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FX初心者がコツコツドカンのトレードを避けるための対策とは【にわかトレーダーのコツコツFXブログ】

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者の多くが陥りがちなコツコツドカンのトレードを避けるための対策や考え方について紹介していきます。

はじめに、コツコツドカンのトレードとは、コツコツ少額の利益を積み重ねているものの、損切りした時の損失がドカンと多額になってしまうトレードのことを言います。

筆者もFX初心者の頃は、何度もコツコツドカンのトレードを繰り返し、時間と体力を消費しているのに結果が伴わないといったつらい経験をたくさんしてきました。

こちらはあくまでも筆者個人の主観となりますが、おそらく、FX初心者の人であれば、誰もがコツコツドカンのトレードを経験することになると思います。

この時、コツコツドカンの経験は、そこから学んで成長する人と残念ながらFX市場から退場される人の大きな分岐点になることが考えられ、いわゆる「勝ち組」「負け組」の差は、すでにここから生じることになるとも思います。

また、FX初心者の人でなくても、コツコツドカンのトレードから中々抜け出せない人もおられると思いますが、今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、コツコツドカンのトレードを避けるための対策や考え方について紹介していきます。

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FX初心者がコツコツドカンのトレードをしてしまう理由を考える

FX初心者がコツコツドカンのトレードを避けるための対策を知る前に、まずは、FX初心者がコツコツドカンのトレードをしてしまう理由について考えてみます。

これから紹介する項目は、筆者がFX初心者であった頃に自分にあてはまった理由にあたり、すべての人にとってあてはまるものではないのかもしれませんが、参考までに、ご自身の場合と比較しながら読み進めていただければと思っております。

どこまで利益が伸びそうかわからないため

FX初心者がコツコツドカンのトレードをしてしまう1つ目の理由として、どこまで利益が伸びそうかわからないことがあげられます。

仮に、ポジションのエントリーを行い、そのポジションが含み益に転じた際、この後、どこまで利益が伸びそうなのか自分なりの合理的な理由付けがなされている場合、当然のことながら、そこまで利益を大きく伸ばす投資判断になるはずです。

しかしながら、FX初心者の人やFXのトレード経験が少ない場合、どこまで利益が伸びそうなのかわからないことが多いため、結果として、小さな利益で確定してしまうことがコツコツドカンのトレードをしてしまう理由にあたると考えられます。

目に見える含み益が含み損に変わるのを回避したいため

FX初心者がコツコツドカンのトレードをしてしまう2つ目の理由として、目に見える含み益が含み損に変わるのを回避したいためがあげられます。

FXでは、損大利小のトレードはコツコツドカンのトレードにあたるため、このようなトレードは避けなければならないと多くの書籍などでも記述されています。

そのため、利益を伸ばそうと試みたものの、含み益が含み損に転じ、その含み損がどんどん膨れ上がっているのを目の当たりにしてしまうことで、利益確定しなかったことを後悔する心理になってしまうことが、結果としてコツコツドカンのトレードをしてしまう理由にあたると考えることができます。

損失を認容することができないため

FX初心者がコツコツドカンのトレードをしてしまう3つ目の理由として、損失を認容することができないことがあげられます。

すでに紹介した2つの理由について、解決策がしっかりとしていることで損切りは行いやすくなるものの、FX初心者の人やFXの経験が浅い人ほど、ご自身が抱えている損失を認容することができないものです。

その結果、含み損がどんどん膨らんでいき、どうしても耐えられなくなった時に、損切りを行うため、精神的にかなりの痛手を負うほどの損失を確定させてしまうことがコツコツドカンのトレードをしてしまう理由にあたると考えられます。

自分本位(自己中心的)のFXトレードをしているため

FX初心者がコツコツドカンのトレードをしてしまう4つ目の理由として、自分本位(自己中心的)のFXトレードをしていることがあげられます。

たとえば、前項のように大きな損失を負ってしまった場合やその日のトレード結果が自分の思った通りになっていない場合など、自分本位(自己中心的)のFXトレードをしていることがおそらくあると思います。

具体的には、無理なlot数でポジションのエントリーを行い、すぐに利益決済できた場合はまだしも、このようなトレードを何度も繰り返すことによって、さらに損失を拡大させてしまい、結果、コツコツドカンのトレードをしてしまったということは、おそらく筆者だけではなく多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか?

コツコツドカンのFXトレードは安定した利益を出し続けていくのが難しい

前項では、筆者の体験談を基に、FX初心者がコツコツドカンのトレードをしてしまう理由を4つ紹介させていただきました。

この4つの理由は、実のところ、ポジションをエントリーしてから決済を行い、その後、またポジションをエントリーするといったFXトレードの一連の流れの中でコツコツドカンになりやすいポイントを示しただけに過ぎません。

おそらく、FX初心者に限ったことではなく、コツコツドカンのFXトレードをしているユーザーの皆さまにとってみますと、紹介した何かしらの理由が、自分にあてはまっているコツコツドカンの理由になっているのではないでしょうか?

言うまでもなく、コツコツドカンのFXトレードは、長い目で見た時、安定した利益を出し続けていくことは難しく、仮に、利益を出すことができたとしても、思い描いているような金額になりにくいことも十分に考えられます。

そのため、コツコツドカンのFXトレードになっている場合、その原因を究明し、対策を実際に行っていくことが重要になります。

筆者が行ったコツコツドカンの原因究明と対策方法を紹介

本ブログの冒頭では、筆者もFX初心者の頃は、何度もコツコツドカンのトレードを繰り返し、時間と体力を消費しているのに結果が伴わないといったつらい経験をたくさんしたことをお伝えさせていただきました。

その一方で、自分なりに色々と考え、コツコツドカンのトレードをする原因究明と対策方法を試みた結果、今では、コツコツドカンのトレードが無くなったと言い切っても良いのではないかと個人的に感じています。

以下、あくまでも筆者個人の原因究明と対策方法ではございますが、現在、コツコツドカンのトレードで悩んでいるFX初心者の人やFXのトレード経験が浅い人にとっては、何かしら参考になる情報があるかもしれませんので、一通り最後まで読み進めていただきまして、改善策のきっかけにしていただければと思っています。

スキャルピングはコツコツドカンが発生しやすいことが判明した

筆者がFX初心者の頃は、スキャルピングがメインのトレードスタイルとなっており、損大利小のトレード結果が全体的に多いことが過去検証(トレード履歴)から確認することができました。

また、スキャルピングでの勝率が悪い日は、lotを多くして損失をさらに拡大させるトレードも多くなっており、こちらも過去検証(トレード履歴)で顕著に表れていることがわかりました。

そのため、スキャルピングからスイングトレードやポジショントレードといったトレードスタイルに変更し、少額のlotで長い時間をかけて多くのpipsを取るトレードスタイルに変更しました。

とてもシンプルでほんの些細なことなのかもしれませんが、FX初心者やFXのトレード経験が浅い内に、自分に合ったFXのトレードスタイルをしっかりと見つけておくことができれば、長い目で見た時、コツコツドカンのトレードが避けられるようになる可能性が高まると考えられます。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者の内に自分に合ったトレードスタイルを見つけよう】

長期投資の考え方で時間を味方につけることによってコツコツドカンを避けられるようになった

スイングトレードやポジショントレードは、長い時間をかけて多くのpipsを取るトレードスタイルであるため、スキャルピングに比べてトレード回数が激的に減少し、チャートを見る回数も大きく減りました。

また、長期投資の考え方で時間を味方につけることによって無駄なポジションエントリーやポチポチ病も避けられることにつながり、筆者の場合、結果としてコツコツドカンのトレードが避けられるようになりました。

ちなみに、スイングトレードやポジショントレードに変更してからチャートを見る回数は、主に3回程度となっており、東京時間・ロンドン時間・ニューヨーク時間といった市場が移り変わる時間帯と一服時間くらいです。

ある程度の一点集中トレードは必要と考えた

筆者の場合、FXトレードを長期投資の考え方で時間を味方につけることによってコツコツドカンのトレードが避けられるようになりましたが、スイングトレードやポジショントレードは、ポジションのエントリーからポジションの決済までに長い時間がかかってしまうため、資金効率(大きな利益を得るまでの効率)が悪くなってしまうデメリットがどうしても発生してしまいます。

そのため、ある程度の一点集中トレードは必要と考えました。

たとえば、ドル/円を買い(ロング)でエントリーすると決めた場合、最初のエントリーは「試し玉」として少額のlotでエントリーします。

その後、含み益が生じて大きく利益を伸ばせた場合は、ピラミッティング(増し玉)を行い、資金効率(大きな利益を得るまでの効率)が悪くなってしまうデメリットを補う対策を行います。

逆に、含み損が生じて、しばらく含み損を抱えるトレードとなった場合、ナンピンを行い、保有ポジションの平均レートを下げ、加えて、最初にエントリーしたポジションとナンピンしたポジションの両方で利益を獲得できるような対策を行います。

これによって、資金効率(大きな利益を得るまでの効率)が悪くなってしまうデメリットを補います。

このように、エントリーをする通貨ペアを自分で決めてエントリーした場合、他の通貨ペアにエントリーを行わず、一点集中のトレードで大きな利益を取りにいくようなトレード手法に切り替えました。

一般に、スキャルピングの場合ですと、1回のFXトレードは、エントリーして決済までが通常だと思われますが、筆者の1回のトレードとは、1つの通貨ペアに一点集中し、複数の同じポジションをまとめて決済した時となり、1回のFXトレードの考え方を柔軟に変えたことも功を奏したのではないかと思っています。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者が知っておきたいナンピンとナンピンの活用方法とは】

複数のFX口座をFX会社や通貨ペアの特徴で使いわけた

スイングトレードやポジショントレードは、長い時間をかけてトレードを行うことになるため、ポジションをエントリーして決済するまでの間に「スワップポイント」が必ず発生することになります。

FXでは日本のような超低金利の国の通貨を売って、トルコやメキシコ、南アフリカのような新興国などの金利水準が高い国の通貨を買うと、スワップポイントと呼ばれる収益がポジションを決済するまで毎日得られることになります。スワップポイントは「金利差調整分」とも呼ばれ、2カ国間の金利差によって発生する利益です(※逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップポイントの支払いが発生します)。

出典 みんなのFX FXのスワップポイントとは? FXのスワップポイントより一部引用

実際に付与されるスワップポイントは、FX会社やエントリーした通貨ペアによって大きく異なるため、筆者の場合、複数の保有しているFX口座をFX会社や通貨ペアの特徴で使い分けました。

なお、大まかな使い分けのイメージは以下の通りです。

スイングトレードやポジショントレードで、メキシコペソ/円や南アフリカランド/円を「買い(ロング)エントリー」する場合は、スワップポイントが高い「A社」の口座を活用する

スイングトレードやポジショントレードで、ユーロ/円やスイスフラン/円を「売り(ショート)エントリー」する場合は、プラスのスワップポイントが付与される「B社」の口座を活用する

上記は、ほんの一例ですが、FX会社によってスワップポイントの金額が異なるほか、同じ通貨ぺアであったとしても、売り(ショート)エントリーすることで、プラスのスワップポイントが付与される場合とマイナスのスワップポイントが付与される場合があります。

そのため、スイングトレードやポジショントレードで長い時間をかけてFXトレードを行う場合、基本的に毎日付与されるスワップポイントの積み重ねが獲得利益に大きな影響を及ぼすことがあり、FX会社や通貨ペアの特徴でFX口座を使い分けることが重要になります。

目標利益の考え方を変えた

すでにお伝えしましたように、筆者がFX初心者の頃は、スキャルピングがメインのトレードスタイルとなっていたことから、目標利益の考え方も「1日あたり〇万円の利益を得る」といったような短期的な目線で考えておりました。

しかしながら、目標利益を短期的に設定してしまいますと、視野が狭くなり、その目標が達成できない場合、知らず知らずの内に無理なトレードをしていることがあります。

これが「コツコツドカン」の原因になってしまうことがあったため、筆者は目標利益の考え方をトレードスタイルと同じように長期的に考えるように切り替えました。

具体的には、1年間で利益が生じれば良いといった大まかなイメージになるのですが、FXで重要なことは、1年間に限ったことではなく、長い目で見た時に安定して利益を出し続けていけるようなトレードを心がけることだと思います。

そのためには、コツコツドカンのトレードを繰り返しているようでは先が見えませんし、むしろ少額のlotであったとしてもコツコツ負けてドカンと勝つ「リスクリワードレシオが良いトレード」を行っていく必要があります。

FX初心者の人やFXのトレード経験が浅い人にとってみますと、大きな利益をいとも簡単に得られているように見える動画やネット情報はご自身のモチベーションが上がる1つの要素になるのかもしれませんが、現実的に考えますと決して簡単なことではありません。(少なくとも、高額な預託証拠金・トレードスキル・含み損益に動じない強いメンタルが必要)

その一方で、FX初心者であったり、FXのトレード経験が浅い人であるからこそ、「派手さを求めず、安定して勝つための考え方」を今の内に身に付けておくようにしたいものです。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者が安定して勝つために知っておきたい考え方】

FX初心者がコツコツドカンのトレードを避けるための対策とは

ここまで、筆者が行ったコツコツドカンのトレードを避けるための対策方法や考え方を紹介させていただきました。

結論から申し上げて、FX初心者がコツコツドカンのトレードを避けるための対策は、やはり「ご自身の過去検証(トレード履歴)につきる」と思います。

筆者は、性格的にも勝気なところがあり、コツコツドカンのトレードがしやすい性分であると自覚しておりますが、トレードスタイルや利益の考え方を変えることでコツコツドカンのトレードが無くなりました。

これはあくまでも筆者の場合であり、すべてのFX初心者の人に残念ながらあてはまることではないため、まずは、なぜ、コツコツドカンのトレードをしてしまったのか過去検証をして原因究明するところから始めてみてはいかがでしょうか。

コツコツドカンのトレードをする原因は、トレーダーさん1人ひとりによって異なりますが、少なくとも「平常な状態でトレードが行われていない=いつもは、やらないことをしている」ことは確かだと思います。

そのため、どのような経緯で、いつもはやらないトレードをしたのかを振り返っていくことで、コツコツドカンのトレードをした原因が究明できると思われます。

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おわりに

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者の多くが陥りがちなコツコツドカンのトレードを避けるための対策や考え方について紹介させていただきました。

改めて筆者がコツコツドカンのトレードをしていた理由を振り返ってみますと、そもそも悪いのは「自分」であることに気づかされます。

筆者が自分で言うのもおかしな話ですが、自分で自分の悪いところを見つけ、それを素直に認めて改善したことがコツコツドカンのトレードを避けられるようになったとまとめることもできます。

また、今では、トレードスタイルを変えたことによって、コツコツドカンのトレードをすることが無くなりましたし、そもそも、コツコツドカンを意識することがありません。

コツコツドカンの対策方法は、自分自身の考え方1つです。

トレードの良いところは良い、悪いところは悪いと素直に認めて改善するように努めていきたいものです。


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