人生100年時代とよく見聞きするようになっておりますが、そもそも人生100年時代ってどのような意味合いで使われているのでしょう?
あくまでも個人の見解なのですが、人生100年時代という言葉を初めて聞いたとき「はあ?」って率直に感じましたし、今もその感じ方は全く変わっていません。
そんな中、本日自宅に届いたFP協会からの会報誌にも「人生100年時代のライフプランニング~FPに求められる助言とスキル~」と銘打ったものが届きまして、おいおい大丈夫か?随分枠取ってんじゃねえか!って率直に思ったことは言うまでもありません。
目次
人生100年時代をざっくりまとめるとこういうこと
人生100年時代をざっくりまとめると、イギリスのリンダ・グラットンという教授が提言したもので、人の寿命が延びることによって100歳を超えるようになれば、現状80歳程度の寿命のライフプランを見直す必要があるといったものです。
先のことを考えることは決して間違ったことではなく、むしろ正しい考え方であるのには同調できるのですが、少なくとも現状の平均寿命が80歳程度とされている中で、このことについて考えることははたしていかがなものなのかと疑問を抱いてしまいます。
というのも、いつになったら人の寿命が100歳を超えるようになるのか?といったことが、そもそもの問題となるからであり、その答えは衝撃の2107年だそうです。
単純計算で89年後・・・。
今を生きている僕らが人生100年時代を考える必要ってあるの?
人生100年時代は、2107年になると日本を含む先進国で半数以上の人が100歳よりも長生きするらしいです!
申し訳ないですけどあほくさくて仕方がない。
そもそも人っていつ、どのように死亡するのかわからないわけで、環境や生活習慣などによってあたりまえに個人差があるわけであり、医療技術が進歩したとしても限界がやはりあると思わざるをえないと自分は感じます。
しかも、偶発的な事故や災害によって死亡する場合も考えられるわけですから、一括りに考えられない部分も出てくるのではないでしょうか?
人生100年時代の大まかな部分を紹介しましたが、これらを踏まえると、会報誌にある「人生100年時代のライフプランニング~FPに求められる助言とスキル~」って何なのでしょう?
89年後のライフプランニング・・・死んでるわ!意味ないわ!きっと誰も求めてないわ!
政府は目の前を見つめ、世帯は将来を見つめる必要があるんじゃないの?
いつも不思議でおかしいなと思うことがあるのですが、そもそも人生100年時代といった2107年のことを考えることも大切なんだけど、「くそみたいな日本経済の立て直し=目の前の課題を解決する」のが先なんじゃないの?っていっつも僕は感じています。
優先順位がほんとおかしくて、人の懐を見る仕事をしていて、規模が違えど、金の考え方は国だろうが家計だろうが同じなんだよね。
目の前の課題を解決できていないまま話が飛び過ぎてんだよね。
で、世帯は逆にその場しのぎみたいな生活していちゃ、いつまで経っても金なんか貯まるわけないんだよね。
だから、先を見据えた対策をしなきゃいけないんだよね。
最初から考え方が間違ってるから、おかしな金の流れができちゃってうまくいかないんだよね。
でも1つだけ言えることは、政府がこれから何をやろうが、その時々の流れに準じた先の行動を取れていれば、日本経済が良くても悪くても自分らの家計は安泰するのは確かだね。
結局、自分達次第ってことだよね。
【投資や保険勧誘に注意】人生100年時代を語る営業はおかしい
人生100年時代って何なのか?これまでの内容を見たとき、私たちは各種営業に注意しなければなりません。
特に、私たちのお金に直接関係する「投資」や「保険」で「人生100年時代」をふりかざしてくる場合は疑うべきです。
なぜならば、人生100年時代は私たちが生きているうちに関係することではないからです。
人生100年時代を語り、不安をあおる営業。
これって、人生100年時代を知らずに、ただ人生100年時代を語ればお客さんは納得するって思っている「無知な営業員」もいるってことだと思います。
人生100年時代はどうでもよくて、今とこれからが自分たちにとって有意義なものになればそれでよいはずです。
少なくとも私はそう思っていますし、同感してくれる人もおそらく多いのではないか?と勝手に思っています。
おわりに
最後はFPらしくまとめます。
まず、人生100年時代なんてものを気にする必要はありません。
これは、前項で述べた通りです。
今と先のことを考えながら、自分の人生を楽しく生きる方が良いと思います。
また、自分だけではなく家族の将来も考え、将来を見つめた対策が十分であれば何も問題なんて生じないはずです。
人生100年時代を正しく解釈した上で、自分の思い描いた人生を送っていきたいものですね。