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長期のライフプランニングとキャッシュフロー表を作成してものすごく感じたこれからのお金の考え方
日記

当事務所では、ライフプランニング(長期型)といった業務メニューがあるのですが、本日、以前からご依頼をいただきましたお客様に対して、長期のライフプラニングと将来のキャッシュフロー表を作成・納品し、ものすごく感じたこれからのお金の考え方についてブログに綴っておきたいと思います。

多くの皆さんが、将来のお金や貯金・貯蓄などに対して不安や疑問を抱いていると思いますが、私自身、業務を通じてお金の流れを目の当たりにするからこそ、これからの時代におけるお金の考え方で、ここはやっぱり最低限押さえておきたいよね!?ってことをこれから紹介していきます。

積立投資は、投資と考えるよりも将来の貯金・貯蓄と考える

平成30年1月より、つみたてNISAが新たにスタートし、積立投資の代表格と言えば、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)が、若年者を中心に広く浸透していることを1人の独立系FPとしてとても実感しております。

これらの積立投資は、長期の投資であり、資産運用ではありますが、私たちがこれからの将来を考える上で、投資(資産運用)と難しく考えるよりも、将来の貯金・貯蓄であると考えておくべきだとものすごく感じています。

それは、長期のライフプラニングと将来のキャッシュフロー表を作成し、現状のまま何も対策をしないでいった場合のキャッシュフローと積立投資を活用したキャッシュフローでは、雲泥の差がある結果となったためでもあります。

本ブログのアイキャッチ画像に設定している以下の図のように、上を走って行く人と下を走っている人ほどの違いが生じたと言えば、大まかなイメージはつきやすいかもしれません。

非課税措置や所得控除の恩恵は将来のお金に好影響を及ぼす

つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)には、運用益に対する非課税措置があるほか、iDeCo(個人型確定拠出年金)では、1年間に拠出した掛金の全額が所得控除の対象になるため、所得税および住民税の軽減効果が、iDeCo(個人型確定拠出年金)での資産運用が終了する60歳まで、毎年受けられる恩恵があります。

これらの恩恵を、現状から将来のキャッシュフローに反映させて比較検討しますと、先ほども申し上げましたように、雲泥の差が生じる結果となり、いわば、積立投資を行った人と行わなかった人では、将来のお金の貯まり方(資産形成金額)に大きな差が生じるわけです。

なお、積立投資による資産形成金額には、就いている職業(iDeCo(個人型確定拠出年金の場合)や拠出金額、選んだ商品、資産運用の仕方など、個々によって結果が全く異なることになります。

そのため、次項からお伝えするようなポイント(注意点)も意識したお金の考え方を持っておくことがとても大切だと当事務所では考えます。

積立投資は、預金口座を作るような安易な考え方で始めるのは論外

「論外」なんて、相変わらず言葉選びのなっていない私ですが、たとえば、子供が新たに誕生し、近所の銀行へ子供名義の銀行口座を開設するような安易な考え方で積立投資を行うことは論外です。

これは、先ほども申し上げましたように、積立投資による資産形成金額には、就いている職業(iDeCo(個人型確定拠出年金の場合)や拠出金額、選んだ商品、資産運用の仕方など、個々によって結果が全く異なることを意味し、積立投資を始める金融機関選びと選ぶ商品も将来のお金に大きな影響を与えることになるためなのです。

したがいまして、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を始める際に、預金口座を作るような安易な考え方で、近所の金融機関ですぐに始めてしまうことはNGであることを、これを読んでいるユーザーさんのことを思い、あえて強い口調でお伝えさせていただきます。

なお、当事務所では、積立投資にかかる関連記事として以下のようなものも公開しておりますので、気になる方は合わせて読み進めてみることをおすすめ致します。

つみたてNISAで「お金を貯めながら増やす」考え方を持とう

つみたてNISAや個人型確定拠出年金(iDeCo)を活用する大切さを伝えた話

つみたてNISAでお金を貯めながら増やすには「ドルコスト平均法」が肝

子供の教育資金準備に学資保険は時代遅れ

子供の教育資金準備のために学資保険を活用する考え方が大きく定着しておりますが、令和元年8月現在において、学資保険の教育資金準備は残念ながら時代遅れで、現在の情勢に即した最適な方法とは言えません。

言うまでもなく、学資保険の返礼率は極めて低い状態が続いており、同じ時間や同じお金を拠出するのであれば、つみたてNISAを活用した方が当事務所では効果的だとはっきり言い切ります。

保険屋さんは、当たり前に学資保険をおすすめすることは火を見るよりも明らかですが、私のように、報酬を貰ってお客様の将来をプランニングする立場としては、どちらが大きな資産形成ができるのかといったことに重きをおいて考え、検討しなければなりません。

立場が違うものでは、おすすめする資産形成の方法が当然に異なりますが、この辺の判断は、ユーザーの皆さんが独自でしっかりと行う必要があると言えます。

なお、学資保険がおすすめできない理由は、以下、当事務所が公開している記事で確認することができますので、気になる方は合わせて読み進めてみるのも良いでしょう。

学資保険で十分な子供の教育資金は準備できません!おすすめしない理由をシミュレーションと共に紹介

教育資金対策は、奨学金・教育ローン・贈与もある

子供の教育資金対策に学資保険をおすすめしないことは変わりありませんが、奨学金・教育ローン・贈与などのように、将来のキャッシュフローが見えれば、適宜、最適な方法が見つかります。

長期のライフプランニングやキャッシュフローから、教育資金対策に最も適した方法が見つけられますが、言うまでもなく、個々によって対策方法が異なることはあえて申し添えておく必要があるでしょう。

積立投資を始める時期や年齢によっては活用の仕方が変わることも

現行法上、つみたてNISAは、運用期間が最大で20年間、iDeCo(個人型確定拠出年金)は、60歳になるまで運用期間があることから、たとえば、年齢が40代後半などの方である場合、iDeCo(個人型確定拠出年金)よりもつみたてNISAの方が運用期間が長くなります。

この時、たとえば、晩婚や子供が誕生したのが遅かった場合などの理由が絡むとすれば、本来、老後資金対策と呼ばれているiDeCo(個人型確定拠出年金)の活用の仕方が変わってくことも時には考えられます。

つまり、個々の置かれている状況や家族構成などによって、それぞれ適した活用方法やライフプランニングが変わることを意味し、一筋縄ではいかない場合があります。

この点には注意が必要と言えるでしょう。

おわりに

昔のように、預金口座へお金を貯金しているだけでは、将来の不安が払しょくできない時代となっており、積立投資を将来の貯金や貯蓄と考えて、1人ひとりが真剣に向き合うことは今の時代、とても大切なことだと当事務所では考えています。

一方、積立投資は、やり方1つで将来の結果が大きく変わることになるため、自分たちの思い描いた資産形成をより確実に構築するためにはどのようにする必要があるのか情報収集をすることも大切になります。

今回、ライフプランニングやキャッシュフロー表を作成して、率直に感じたことをブログに綴らせていただきましたが、時代が大きく変わり、お金の考え方も大きく変わっています。

その辺の流れにしっかりと乗り、与えられている時間をお金に換えられる考え方を持っていただき、実際に行動されてみるのが、少しでも豊かな将来を確保するために今やっておくべきことであると当事務所では考えます。


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