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FP資格試験の解答解説を作成・公開して改めて感じている話

2日くらい前から当事務所のホームページ上にて、金財が実施しているFP2級の実技試験における解答解説を作成し公開しておりますが、FP資格を取得するには、お金にかかる様々な分野について広く多く知識を得ておくことが必要だなと改めて感じています。

資格取得をするための対策に過去問対策は必須ですが、事務所の業務でもあるFP資格取得講座を行う上で、過去問題や直近の問題を比較しますと、その時々における大切な知識やポイントも出題されており、ただ過去問を解くだけではなく、広く多くのことに関心を持っておく方が有利に物事が運ぶような気もしております。

また、毎日のFP業務をしている1人の独立系FPからしますと、実務に精通することも多く出題されており、個人的には、出題する側がFPに必要なことについて的を得ているとも感じております。

机上の役立たないことを問う問題よりも、FPとしてここは押さえておこう!といった問題がしっかりと出題されているため、FP資格を取得した後に活かしやすい構成になっているかもしれませんね。

就職や転職に活かすのであれば、少なくともFP2級は取得しておきたい

FP資格は、早ければ高校生が3級や2級を取得する場合もあり、進学や就職に活かしているのも見受けられますが、一般の方が就職や転職に活かすのであれば、少なくともFP2級は取得しておきたいものだと感じます。

FPの2級と3級ではレベルが大きく異なっているほか、何かしらのFP実務に精通するのであれば、2級のレベルを持った人を採用したいと考える企業なども多いと思われます。

もちろん、採用する側の優先度合いなどもありますので、一概にどうのこうの言うことはできませんが、FP資格のレベルや難易度を知っている人であれば、評価のされ方は大きく異なることは明白でしょう。

同じFP2級でも資格を活かしているFP2級と飾りで持っているFP2級では雲泥の差が

FP資格は、ダブルライセンスやトリプルライセンスのように、飾りで保有している方も多く見られますが、やはり、実務で活かしている方と飾りで保有している方では、FP実務に雲泥の差が生じていることを率直に感じています。

業務やその他で、人と携わることが当然にある職業ですが、やはり持っている資格を業務に活用している人との差は明白で、たとえば、医師や弁護士資格を持っているものの、タレント活動をしている方と常日頃から業務に精通している人が同じレベルだったらどうでしょう?

自分だったらさすがに今の仕事を辞めて新しいことにチャレンジしますね。

情けなく、みじめな気持ちに自分ならなるでしょうね。きっと・・・。

FP資格は一生もの。子供への投資として資格取得を検討するのもあり

FP資格は、国家資格と民間資格に分かれておりますが、国家資格を取得した場合、一生ものの資格となり、更新する必要はありません。

国家資格:1級ファイナンシャルプランニング技能士・2級ファイナンシャルプランニング技能士・3級ファイナンシャルプランニング技能士

民間資格:CFP(1級ファイナンシャルプランニング技能士と同等レベル)・AFP(2級ファイナンシャルプランニング技能士と同等レベル)

私は、現役のFPであることは言うまでもありませんが、3人の子供の父親でもあり、すべての子供たちにFP資格を取得させようと考えています。

それは、将来どのような職業に就くかはわかりませんが、どのような職業に就いたとしても、自分のお金を考え、自分で管理や運用するお金の知識を身に付けておく必要があると考えているからです。

たとえば、資産運用の仕方、税金の計算と節税、将来の年金は、どのような仕事に就いたとしても問われることはなく、生きている限りお付き合いをしていかなければならないお金の知識です。

もちろん、保険や不動産、相続・贈与なんてものもありますが、最低限、資産運用の仕方、税金の計算と節税、将来の年金は、ノウハウを教え、将来に活かせる人間にしておきたいと決めています。

はっきり言いますが、これらのノウハウは、直接のお金に大きく影響を及ぼします。

だからこそ、生きている内に、子供たちへ教えてやらなければならないのです。

そして、早い内にできた方が、効果が大きくなるわけでありますから、勝負は今から始まっているとすら私は考えます。

ちなみに、FP2級の資格を一般の人と学生が持っていたら、私は学生を高く評価します。

学習時間は学生の方が多いかもしれませんが、学習をしたという努力と将来の伸びしろを評価したいですね・・・自分なら。

お金の教養を身に付けさせる教育があるべき

お金の教養を身に付けさせる教育が整っていれば、わざわざ自分が子供たちに対して教える必要はないと考えます。

ただし、そのような教育体制が整っていないから、自分の子供には直接ノウハウを教えて、周りの人と差を付けられる立ち位置を確保してあげようと親心として想うわけですね。

また、仮に教育体制が確立されていたとしても、なまじっか中途半端なお金の教養はかえって逆効果ですらあると私は思います。

「生き抜く力=現実を見据えたリアルなお金の教養と対策方法」を学生の内から身に付けておければ、少なくとも本人は、周りに比べて豊かな生き方を実現しやすくなることでしょう。

秋田県の人口減少を止めるには、もっとお金の教養を身に付けさせた方がいいんじゃない?って話

秋田県の子供たちは、学力が全国的に高いとされるニュースが度々報道されるのですが、もっと広く考えて見ますと、たとえば、日本で高度なレベルの大学進学の割合なんてどうでしょう?

全国に比べるとさほど多くないと思います。

これってはたしてどうなのでしょう?

また、過去を振り返ってみますと、秋田県出身の大学生を対象にセミナーをした際、多くの学生は、目に見える給料(収入)の高低にどうしても目がいってしまっています。

お金の教養がもっとあれば、目先のお金のことだけではなく、広く物事が考えられるのに、何か足りてないですね。

これは、秋田県の子供たちは、学力が高いといった一過性のものであって、生き抜く力が身に付けられていない証拠だと思うわけです。

この辺がわかる頭があれば、外で身に付けた知識をふるさとで活かせるはずなんだけど・・・。

現状、働き方も多種多様でありますし、柔軟な発想を持てる子供たちを育てていく必要性があると思うのですが、行政の連中にはわからないだろうな・・・。

わかっても動くのがとろいとか動けないとか、そんなんだべな。たぶん。

全国の自治体がやっていないことをしなければ、秋田県の人口減少に歯止めなんてかからねえ。

その辺、もっとまともに理解して動けるアクティブな公務員。よろしく頼みます!


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