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【お礼の続き】新NISAやiDeCoで良い投資信託を選ぶと、なぜお金を増やしやすくなるの?
貯蓄計画・返済計画

今回公開するコンテンツは、前回公開した【たくさんのお礼の気持ちを込めて】投資信託の選び方を新NISAやiDeCoで使える重要ポイントを紹介の続きです。

仮に、上記リンクのコンテンツ内容を最後まで読み進めたとします。

このとき、新NISAやiDeCoで良い投資信託を選ぶと、なぜお金を増やしやすくなるの?といった疑問が生じてもおかしくないと僕は思いました。

1つ目の理由は、手数料という名の無駄金を負担するロスが減るためであり、これは、資産運用で得た利益を負担する手数料によって少しでも減らしにくくするためです。

しかし、もっと重要な理由(仕組み)を知っておくことによって、より安心し、気楽で余裕をもった資産運用と資産形成をすることができます。

今回のコンテンツでは、この理由と重要ポイントを紹介していきます。

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ドル・コスト平均法(定額購入法)という名前の投資手法と仕組みを使う

ドル・コスト平均法(定額購入法)は、毎日・毎週・毎月のように「定期的」「同じ金額」で投資信託や株式を買付する方法のことをいいます。

重要ポイントを紹介する目的から、今回のコンテンツでは、新NISA(つみたて投資枠)で、投資信託を毎月一定額買付し、手数料は加味しないものとします。

 

ドル・コスト平均法(定額購入法)のイメージ図と仕組み

前述した緑枠の条件より、上記図を見ますと、アルファベッドAからEまでが、それぞれ1ヶ月を表していることが確認できます。

また、毎月10,000円を支払って投資信託を買付していることもわかります。

なお、一例として買付口数は、以下のように計算されます。

1.Aの場合:10,000円(買付金額)÷10,000円(1万口当たりの基準価額)=1.0000

1.0000×10,000=10,000口

2.Bの場合:10,000円(買付金額)÷9,000円(1万口当たりの基準価額)≒1.1111

1.1111×10,000=11,111口

3.Cの場合:10,000円(買付金額)÷10,800円(1万口当たりの基準価額)≒0.9259

0.9259×10,000=9,259口

4.Dの場合:10,000円(買付金額)÷9,300円(1万口当たりの基準価額)≒1.07526→1.0753(切り上げ)

1.0753×10,000=10,753口

5.Eの場合:10,000円(買付金額)÷11,300円(1万口当たりの基準価額)≒0.88495→0.8850(切り上げ)

0.8850×10,000=8,850口

ここまではどうでもいい。それで利益(運用益)はどうなってるの?って思う人も多いはず。

そこで、気になるAからEまでの5ヶ月間における利益(運用益)や損失(運用損)の推移を紹介します。

【Eの時点】AからEまでの5ヶ月間における利益(運用益)や損失(運用損)の計算

投資信託の利益や損失など(運用益や運用損)は、以下のように計算されます。

基準日の基準価額(1万口あたり)×保有口数/10,000

上記計算式にあてはめて計算するとEの時点で以下のような結果となります。

11,300円(Eの基準価額)×49,973口(AからEまでの保有口数合計)÷10,000≒56,469

56,469円(評価額)-50,000円(AからEまでの総投資額)=6,469円(5ヶ月間の運用益)

5ヶ月間、毎月10,000円を定期的に積立しただけで、6,469円の利益が得られたことになります。

ここでイメージしてもらいたいことは、仮に5ヶ月間、毎月10,000円を定期的に積立預金していたとしたらどうでしょう?

受取利息として6,469円をもらえるでしょうか?

このように考えたとき、将来の貯蓄や資産形成をするためには、お金の使い方や時間がとても重要なのがわかるのではないでしょうか?

【タイトルの答え】新NISAで良い投資信託を選んで「定期的」に「積立投資」を「長い期間」でするとお金を増やしやすくなる

ドル・コスト平均法(定額購入法)で最も大きい仕組みは、価格の値下がりに大きな効果をもたらすところにあります。

上記図の「B」や「D」の期間のように、価格が値下がりしたとき、買付口数は多くなっています。

この仕組みがとても重要で「長い期間に渡って定期的に積立投資を行う」と時間がお金を大きく成長させてくれる期待が極めて高くなります。

最後に、当事務所へFP相談をされるお客様のニーズで多い具体例を1つシミュレーションと共に紹介します。

生まれたばかりの子どものために将来の大学進学資金として1,000万円程度準備しておきたい

出典:金融庁 つみたてシミュレーターより当事務所で試算

より確実にニーズを満たせるようにすることを考えますと、余裕をもって毎月30,000円以上を積立すると、18年後に1,000万円を超える資産形成が期待できるでしょう。

なお、このコンテンツを作成・公開している2025年(令和7年)4月17日現在において、税法上、投資信託で得た利益に対して「20.315%」の税率を乗じた税金を納めなければなりません。

上記図で言えば、運用益381万円(オレンジ色部分)に20.315%を乗じた金額が、確定申告を行い、税金として納める必要があることを意味します。

しかし、新NISA(つみたて投資枠)で同じ資産運用を行った場合、税金を納める必要がないだけでなく、確定申告をする必要もありません。

せっかく長い時間をかけてコツコツ積立し、大きな利益を上げても、高い税率を乗じた税金が取られるのは、とんでもない「大きなロス」ですよね?

手元に残るお金が大幅に減ってしまいますから、積立投資をするときは、新NISA(つみたて投資枠)を必ず利用するようにしてください。

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【お礼の続き】このような考えでこのコンテンツを作成しました

前回、入院中にたくさんお世話になった秋田大学医学部附属病院の脳神経外科の看護師さんに向けたコンテンツを作成しました。

参考:【たくさんのお礼の気持ちを込めて】投資信託の選び方を新NISAやiDeCoで使える重要ポイントを紹介

一通り読み進めて最後までコンテンツを読み終えたとき、逆の立場にたって考えました。

・良い投資信託を選ぶとどのように良いのか?

・ドル・コスト平均法(定額購入法)というシンプルで簡単、楽な資産運用方法はどのように良いのか?

・新NISA(つみたて投資枠)を利用することで、どこが良いのか?

・実際にシミュレーターを使って目標としている目安金額を知りたい

などなど僕が感じた疑問をお礼の続きとして、改めて新たなコンテンツを作成してみました。

これら2つのコンテンツは、秋田大学医学部附属病院の脳神経外科の看護師さんだけでなく、多くの人や世帯に対して役立ったり参考になる部分があると思います。

極端なお話ですが、令和6年11月26日に意識を失い突然倒れ、死にかけた僕が、今も生きていられること。

本当に生かされたと思っており、とにかく自分ができる得意なことを感謝の気持ちを込めて伝えていきたいと思っています。

家族を養っていく大切な役割もあるからこそ、これからも多くのお客様とのご縁を大切にし、引き続き、努めていきたいと感じております。

どうか今後とも当事務所を宜しくお願い致します。

佐藤元宣FP事務所 代表 佐藤元宣

追伸、新NISA(つみたて投資枠)を利用することで、どこが良いのか?について、過去のコンテンツを改編し作成・公開しております。

以下のリンクより合わせて読み進めていただくことで、より納得でき、スッキリした答えを知ることができることでしょう。

【答えは簡単】新NISA(つみたて投資枠)を使った資産運用って良いの?過去のコロナショックで受けた私の運用結果で紹介

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