クレジットカードは、支払う必要のあるお金を後で支払うことができるため、使い方1つで便利なカードともいえます。
その一方で、クレジットカードを使い過ぎしまうことによる多額の請求をはじめ、現在では、特殊詐欺などの影響によって、使っていないお金を負担しなければならないリスクも存在します。
このようなことから、私自身、意識しながらクレジットカードを一切使わないようにしたところ、あたりまえに予測できるメリットがたくさんあったと実感しました。
そこでこのページでは、私の経験談を踏まえ、クレジットカードを使わないことが与える家計とこれからの影響について思うことを綴っていきます。
目次
クレジットカードを使わずに「現金払い」を徹底
毎日の生活の中で必要なものは、人によってさまざまです。
たとえば、お酒を飲む人であれば「酒代」がかかりますし、たばこを吸う人であれば「たばこ代」がかかります。
また、缶コーヒーを飲む習慣がある人やお茶を飲む習慣がある人など、人によって、細かく出費するお金は異なるはずです。
私は、これらのような細かく出費するお金の支払いについて、クレジットカードを使わず、すべて「現金払い」を徹底しました。
電子マネー・キャッシュレス決済も使わない
現金払いの徹底を意識したお金の支払いを踏まえますと、中には、電子マネーやキャッシュレス決済でいいのでは?と思う人もいるでしょう。
しかし、私は、これらのお金をチャージして無駄にお金を使うのを避けるために、とにかく現金払いを徹底しました。
財布に多くの現金を入れておかない
現金払いを徹底したとしても、無駄に多くのお金を使ってしまうことは避けなければなりません。
そのため、財布に多くの現金を入れておかないことも合わせて徹底しました。
とても「けち臭い」話なのですが、財布に入っている現金の中で、必要なものを買い、済ませるようにとにかく意識した形となります。
ちなみに、私の場合、クレジットカードから決済される毎月の決まった固定費の支出によって、ポイントが付与されます。
このポイントで、子どもたちにお菓子を買ってあげたり、日用品を買ったりなど、現金支出を伴わないようにすることも徹底しました。
クレジットカードを使わないことが与える家計の影響
クレジットカードを使わないことによって、普段よりも多くの請求が来なくなったことはいうまでもありません。
また、クレジットカードの利用明細書には、毎月の決まった固定費の支出のみが記載される形となります。
これらから言える大きな影響は、簡単に考えて2つあると考えられ、それぞれは以下の通りです。
【1つ目の影響】お金の無駄遣いを避けられた
現金払いを徹底し、財布に多くの現金を入れず、クレジットカードを使わないことで、お金の無駄遣いを避けられた効果が得られたとまずは考えられます。
普段に比べて、クレジットカードの請求金額が約3万円程度少ない結果を得られ、いかに無駄にお金を使っていたのか?実感しました。
特に、細かい買い物をするときをはじめ、外食、ガソリンなど、手持ちの現金の中でやりくりするお金の支払いを意識するだけでも簡単に効果が得られると思います。
【2つ目の影響】クレジットカードの不正利用を簡単に防げる
私自身、クレジットカードの不正利用をされたことはありません。
しかし、これまで相談をされたお客様の中には、クレジットカードの不正利用をされたことがある人も多いだけでなく、実際、このような被害が多くなっています。
クレジットカードの不正利用を防ぎ、簡単に自分で気づくためには、毎月の請求明細書を必ず確認することが基本であることはいうまでもありません。
ただし、細かな買い物や代金の支払いをクレジットカードへ集約している人にとっては、不正利用に気がつかなかったことがあってもおかしくないでしょう。
最近では、少額の不正利用をして本人が気が付きにくいようにしている傾向になっており、十分注意が必要です。
【改悪傾向】クレジットカードから付与されるポイントが少ない
過去を振り返りますと、クレジットカードを利用することによって付与されるポイントは良い傾向にあったことは確かです。
しかし、現在は、クレジットカードを利用することで得られるポイントの「付与率」が全体的に改悪傾向にあります。
実際のところ、もらえるポイントが少なくなったと感じている人は、私だけではないはずです。
家計の見直しを考えたとき、固定費の見直しはもちろんですが、クレジットカードの使い方もいま一度、考えてみる必要性はあるでしょう。
【おわりに】クレジットカードを持つ目的を再確認しておきたい
一般社団法人日本クレジット協会が2022年11月30日に公開した「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」によると、クレジットカードの平均保有枚数は、2.9枚となっています。
クレジットカードの国際ブランド(Visa・Mastercard・JCBなど)によって、使えるところ、使えないところを踏まえますと、複数のクレジットカードを持つ意味はあると思えます。
その一方、クレジットカードを持つ目的が明確でなく、何となく持っている場合、改めて保有目的があるのかどうか?を再確認しておきたいものです。
特に、特殊詐欺によるクレジットカードの被害の中には、そもそも使っていないクレジットカードからされることもあるようです。
どこから情報がもれたのか?不思議であったり疑問に思えることは確かですが、リスクヘッジは自分で事前に行っておくことが大切だといえます。
クレジットカードは便利で、逆に無ければ不便なこともあることは確か。自分なりの使い方や工夫をすることでプラスの影響が得られるのかどうかを再確認したいものです。