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老後生活資金計画(リタイアメントプラン)で必ずやっておくべき大切なこと【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】
税金・年金・介護

このコンテンツは、秋田県秋田市の独立系FP事務所、佐藤元宣FP事務所が作成・公開しているものです。

今回、このコンテンツを作成・公開した目的は、先日公開した以下コンテンツの「補足」としての役割りがあります。

【若い人や子育て世帯の皆さんへ】老後の年金が20万円や25万円で足りない?その理由は?独立系FP佐藤元宣のひとりごと

上記のコンテンツは、若い人や子育て世帯の皆さんで、将来の老後資金やリタイアメントプランに不安を持っている方向けに作成・公開しました。

改めて最低限のリタイアメントプランを考えていたとき、とても大切な内容を記載していなかったことにふと気が付きました。

もとのぶ
もとのぶ
いや~本当に申し訳ないです。

以下、何が大切で、なぜ大切なのか?などをできる限りわかりやすく紹介します。

老後生活資金計画を考えるとき「概算キャッシュフロー表」を作成しよう

老後生活資金計画(リタイアメントプラン)を考えるとき「概算キャッシュフロー表」を作成しておくことがとても大切です。

概算キャッシュフロー表は、老後生活で年金収入など入ってくるお金と日常生活やその他のことで支出するお金を表にまとめたものです。

出典:日本FP協会 便利ツールで家計をチェック 将来の収支が予想できる家計のキャッシュフロー表より引用

画像にあるキャッシュフロー表は、上記、日本FP協会のWEBサイトから無料でダウンロードして作成することができます。

概算キャッシュフロー表を作成する目的

概算キャッシュフロー表を作成するのが大切な理由は、老後生活中に、途中でお金が枯渇しないかどうかを知るためです。

「概算」であったとしても、老後生活中の支出が収入を大きく上回っていた場合、安心した老後生活を送れますか?

さすがに送ることはできないですよね?

一方、長生きできることは多くの方にとって、とても幸せなこと。

しかし「長生きリスク」といって、長生きすることで、貯めていたお金が底をつきそうになったらどうでしょう?

豊かな老後生活どころか、なぜ自分は生きているのか?

その価値を見出すことができなくなってもおかしくはありません。

概算キャッシュフロー表を作成する目的は、以下のようなことを大まかにでも確認・把握するところにあります。

・老後生活が始まってから、自身や配偶者が亡くなり、老後生活が終わるまでの間、途中でお金が無くなってしまうことはないかどうか?

・「長生きリスク」によって、途中でお金が無くなってしまうことはないかどうか?

・もしも、医療や介護が必要になったとき、それらのお金を支出しながら普通の老後生活を送っていけるのか?

老後生活がどのようになるのか?わからないのは当たり前のこと。

ただ、漠然とした不安を抱えるよりも、大まかにお金の出入りを把握し、できる対策を早い内からすることが大切です。

概算キャッシュフロー表を作成するポイント

概算キャッシュフロー表を作成するポイントは「ざっくり大雑把な金額で問題ない」ところです。

ただし、以下のコンテンツで紹介した内容と金額をこれから作成する概算キャッシュフロー表へ落とし込んでくださいね。

【若い人や子育て世帯の皆さんへ】老後の年金が20万円や25万円で足りない?その理由は?独立系FP佐藤元宣のひとりごと

もとのぶ
もとのぶ
1円単位まで事細かくやる必要はないということですし、作成目的が達成できればOKということです。

それでは、最後に、今回のコンテンツと補足の対象となった前回のコンテンツより僕のひとりごとをまとめます。

【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】最低限のリタイアメントプランを考える順番

リタイアメントプランを考えるとき、僕だったら以下の順番で対策を検討します。

1.最初は、老後収入の概算金額確認

年金収入とその他の収入はどのくらいか?

2.次に、老後生活支出の概算金額確認

日常生活にかかるお金はどのくらいか?現在の生活水準で検討します。

(住宅ローンの返済をはじめ、老後生活と債務の返済や支払いが重ならないか?)

3.作成する概算キャッシュフロー表に「1」と「2」の金額を落とし込む

収入から支出を差し引いた後の金額がプラス?マイナス?どっちなのかを確認します。

仮に、マイナスであれば、「1」もしくは「2」のどちらかを見直し対策をします。

4.作成する概算キャッシュフロー表に現在の貯蓄額を落とし込む

毎年、収入金額も支出金額も同じ金額で数字を落とし込んだとき、貯蓄額はどう変化しているのか?

貯蓄額が、年々徐々に減るようであれば確実に対策が必要です。

一方、貯蓄額が年々徐々に増えたとしても、医療や介護など突発的な支出があった場合はどう?

また、長生きリスクを考えたときは?

このように、さまざまなアクシデントやリスクを考えたとき、余裕が持てるお金を準備しておきたいものです。

もしよかったら、僕のボイスメッセージも合わせてご確認ください

今回紹介した方法は、リタイアメントプランだけではなくライフプランでも活用できます。

自分の思い描いたライフプランやリタイアメントプランを実現できるようにがんばっていきましょう。

 

佐藤元宣FP事務所 代表 佐藤元宣

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