このコンテンツは、秋田県秋田市の独立系FP事務所、佐藤元宣FP事務所が作成・公開しているものです。
2025年(令和7年)6月30日に作成・公開しているものですが、仮に年数が何年経ったとしても、このコンテンツの内容は、これからの人生やお金に対してとても重要な考え方になると思います。
僕(佐藤元宣)自身が、リアルな現実を振り返って、読者のみなさまに考えていただきたいことを綴ります。
そのときあなただったらどうする?
リアルな現実を振り返って読者のみなさまへ強く伝えたいこと
僕(佐藤元宣)は、令和6年11月に希少な病気(神経膠腫=グリオーマ)に罹患したものの、奇跡的に記憶障害や身体障害も無い状態で令和7年4月に病院を退院しました。
引き続き生きることができ、子どもたちの成長を見ながら、これからの人生も過ごせることに大きな喜びを感じました。
その一方で、入院してから退院するまでの間、引き受けていた仕事はすべてキャンセル、契約締結している多くが解除、ほぼ無収入状態が継続したリアルな現実を経験。
これまで愚直に仕事に取組み、相手のことを考えてやってきたことっていったい何だったのだろう?
義理と人情は多少ありつつ、ビジネスだからこそドライな考え方(感情に左右されずに、物事を合理的に割り切って考えること)に厳しい現実を突きつけられました。
【働き方と保険制度】自営業者であることが良かったのか?悪かったのか?
すでにお伝えしました通り、僕(佐藤元宣)は、令和6年11月に希少な病気(神経膠腫=グリオーマ)に罹患しました。
このとき、トイレで意識を失い、てんかん症状の発作を起こしたことにより、救急車で病院へ救急搬送されました。
これによって、自動車やバイクなどの運転が「2年間」行うことができない旨、医師から説明がありました。
つまり、会社員などで、自動車運転を当たり前に業務として行っている場合、仕事の制限や働き方に大きな変化があったでしょう。
職場や仕事内容によっては、失業、減給、配置転換など、自身が望んでいない結果を招いたかもしれません。
このとき、自営業者であった僕は、上記のような不利益が被らなかったことは良かった?のかもしれません。
一方、国民健康保険に加入し、健康保険に加入していない場合、保険制度に大きな違いがあります。
その違いの1つとして、傷病手当金が支給されるか、支給されないかです。
傷病手当金は、被保険者が業務外の病気やケガによる療養のために仕事に就くことができず、給与を受けられない場合に支給されます。
出典:全国健康保険協会(協会けんぽ)傷病手当金より引用
国民健康保険に加入している場合、傷病手当金のような所得保障が受けられません。
再度、リアルな現実を振り返ります。
入院してから退院するまでの間、引き受けていた仕事はすべてキャンセル、契約締結している多くが解除、ほぼ無収入状態が継続したリアルな現実を経験。
経済的な部分(お金の部分)で、厳しい状況下に置かれ、精神的・肉体的にきつい想いをしました。
【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】自分の立場に置き換えて考えてみてほしい
最後に【独立系FP佐藤元宣のひとりごと】として、リアルな現実を振り返ったとき、改めて強く伝えたいことを簡単にまとめます。
決して不安をあおっているものではありません。
自分の立場に置き換えて考えたとき、僕が経験したリアルと自身がそうなったときの現実を対比してみてください。
・実際、病気などになってから対策をしても遅いことだってある。
・僕自身、このようなことになるなんて思ってもいなかった。
・しかも、突然のことだった。
・意識を失ったことすらしらない。
・気が付いたら病院のベッドの上。
・そのまま死んでいてもおかしくはない。
・記憶障害者や身体障害者になっていてもおかしくはない。
・自分では何もわからず、ただ生かされて、家族へずっと死ぬまで迷惑をかけていたかもしれない。
・生命保険に加入していたから安心なわけでは決してない
・貯蓄があるから安心なわけでは決してない(十分な貯蓄額は、その人やその世帯によって異なる)
・収入が得られるための柱(方法)をできる限り複数構築しておく
・家計の管理は、家族間や夫婦間など、共有しておく
(1人に任せない、言い方は悪いが家族を100%信用しない → 信用していた嫁の家計管理に絶望し元宣ガチ切れ。ほんと失敗。元宣ガチ管理し情報共有へ変更)
・家族・親族・知人・友人など、どんなに良い人だったとしても、本当に困ったときに手を差し伸べてくれるとは限らない
(義理と人情って何だろう?裏切られてしまった想いを抱き、人間不信になってしまう可能性は否定できない。僕は人に対する接し方や距離感を意識するようになってしまった。
ダメな人間になってしまったことを自覚し、これまで行ってきたあたりまえの親切をお客様へしないようになったが、お客様に対するギブアンドテイクのしかたを変えた)
人生はさまざまなことが起こり、良いことも悪いことも突然起こることを経験しました。
良いことであれば、いつ起こっても嬉しい限りですが、悪いことであれば、あらかじめ準備や対策をしておかなければ大変な想いをすることは確かです。
大変な想いをするだけではなく、信用していた家族や人に対する見方や感じ方が変わってしまうのは、厳しい現実(リアル)であり、経験したくなかったというのが本音です。
僕がそうであったように、ライフイベントに大きな変化が生じ、これからの生き方・働き方・考え方などにも大きな変化が生じることがあります。
このとき、前向きにこれからを進んでいくためには、前述した「緑枠」に記載した、僕のひとりごとを意識していただけたらと思っています。
なお、率直に、このコンテンツは、これからFP相談を希望しているお客様に対する当事務所のPRとしての目的もあります。
今回のコンテンツ内容に納得や理解をした上で、自分たちも準備・対策・良い意味での変化を希望しているお客様には、お声がけをいただきたいです。
ぜひ一緒に、これからのライフプランを考えていきましょう。
どうか宜しくお願い致します。
佐藤元宣FP事務所 代表 佐藤元宣