本ブログは、平成29年3月12日に作成し投稿したものになります。
日本銀行がマイナス金利政策を施行してから1年以上が経過しましたが、住宅ローンの金利が少しずつ上昇してきました。
住宅ローンの金利には、変動金利、固定金利、期間選択型固定金利などの金利の種類がありますが、それぞれの金利が上下変動するには、関係しているもの(短プラなど)があります。
ここではそんなわけのわからない難しいことを綴るつもりは微塵もありませんが、要はこれから住宅ローンを考えるのであれば金利の上昇リスクも視野に入れて検討したいものといったことを伝えたいと思い、本ブログを綴っております。
住宅ローンにおける10年間の金利推移を見ると言うまでもなく、昨年(2016年)が最も低い金利をたたき出しており、現在、その低金利が少しずつ上昇して元に戻ってきているといった見方もできそうです。
このように考えますと、今の低金利の状態で住宅ローンを新規で組んだり借り換えたりするということは、まだまだ借りる側にとって有利と考えることもできます。
一方で金利の選び方は、将来の返済を考える上で引き続き慎重に考えなくてはならないことは言うまでもありません。
特に変動金利や期間選択型固定金利といった比較的、低金利の住宅ローンの場合、金利上昇リスクによって返済金額が増加してしまう可能性をあらかじめ視野に入れておかなければなりません。
決して誤解の無いように申し上げておきますが、変動金利や期間選択型固定金利がだめで固定金利が良いといったことではなく、金利が上昇傾向にある現在において、将来さらに金利が上昇した際のリスクをどのように分散させるのかといった受け皿(対策)をしっかりと取っておかなければならないよねっといった注意喚起と捉えていただければ幸いです。
住宅ローンの組み方や返済における考え方は、人それぞれによってまったく異なります。
収入と支出のバランスを考えますと、希望している返済方法や住宅ローンの組み方が適切とはいえない場合もあります。
たとえば、消費税が増税される前などは、駆け込み需要といったものがありましたが、本記事を読んで決して同じように考えないでいただきたいと私は率直に思っています。
住宅ローンの申し込みは、しっかりとした資金計画と将来のライフプランを大まかにでも良いので確認した上で行うべきものです。
さまざまな情報に左右されず、自分たちの懐具合をしっかりと確認した上で納得した住宅ローン選びを実現していただきたいものです。