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中古住宅を購入してリフォームやリノベーションをする家の持ち方を考えてみる。実際の体験談も合わせて紹介

住宅購入といった言葉を見聞きしますと「注文住宅」や建築されて間もない「建売住宅」など、いわゆる新築住宅を購入するといったイメージをお持ちになる方も多いと思われますが、中古住宅を購入してリフォームやリノベーションをするといった住宅購入の仕方も1つの選択肢として検討してみるのも決して悪くはないと思います。

というのも、私自身、平成29年7月に自宅兼事務所を購入して住み始めているのにあたって、築浅の住宅を中古で取得し、リノベーションをしたのですが、住宅購入計画を立て、将来のライフプランやリタイアメントプランを考えた時に、住宅ローンの返済は、家計の支出を大きく圧迫することになることから、時には、このような選択肢が良い方向へいく場合も十分あると考えられます。

そこで、本記事では、あくまでも参考情報として、FPである筆者が、中古住宅を購入してリノベーションをした内容を簡単に紹介していきたいと思います。

リノベーションとリフォームの違い

はじめに、ざっくりではありますが、リノベーションとリフォームの違いについて紹介しておきます。

リノベーションとリフォームの違い

仮に、中古住宅を購入したとしても、すべてがご自身の思った通りになっているとは中々考えにくく、さらに劣化している部分などもあることを踏まえますと、リノベーションかリフォームは、どうしても必要になってくるものだと考えられます。

よくテレビ番組などでは、首都圏にお住いの方が中古住宅を購入してリノベーションをして住むといった内容のものが放映され、私自身もよく目にするのですが、住宅購入の仕方や考え方を工夫することで、自分達の納得した住宅購入を格安で行えることは確かです。

「家はリッチ、生活はプアー」だけは絶対に避けると最初から決めていた

私は、住宅購入する以前からかみさんとの話し合いで、「家はリッチ、生活はプアー」といったことだけは絶対に避けるという旨を伝えており、これについてかみさんも同感でした。

つまり、高い金を払って良い住宅を購入することも1つの選択肢として選ぶことができましたが、これからの人生を送る上で、やりたい時にやりたいことができない、うまいものを食べたい時にうまいものを食べれない、毎日の生活が質素、といったことだけは絶対に避ける選択肢を取りました。

実際のところ、FPという職業上、人の懐具合を見ることも多い訳ですが、随分と立派な住宅を購入されている方もおられる一方で、家計内容から生活が質素だったり、住宅ローンの返済がカツカツだったり、はたして人生が充実しているのかな?と首をかしげたくなるような事例に多々遭遇したこともあったからこそ、尚更、そのように感じた部分があったのかもしれません。

住宅購入は、人生に一度きりの大きなライフイベントである方が大半であるわけでありますから、やはり、先の人生を考えた時に、住宅ローンに追われる人生を送るのか、住宅ローンと向き合いながら、好きなように生きるのかは、ご自身の考えや選択しだいで決定することになります。

これから住宅購入を予定されている皆さんにも、この辺の考え方は、再度確認していただくことを強くおすすめ致します。

中古住宅の購入は注意するところがたくさんある

これから住宅購入を検討している方で、私のように中古住宅を購入してリノベーションも1つの選択肢として考えている方は、住宅購入にかかる様々な制度について念入りに調べたり、時には、当事務所のようなFPや建築士へ相談するといったことを実践し、「万が一」の取りこぼしが無いように十分な注意が必要になってきます。

たとえば、住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)、不動産取得税、各種補助金関係など、中古住宅を購入する場合やリノベーションやリフォームといった増改築を絡めた場合には、注意するべきポイントが実はたくさんあり、あらかじめ念入りに調べるなどをしなければ、大きな落とし穴に陥ってしまう場合も十分に考えられます。

この辺の注意点をしっかりとご理解いただいた上でご自身の選択が重要になってくることは言うまでもありません。

参考 私が購入した中古住宅とリノベーションの場合

基本的に中古住宅を購入してリノベーションをした場合は、自分自身で手続きをしなければならないことも多くあり、私の場合は、不動産取得税関係の書類提出住宅ローンの借入にかかるちょっとした手続きをはじめ、すまい給付金の申請住宅ローン控除の適用にかかる確定申告はすべて自分自身で行いました。

はっきり言ってしまえば、新築住宅を購入した場合は、面倒な事務手続きを業者へ任せることができる一方で、中古住宅を購入して増改築を行う場合は、手続き関係を自分で行わなければならないことや、不動産取得税の軽減や住宅ローン控除が活用できるかできないかの判断をあらかじめ念入りにしておかなければならないため、リサーチには時間や手間がかかるデメリットがあります。

これから私のように中古住宅と増改築を検討している方であれば、先のものに加え、FPや建築士などの専門家へ依頼する費用もかかる可能性がありますが、賢く利用することで、納得した住宅購入が実現できると思います。

逆に、賢く利用できなければ、かえって、多くのお金を出費することに繋がり、将来的に見ても大きな損失を被ってしまう可能性もありますので、この辺は、慎重に検討や判断をしておきたいものです。

中古住宅を購入する前は、ホームインスペクションは必須

中古住宅を購入する前は、建築士へホームインスペクションを依頼して、購入予定の住宅がどのような状態でそもそも購入しても良いものか必ず専門家の判断を仰ぐようにして下さい。

この理由は、終の棲家になることはもちろんですが、各種制度の恩恵を受けられなくなってしまう場合があるためです。

もちろん、私もホームインスペクションを依頼したことは言うまでもありません。

おわりに

本記事は、平成30年2月下旬に改編したものとなりますが、住宅購入をして初めての年ということで、住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)の申告準備をこれから行わなければならない状況です。

中古住宅の購入とリノベーションといった選択肢は、今後もますます増えてくると予測される中で、国税庁のe-taxでは、住宅ローン控除の書類が作成できないことも判明(平成30年2月現在)し、ものすごい面倒な状況下に立たされています。

こちらにつきましては、直接税務署へ問い合わせて確認し、国税庁の方から回答を得たものになりますが、中古住宅を購入し、増改築が絡んでいる場合、現在(平成30年2月現在)のシステム状況では、手書きで住宅ローン控除の計算書を作成して申告をしなければならないことになっており、これから住宅購入をされる方で、私のような選択肢を取られる方は、税理士などの専門家へ依頼するのも良い選択肢だと思います。

というのも、こちらも専門的な内容が絡んでいるため、申告の仕方を誤りますと、本来受けられるべきものが受けられない懸念が生じるためであり、私自身も直接税務署へ確認し、国税庁から回答を得たことによって、解決できた内容でもあったためです。

中古住宅を購入してリノベーションなどをするということは、賢く住宅購入ができ、かつ、費用を抑えることができる一方で、間違えることによって逆にマイナスになってしまう可能性もある危険性を含んでいることを、私自身、とても感じています。

少なくとも、私と同じような住宅購入を検討している方は、FP、建築士、税理士といった専門家の力を借りて賢い住宅購入をなされることを強く推奨致します。


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