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【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】とても大切だけど老後資金準備についてふと感じたこと
貯蓄計画・返済計画

このコンテンツは、秋田県秋田市の独立系FP事務所、佐藤元宣FP事務所が作成・公開しているものです。

今回は、コンテンツのタイトルにもありますように、老後資金準備についてふと感じたことを独立系FPという立場で綴っていきます。

このコンテンツを作成・公開するきっかけとなったのは、以下、2つの理由があります。

・令和7年7月、実業家でユーチューバーの方が29歳という若さで急性心不全によって死亡したこと

・僕自身が、希少な病気によって44歳(令和6年11月)のときに救急搬送、入院・手術・退院(令和6年11月~令和7年4月)の経験をしたこと(死亡しててもおかしくはなかった)

これら2つの事実を考えたとき、とても大切ですが、将来の老後資金準備についてふと感じたことを綴りたいと思いました。

これから綴る内容は、人によって考え方や感じ方に個人差があると思います。

一通り最後まで読み進めてもらったとき、自分自身が抱いている老後資金準備の考えや対策についてどうなのか?

読んでくれた皆さまが、再確認し良い方向へいくきっかけになればと思います。

とても大切だけど老後資金準備についてふと感じたこと

老後資金は、その名前の通り、老後生活資金などに活用する大切なお金です。

老後生活の始まりから終わりの期間は、すべての人によって異なるため、本来、一概にいくらのお金が必要といったことは言い切れません。

ただ生きて老後生活を過ごしていければ良いのか?

毎日が充実し、ゆっくり、平穏な老後生活を送りたいのか?

考え方・価値観も人によって異なりますよね?

前置きが長くなりましたが、とても大切だけど老後資金準備についてふと感じたことは、以下の通り。

1.人は、いつ死亡するのか?どのように死亡するのか?わからない

2.老後資金を活用する前に、若い年齢で死亡してしまう可能性は「0(ゼロ)」ではない

3.死亡した場合、どんなに多く稼いだお金だったとしても、貯めて準備したお金だったとしても自分のために持っていくことはできない

4.老後資金準備をする前提が「凝り固まっている」ため、柔軟に適応する考えを持ち、行動することが大切だ

上記4つのことは、休みの日に「ぼやっとしていた僕」が、ふと感じたことです。

この、ふと感じたことは、独立系FPという立場に置き換えたとき、多くのお客様や読んでいる方にとって参考になるかもしれないと思いました。

1.人は、いつ死亡するのか?どのように死亡するのか?わからない

自分自身、いつ死亡するのか?どのように死亡するのか?わからないですよね?

仮に、僕が44歳で死亡していた場合、老後資金の準備として寄せたお金は、基本的に残された家族(遺族)が引き継ぎます。

どのようにお金がわけられ、どのような使い方をされるのか?わかりません。

わからないものに、時間・労力・お金を費やすことは、はたしてどうなのだろう?

2.老後資金を活用する前に、若い年齢で死亡してしまう可能性は「0(ゼロ)」ではない

自分自身、やっとのことで準備をした老後資金を活用する前に、若い年齢で死亡してしまう可能性は「0(ゼロ)」ではないです。

自身の時間と労力を費やしたお金を使うことなく、死亡したとき、単に残された家族(遺族)がお金を引き継げて良かったという「綺麗事」で済ませられる?

老後資金準備は、自分を大切に、自分のためにもお金を使った上で、無理なく気軽に準備するのが望ましいのではないでしょうか?

3.死亡した場合、どんなに多く稼いだお金だったとしても、貯めて準備したお金だったとしても自分のために持っていくことはできない

自分自身が死亡した場合、どんなに多く稼いだお金だったとしても、貯めて準備したお金だったとしても自分のために持っていくことはできません。

人によって、考え方や価値観に違いはあるものの、自身に置き換えたとき、自分はどうありたいのか?どうしたいのか?再確認してみることも大切だと思います。

4.老後資金準備をする前提が「凝り固まっている」ため、柔軟に適応する考えを持ち、行動することが大切だ

最も強い【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】になります。

はじめに、老後資金準備をする前提が「凝り固まっている」点が独立系FPとして、とても強い懸念を抱いています。

具体的には、以下の通り。

・老後資金は、〇〇〇〇万円準備しておくことが必要だ

・老後資金は、iDeCo(個人型確定拠出年金)・企業型確定拠出年金・新NISA・小規模企業共済・国民年金基金・生命保険の活用・預貯金などで準備

すでに述べた通り、自分自身はいつ死亡するのか?どのように死亡するのか?わからないはずです。

知っていたらかなり怖いし、やべーやつでしょ?

そのため、老後資金は、〇〇〇〇万円準備しておくことが必要だといった前提(考え方)はNGだと言い切ります。

要は、自分自身が老後生活をこのようにしたい!だから〇〇〇〇万円を準備したい!〇歳まで生きる前提で!病気や介護のことなども考えて〇〇〇〇万円準備する

上記のような、自分自身に置き換えたときに明確な目的や目標があり、それに向けた準備が「最適解ある問題や課題において、最も望ましい結果や解決策)」ではないでしょうか?

【長生きリスクに対応できてる?】長期間の積立準備に偏っている部分が大きな問題

将来の老後資金を準備するにあたり、iDeCo(個人型確定拠出年金)・企業型確定拠出年金・新NISA・小規模企業共済・国民年金基金・生命保険の活用・預貯金などで準備することが推奨されている印象を強く受けます。

これらは、置かれている人の立場や状態によって使える制度と使うことができない制度があるため、注意が必要です。

長い時間をかけて、コツコツ積立しながら、大きな負担や無理をすることなく、まとまったお金を準備できるこれらの方法に僕自身も強く推奨することができます。

その一方、このまとまったお金は、時間と共に逓減していくことになります。

【逓減(ていげん)=今回の場合、老後資金という名のお金が、長い期間を経て少しずつ減っていく状態です】

長い時間をかけてまとまった老後資金を準備したつもりが、長生きすることによって、老後資金が無くなる「長生きリスク」に対応できてますか?

後から気づいても遅い!

今からでもすぐに対応・適応した対策を取ることが本当に重要といえます。

【不確定なことを視野に入れている】これってあまりにも軽率で楽観的やしないのかい?

老後、働けるうちは働きたいと考える高齢者も多いようです。

働けるうちは働き、稼いだお金を老後資金に充てる考え方も確かにあります。

しかし、この方法や考え方は、とてもおすすめできないリスクでしかないと感じます。

1つ目に感じるリスクは、年齢や体力なども加味され、必ずしも働けるとは限らないリスクです。

2つ目に感じるリスクは、体調の変化や体力の変化などによって、必ずしも継続して仕事ができるとは限らないリスクです。

このように不確定なことを視野に入れた考え方は、軽率で楽観的すぎる危険な考え方といえます。

趣味や生きがいとして働く意味では問題ないでしょう。

その一方、老後生活資金を働けるうちは働いて賄う考え方を持たないようにすることが大切です。

【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】自分の運命は変えられないけれど変化に対して適応のしかたや考え方を変えることはできる

このコンテンツを作成・公開しているのは、令和7年7月7日です。

僕は44歳のときに救急搬送された原因は、脳の病気でしたが、身体障害も記憶障害も無い状態で奇跡的に退院することができ、とても幸せです。

仮に、救急搬送され死亡していた場合、それが僕の運命。

しかし、このような形で生存できていることも僕の運命。

仕事の面においては、搬送される前に比べて悪い意味で大きく変化しました。

しかし、五体満足で生存できている自分の運命に感謝。

仕事やこれからの生き方は、今の時代や置かれている状況に応じて適応していこうと考え実行しています。

1つは、自分が経験したことを活かした「プレミアム保険相談サービス」です。

もう1つは、趣味と言いつつも、収入の柱の1つとして活かしている「FX(外国為替証拠金取引)」です。

仕事の収入が激減してしまった分、デイトレードを中心とし、これまでのトレードのしかたを変化させ、日銭を稼ぐ適応をしました。

実際、入院中もスマホで取引を行っていましたし、老後生活においても、収入の柱としての基盤になることは確かといえます。

高齢者となり、老後に労働することは、趣味?生きがい?リスク?

僕は、高齢者になっても、何かしらの方法で収入を継続して得られる「術」を持つことが、最も重要なことであるとつぶやきます。

これが【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】

僕は、資産運用という「自分だけの術」がある。

みなさんは、何で老後資金準備をしますか?

 

佐藤元宣FP事務所 代表 佐藤元宣

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