産形成するとはどのようなことなのかについて、お金の専門家である独立系ファイナンシャルプランナー(FP)の立場で真剣に綴っていきたいと思います。

なお、注意事項として、本ブログはユーザーの皆さまへFXを行って資産運用をするように推奨しているものではありません。

あくまでも筆者個人が、資産運用の一環として行っているFXで、将来のライフプランニングやリタイアメントプランニングにどのような影響を与えそうなのかを個人の主観でお伝えするものとなります

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FXで資産運用をするとはどのようなことなのか

資産運用は、ご自身が保有しているお金を運用することによって、さらにお金を増やすことを言います。

つまり、投資や投機、ギャンブルと呼ばれるものを問わず、ご自身のお金を運用することによって、さらに多くのお金を得ることが目標達成のためのゴールになります。

この時、資産運用には「短期」「中期」「長期」といった考え方が存在し、どのくらいの期間でどのくらいのお金を得ることをゴールとするのか、いわゆる資産運用の目的や金額を明確にしておく必要があります。

ちなみに、FXを活用した資産運用は、投機にあたり「短期」「中期」「長期」のいずれの期間であったとしても向いている資産運用です。

以下、FXで資産運用を行うざっくりとしたイメージです。

・FXで短期の資産運用を行うイメージ:毎日、数分間や数時間のトレードを繰り返し、10,000円の利益を得る

・FXで中期の資産運用を行うイメージ:数日から数週間の時間をかけて利益を大きくし、50,000円の利益を得る

・FXで長期の資産運用を行うイメージ:数ヶ月から1年をかけてトレードを行い、300,000円の利益を得る

短期・中期・長期の考え方は、人によって考え方は異なるものの、FXは、流動性が最も高い現金(お金)を自宅で、自分の時間を活用して自由に資産運用できるところが大きな魅力です。

また、FXで利益を得た場合、その利益額はいつでも出金してすぐに現金化することができるため、資産運用をFXで行うことは、お金の流れにあたる「キャッシュフロー」に大きな影響を与えることにもつながります。

FXを活用して資産運用を行うイメージと具体的な利益額とは

FXは、流動性が最も高い現金(お金)を自宅で、自分の時間を活用して自由に資産運用できるメリットがあります。

このメリットは、多くの人にとってみますと、とても魅力的に感じてしまうことは確かだと思いますが、実際にFXを活用して資産運用を行いますと、どのくらいの利益額が見込めるのか気になる人も多いと思います。

そこで本項では、一例となりますが、筆者自身が実際に行ったFXトレードの結果を基に、具体的な利益額のイメージを紹介します。

上記のトレード結果は、2020年7月度におけるものとなり、筆者自身のFXトレードノートとして以下のブログで検証記録を公開しています。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【2020年7月度におけるトレードノートの公開と検証記録】

このトレード結果を基に、具体的な利益額はいくらになるのか簡単な計算方法を次項で紹介します。

FXの利益額計算方法

FXの利益額は、実際に投じた「lot数(投資単位)」によって変わり、このlot数で値動きする金額に獲得pips数を乗じた金額となります。

以下、具体的な利益額を計算式も交えて見るとわかりやすくなると思われます。

なお、0.1lotは、1,000通貨で計算し、1pipsあたり10円としています。

・lot数が、0.1lotの場合:10円×447.7pips=4,477円

・lot数が、0.5lotの場合:50円×447.7pips=22,385円

・lot数が、1lotの場合:100円×447.7pips=44,770円

・lot数が、5lotの場合:500円×447.7pips=223,850円

・lot数が、10lotの場合:1,000円×447.7pips=447,700円

筆者は、2020年7月の総獲得pips数が447.7pipsであったため、上記のような計算式で計算した利益を1ヶ月で得たとイメージしていただくことで足ります。

筆者がFXを活用して資産運用を行うイメージとは

筆者がFXを活用して資産運用を行うイメージは、数日から数週間の時間をかけて利益を大きく獲得する中期の資産運用です。

あくまでも語弊の無いように申し上げますが、中期の資産運用が良いのではなく、筆者にとってFXで資産運用を行う場合、中期の資産運用が合っているに過ぎないということです。

本業に割く時間をはじめ、にわかトレーダーのコツコツFXブログを綴る時間、家族とのプライベートな時間、生活時間など、様々な時間を考慮した時、自分にとって中期や長期でFXの資産運用をするのが望ましいといった結論に至っただけであるとご理解いただければと思います。

したがって、個々によって、FXを活用した最適な資産運用の方法は異なることになります。

FXで資産形成をするために必要なこと

FXで資産運用をするとは、ご自身のお金(現金)と自由な時間を活用し、ご自身の自由な考えで資産運用を行うことだと筆者は考えています。

このように考えた時、FXで資産運用をして資産形成をしていくためには、ご自身自らが、トレードに対する感情やお金に対する欲目をセーブし、リスクを取り過ぎないような資産運用を心がけるように努めなければなりません。

なぜならば、FXで資産運用をすることは「自由度が高すぎる」からです。

たとえば、負けトレードが続いて、その負けを一気に取り戻そうと大きなlotをはったり、根拠もなくポジションを乱れ打ちしたりすることが、FXでは自分の意思や感情に任せていつでも簡単にできます。

とはいえ、言うまでもなく、このような資産運用を行ったとしても結果がついてくるわけはなく、資産形成をするなんてもってのほかです。

話が脱線してしまいましたが、筆者自身、にわかFXトレーダーの発展途上の身ではあるものの、FXで資産形成をするために必要だと思われることを以下、まとめて紹介していきたいと思います。

とにかくFXを始めること

FXで資産形成をするためには、FXをとにかく始めてみることが必要です。

巷では、FXをして9割の人は負けるといった情報が出回っておりますが、ご自身がFXとどのように向き合うのか、向き合い方1つで結果は大きく変わります。

たとえば、合格率10%(1割)の難関資格試験に合格することで、将来、ご自身が思い描いた資産形成をすることができる資格があったとします。

この時、最初は、誰もが皆、合格するために勉強に励むことが予測されます。

とはいえ、ある程度時間が経過したり、何度も受験に失敗することで、中にはあきらめる人が出てくるのも十分予測できます。

あきらめた人は、そこで終わり、最後まであきらめずに勉強を続け、合格した人のみ、ご自身が思い描いた資産形成をすることができる資格を手に入れられるわけです。

FXもこれとまったく同じです。

FXで資産運用を行ってお金を得る方法を知ること

FXで資産運用を行ってお金を得る方法には、「為替差益によって得る方法」と「スワップポイントによって得る方法」の2つがあります。

以下、それぞれの方法におけるポイントや特徴について簡単に紹介しておきます。

為替差益によってお金を得る方法

為替差益によって得る方法は、為替相場の変動によってお金を得る方法にあたり、大まかなイメージは以下の通りです。

出典 マネックスFX FX取引の2つの損益より引用

FXは、為替相場が上下変動することを利用して差益を得ることができ、上記図のように為替相場が上がったとしても、下がったとしても利益が得られる仕組みになっています。

つまり、ご自身の為替変動の予測が上がると推測した場合、「買い」の注文を行い、その予測が的中することで利益が得られ、下がると推測した場合、「売り」の注文を行い、その予測が的中すると利益が得られることを意味します。

なお、為替相場における1円の値動きは、先に紹介したpips数に換算しますと「100pips」にあたります。

私たちが思い描く1円の価値と為替相場における1円の価値には、極めて大きな違いがあることを理解しておく必要があるわけです。

スワップポイントによってお金を得る方法

スワップポイントとは、金利差調整分とも呼ばれ、FXトレードを行う際に選んだ通貨ペアの2国間の金利差から得られる利益のことを言います。

出典 外為ドットコム スワップポイントとは?スワップポイントは金利の差!より引用

上記図の場合ですと、豪ドル(オーストラリアドル)のような高金利通貨を買い、日本のような低金利通貨を売った時、スワップポイントとして、その金利の差額を毎日受け取ることができます。

(豪ドル/円を「買い」でポジションエントリーをするという意味)

ここでFX初心者の人をはじめとしたユーザーの皆さんが気になるのは、スワップポイントの金額は、毎日いくらもらえることになるのか?といったことだと思います。

こちらにつきましては、スワップポイントの金額やどのようにしたらスワップポイントを得ることができるのかをまとめた以下の記事がありますので、そちらから確認いただくようお願いします。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者がスワップポイントで生活費の一部を稼ぐ考え方とは】

FXで資産運用をするリスクについて知ること

FXで資産運用をすることは、為替差益を得られる一方で、為替差損によって現金(お金)を減らしてしまうリスクが生じます。

出典 マネックスFX FX取引の2つの損益より引用

上記図にありますように、仮に、100円のレートで「買い」注文を行った場合、為替が上昇することで利益が得られるものの、逆に、為替が下降すると含み損が発生することになります。

この含み損が発生している状態で、決済を行った場合、決済を行った時のレートと注文をした時のレートの差額分が為替差損になります。

たとえば、100円のレートで「買い」注文を行い、99円のレートで決済を行った場合、▲100pipsとなり、損失金額のイメージは以下の通りです。

なお、0.1lotは、1,000通貨で計算し、1pipsあたり10円としています。

・lot数が、0.1lotの場合:10円×100pips=▲1,000円

・lot数が、0.5lotの場合:50円×100pips=▲5,000円

・lot数が、1lotの場合:100円×100pips=▲10,000円

・lot数が、5lotの場合:500円×100pips=▲50,000円

・lot数が、10lotの場合:1,000円×100pips=▲100,000円

上記の損失金額に対して許容できる範囲でFXを活用した資産運用を行うことが、資産形成をしていくために必要な考え方になると言い切ることができます。

為替相場の急変動によって大きな損失を被ることがある

為替相場は、世界の予期せぬ出来事や世界の要人発言などによって、一時的、かつ、急激に為替レートが変動することがあります。

たとえば、100円のレートで「買い」注文を行ったものの、予期せぬ為替相場の変動によって90円のレートになってしまったとします。

この時点で決済を行った場合、▲1,000pipsとなり、単純計算した損失金額のイメージは以下の通りです。

(厳密には、スプレッドも大きく広がるため、以下で紹介する損失金額よりもさらに上回る可能性が極めて高いため、ここでは単純計算という表現をしています)

なお、0.1lotは、1,000通貨で計算し、1pipsあたり10円とします。

・lot数が、0.1lotの場合:10円×1,000pips=▲10,000円

・lot数が、0.5lotの場合:50円×1,000pips=▲50,000円

・lot数が、1lotの場合:100円×1,000pips=▲100,000円

・lot数が、5lotの場合:500円×1,000pips=▲500,000円

・lot数が、10lotの場合:1,000円×1,000pips=▲1,000,000円

上記のように、多額の損失を回避し、FXで資産形成をしていくためには、注文時に必ず「損切り設定=逆指値やストップロスの設定」を行わなければなりません。

FXで資産運用を行い、資産形成をしっかりと行っていくためには、損失リスクをしっかりと限定しておき、上記のような多額の損失を回避する対策を取っておかなければならないことを必ず理解しておく必要があり、以下記事で紹介している損切り(ストップロス)の使い方は必ず知っておかなければなりません。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者が知っておきたい損切り(ストップロス)の使い方とは】

FXと税金の取り扱いを知ること

日本の税法上、資産運用で利益を上げた場合は、一定の税率が乗じられた税金を国や地方自治体に納めなければならない義務が生じます。

これは、FXで資産運用を行う場合も同様です。

また、逆に損失を被った場合、一定の手続きを行うことによって、その損失を繰越することができる税制度も確立されており、こちらもFXで資産運用を行う場合も同様です。

(ただし、海外FX口座を活用した損失は繰越控除の対象外

このように、FXで資産運用を行う場合、あらかじめ利益が生じた場合や損失が生じた場合におけるFXと税金の取り扱いを知っておくことが重要となります。

なお、これらの取り扱いにつきましては、以下、にわかトレーダーのコツコツFXブログにて詳しく紹介しておりますので、内容が気になるユーザーさんは、合わせて読み進めていただくことをおすすめします。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者が必ず知っておかなければならないFXと税金の関係性】

思いがけない盲点!国民健康保険に加入している人は要注意

こちらで紹介する内容は、主に個人事業主やフリーランスといった職業に就き、国民健康保険に加入している人を対象にした重要な注意点となります。

はじめに、前項で紹介したFXに対する税金は、その年の1月1日から12月31日までの1年間において、FXで資産運用を行った結果、利益が生じた場合に所得税および住民税を納めなければならない義務が生じます。

この時、仮に、国民健康保険に加入している人の場合、前述した所得税および住民税に加え、納めるべき国民健康保険料(税)の金額にも影響を与えてしまうことを必ず知っておかなければなりません。

国民健康保険料(税)は、前年度の所得に対してお住いの市区町村が賦課するものであり、FXで得た利益は「雑所得」扱いになるため所得が増加することが理由

このような理由から、国民健康保険に加入している人が、1年間でFXを活用した資産運用で利益を上げた場合、所得税および住民税の納税準備金だけではなく、1年間に賦課される国民健康保険料(税)を納付するためのお金もあらかじめ寄せておかなければならないことになります。

FXの勉強・経験・過去検証を継続するように努めること

FXを活用した資産運用は、やり方1つで良くも悪くもなるものです。

そのため、FXが良い資産運用とするためには、FXの勉強・経験・過去検証を継続して行うように努めなければなりません。

これは、一見、とても大変そうに思われるかもしれませんが、現在のライフプランニングにおけるキャッシュフローや将来のリタイアメントプランニングにおけるキャッシュフローを考えた時、収入が途切れることなく入ってくる可能性があることを踏まえますと、どちらかと言えばプラスに働く要素の方が大きいのではないかと独立系ファイナンシャルプランナー(FP)として感じます。

損失を被るリスクは、ご自身で限定することができるわけですから、これまで紹介した内容を再度振り返り、長い目でお金のことを考える知識を身に付けておくことが大切だと言えます。

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おわりに

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FXで資産運用や資産形成するとはどのようなことなのかについて、本業である独立系ファイナンシャルプランナー(FP)の立場で真剣に考えて紹介させていただきました。

そもそも、今回このような内容のブログを綴らせていただくきっかけになったのは、新型コロナウィルスの影響によって、収入減少をはじめ、解雇や倒産など生活に著しい悪影響を受けた方が数多くおられるといった現実があったからです。

そして、実際に、前述したような予期せぬ事態が今後ご自身に起こってしまったとしても、他の収入源があれば、一時的なつなぎや経済的な大きな負担は少なくとも避けられる可能性があるのではないかと感じたことも理由の1つです。

FXは、少額の資金から資産運用を始められ、誰でも取り組みやすいものです。

その一方で、資産形成をしていくための資産運用や定期的に安定した収入を得るためには、時間をかけて自分磨きをすることが必要不可欠です。

つまり、FXで資産運用を始めたからといって、すぐにご自身が思い描いたような結果が出る可能性は低いということになります。

だからこそ、将来のライフプランニングやリタイアメントプランニングを考える一環の1つとして、現在の収入源だけに固執するのではなく、時間をかけて他の収入源となる複数の方法を個人や世帯で模索しておくことが極めて重要になるのではないかと独立系ファイナンシャルプランナー(FP)という立場で率直に感じたわけです。

資産運用を行う方法は、実に様々な方法が存在し、資産運用の目的や将来思い描いている希望を考慮しますと、その人にとって適切な資産運用と不適切な資産運用が存在します。

今回は、FXで資産運用をすることについて触れましたが、たとえば、大きな地震や不慮の事故、火災など、予期せぬ事態が直接ご自身に被ることになった場合、その後、どのようにして対応していくことになりそうなのか、収入面で懸念することはなさそうなのか、これを機会に少し自問自答してみるのも良いのではないでしょうか。


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