ここ最近について、当事務所へFP相談をされるお客様の傾向から、改めて感じている話をブログに綴っていきたいと思います。
まず、率直に感じていることは、お金の悩みは、自分も含めて誰でも持っているものだなと感じていること。
また、どの相談者の方にも共通していることは、持っているお金をどのように活用したら、自分たちにとって効果的なのかが不明確であることを改めて感じています。
だから相談に来ていると言われればそれまでなのですが、年収が高い人、年収が低い人、家計に余裕がない人、債務(借金)が多い人、どのような立場であったとしてもお金の悩みを多くの方が持っているものです。
一見、年収の高い人は、「そんなお金に困ることはないでしょ?」って思われがちですが、実のところ、そのようなことはなくて、このような人たちは、先を考えたお金の悩みが多いということも、当事務所のこれまでの経験則で感じますし、実際に、そのような方々の対応にあたると、「やっぱりね」と改めて感じます。
目次
なぜかお金が貯まりませんという悩みを解決するには
なぜかお金が貯まりませんという悩みを解決するには、基本的に「家計の収支状況」を明確にしておくことが何よりも大切になります。
つまり、毎月の手取収入から支出を差し引いた時、どの程度のお金が余ることになるのかを知ることが必要です。
そして、その余ったお金をどのように活用していくのかをご自身のお金の悩みと照らし合わせて対策を取っていきますと、少なくとも目先ではなく、将来的に希望に沿った資産形成が成されていくといったことになります。
時間をお金に変える対策を考えてみましょう
家計の収支を確認した結果、余ったお金は、時間をかけて大きなお金に変える対策をしていくことが、とても効果的です。
たとえば、つみたてNISAやiDeCoといった積立投資は、典型的な例となりますが、家計の中で無理のない範囲内で「コツコツ資産形成」できることから、多くの方には、ぜひ、実践していただきたいものだと当事務所では感じています。
無駄な支出はどこにあるのか突き止めよう
家計の支出を減らすことは、余るお金が多くなることにつながりますが、ここで大切なことは、「節約をしなさい」といったことではありません。
節約をする以前に、どこに無駄な支出があるのか突き止めることが大切だと当事務所では考えています。
典型的な例ですと、抱き合わせの生命保険に加入していることによる無駄な保険料や浪費、趣味・嗜好などが多い印象を受けます。
あくまでも家計の収支を考えた時、余るお金があるのであれば、人生を豊かにする上で趣味や嗜好品にお金をかけることは大いに結構なことだと思いますし、楽しみがないと何のために働いているのかわかりません。
一方で、趣味や嗜好品にお金をかけたことによって、収支がマイナスに転じるのであれば、本末転倒であるため、我慢しなければなりません。
お金の悩みはつきものだが、対策を考え、実際に行動に移すことが大切
何事も頭で考えることはしても、実際に行動に移さなければ良い意味でも悪い意味でも変化が生じることはありません。
仮に、現在が悪い状況であるとするならば、時間が経過するごとに、悪化の一途をたどっていくことになります。
一方、現在が良い状況であるとするならば、お金を効率的に増やすための機会損失があるのかもしれません。
少なくとも、自分の考えを持たないこと、方向性が定まらないこと、素直ではないこと、これらの人は、やっぱり家計再生でも失敗していると当事務所では本気で感じています。
たとえば、当事務所へ相談に来られて、実際に行動に移す人、行動しない人、いずれもおられますが、はっきりと申し上げて、行動に移さない人には「何をしに相談に来たの?」と問いたくなりますし、問う時もあります(きついですね・・・)
それは、私自身、何とかしてあげられればという想いの下、真剣に考えているわけでありますから、その時間や労費が無駄になったと思うと良い気持ちがしないわけだからだと思います。
おわりに
ブログ内容とまったく関係のない話なのですが、今日、保育所に預けている子供たちを迎えに行った時、とある税理士事務所の看板が下ろされておりまして、勝手に事務所の経営が上手くいかなかったのかな?と感じました。
今は、弁護士の資格を持っていても生活が安定する時代ではないことを踏まえますと、何とかかんとか事業を継続できていることにありがたみを感じているのも確かです。
そして、いつこのようなことが起こったとしても不思議ではないわけで、引き続き事業が継続できるように努めていかなくてはならないと率直に感じています。
良いサービスを提供するためには、時に厳しいことをお伝えしなければならないという「信念」をご理解いただいているお客様で成り立っていることも感謝であり、今後とも佐藤元宣FP事務所のご愛顧を宜しくお願い致します。