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FX初心者が知っておきたいナンピンとナンピンの活用方法とは【にわかトレーダーのコツコツFXブログ】
日記

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が知っておきたいナンピンとナンピンの活用方法について紹介していきます。

はじめに、巷では「ナンピン」をするFXトレードについて「ナンピン悪」といった情報が多く出回っています。

そのため、FX初心者の立場からしますと、「ナンピンは悪」だから絶対にやってはならないといった視野の狭い考え方に固執してしまう恐れがあり、この考え方はとてもおすすめできるものではありません。

ちなみに、筆者は、にわかFXトレーダーでありながらも、本業はファイナンシャルプランナー(FP)という立場でございますが、ファイナンシャルプランナー(FP)の立場でナンピンを考えますと、一言で「ナンピンはFXにおいて、攻めのトレードと守りのトレードを戦略的に行うことができる投資法」であると考えています。

ただし、筆者が考えるナンピンの考え方や活用方法は、主に長い時間を活用してトレードを行う「スイングトレード」や「ポジショントレード」に効果的だと思われる一方、短い時間を活用してトレードを行う、「スキャルピング」や「デイトレード」には不向きな考え方だと思っています。

そのため、ご自身が行っている普段のFXトレードスタイルを考慮しながら、あくまでも参考情報の1つとして最後まで読み進めていただければと思っております。

FXにおけるナンピンとは

FXにおけるナンピンとは、現在保有している通貨ペアのポジションを追加でエントリーすることによって保有ポジションをさらに増加させることを言います。

たとえば、ドル/円を買い(ロング)でエントリーしたとし、現在もそのポジションを保有しているものとします。

この状態で、さらにドル/円を買い(ロング)で追加エントリーすることによって、同じ通貨ペアの保有ポジションを増加させることがFXにおけるナンピンです。

なお、同じ通貨ペアのポジションは、買い(ロング)と売り(ショート)の両方のポジションを保有することができますが、こちらは「両建て」でありナンピンにはあたりません。

あくまでもFXにおけるナンピンとは、同じ通貨ペアのポジションを同じ方向(買いまたは売り)でエントリーすることによって保有ポジションを増加させるところにあります。

FXトレードでナンピンをする意味とは

本ブログの冒頭では、筆者がファイナンシャルプランナー(FP)の立場でナンピンを考えますと、一言で「ナンピンはFXにおいて、攻めのトレードと守りのトレードを戦略的に行うことができる投資法」であるとお伝えさせていただきました。

この考え方とは、具体的にどのようなことを指すのか、その意味について本項で紹介していきます。

FXで「攻めのトレード」として活用する戦略的ナンピン投資法とは

FXで「攻めのトレード」として活用する戦略的ナンピン投資法は、ピラミッティング(増し玉)による方法です。

一般に、ピラミッティング(増し玉)とナンピンの意味は異なるものとされておりますが、筆者としては、「攻めのトレード」「守りのトレード」の双方において、新たに同じ通貨ペアのポジションを同じ方向(買い、または、売り)で保有することに変わりはないため、このように表現をしています。

ピラミッティングは、その名前の通り保有しているポジションでピラミッドを作るイメージになるのですが、具体的なイメージは以下の通りです。

出典 SBI FXトレード テクニカル教室 第14回「トレード戦略編 その1」ピラミッティングより引用

上記画像のパターン1は、買い(ロング)でピラミッティングを行うイメージとなり、パターン2は、売り(ショート)でピラミッティングを行うイメージとなります。

ピラミッティングのポイントは、大前提として、最初に保有しているポジションに含み益が生じている必要があり、この状態で最初にエントリーしたlotよりも少額のlotを積み増しするところにあります。

エントリーした通貨ペアが、トレンドに乗った時にピラミッティングを活用することによって、さらに含み益が積み増しされることになるため、正に「攻めのトレード」になっていることがわかります。

FX初心者がピラミッティングをする際に注意したいポイントとは

FX初心者がピラミッティングをする際の注意点として、増し玉(追加エントリー)は、最初にエントリーしたlot数よりも少ないlotでエントリーするところにあります。

仮に、含み益が生じている状態で増し玉(追加エントリー)を行い、最初にエントリーしたlotよりも大きい場合、値動きが逆に流れてしまうことで含み益が一気に含み損に変わってしまうリスクが生じてしまいます。

これでは、そもそも増し玉(追加エントリー)を行った意味がなくなってしまうため、ピラミッティング(増し玉)をする際は、最初にエントリーしたlot数よりも少ないlotでエントリーすることを必ず守るようにしておきたいものです。

なお、ピラミッティング(増し玉)は、どのタイミングで行えば良いのか?といったことを疑問に思うFX初心者の人も多いと思います。

こちらにつきましては、少なくとも「ダウ理論」「エリオット波動論」について知っておく必要があります。

これら2つの理論は、名前を聞いただけでも難しそうなイメージを持たれそうですが、FX初心者の人が、将来的にFXで安定して利益を上げていくためには、これら2つの理論と考え方は避けて通ることが難しいと筆者は考えています。

そのため、ダウ理論やエリオット波動論についてまだわからない場合は、ピラミッティング(増し玉)によるトレード手法は一旦おいておき、次項で紹介する「守りのトレード」が自分のトレードスキルになりそうなのか検証してみることをおすすめします。(ダウ理論とエリオット波動論は、空いた時間に学習することが望ましいです)

FXで「守りのトレード」として活用する戦略的ナンピン投資法とは

FXで「守りのトレード」として活用する戦略的ナンピン投資法は、「ドルコスト平均法」による方法です。

FXにおけるドルコスト平均法とは、現在保有しているポジションが含み損を抱えている状態であったとし、その含み損や含み損を抱えたポジションを実際の損失を被らずに整理する方法です。

以下、ナンピンのイメージと効果について、例をあげて紹介します。

たとえば、ドル/円を100.000のレートで、1lotを「買い(ロング)」でエントリーしたとします。

この時、現在のレートが99.000、1lotが10,000通貨であった場合、現在の含み損は10,000円(▲100pips)となります。

この時点で、ナンピンを行い、追加で1lotを「買い(ロング)」でエントリーしたとしましょう。

この結果、保有ポジションの平均レートは、1lotあたり99.500となります。計算式は右の通りです。(100.000+99.000)÷2lot=99.500

この後、ドル/円のレートが上昇に転じ、仮に、現在のレートが99.600であった場合における2つのポジションの含み損益は以下の通りとなります。

①.100.000円でエントリーしたポジションの含み損益=▲4,000円(▲40pips)

②.99.000円でエントリーしたポジションの含み損益=6,000円(+60pips)

③.現在保有中のポジション損益合計=2,000円(+20pips)※スプレッドは考慮していません

上記の流れのように、FXで「守りのトレード」として活用する戦略的ナンピン投資法は、賢く上手に活用することによって、含み損や含み損を抱えたポジションを実際の損失を被らずに整理するだけに留まらず、結果として、利益を上げられる効果が得られる可能性もあることが確認できます。

ただし、FX初心者の人であるほど、ナンピンをする際に必ず押さえておくべき注意点があることから、次項では、ナンピンをする際の注意点について紹介していきます。

FX初心者がナンピンをする際の注意点とは

FX初心者がナンピンをする際に必ず押さえておくべき注意点は以下の通りです。

ナンピンする際のlot数は、保有ポジションのlotと同額以上にする

ナンピンをするそもそもの意味は、現在の含み損や含み損を抱えたポジションを実際の損失を被らずに整理するところにあります。

そのため、ナンピンを行ったポジションが、最初にエントリーしたポジションのlotよりも少額な場合、保有ポジションの平均レートが低くなりにくく、結果として、前述した目的を達成するのに時間やリスクが多く伴ってしまう原因になります。

ポジションのエントリーに強い根拠のないナンピンはさらに含み損を増加させてしまう

ポジションのエントリーに強い根拠のないナンピンは、現在抱えている含み損をさらに増加させてしまう原因になります。

ここで「強い根拠って何?」と感じる人も多いと思いますが、少なくとも筆者がナンピンをする際に意識しているポイントは以下の通りです。(あくまでも参考情報となります)

・レジスタンスラインやサポートラインを意識したポジションエントリー

・フィボナッチを意識したポジションエントリー

・チャート全体のローソク足の流れとトレンドの方向

・MACDやスローストキャスティクスなどのオシレーターを意識したポジションエントリー

筆者は、上記4つのポイントが自分で決めている自分ルールを満たした時に追加でナンピンをしています。

「下手なナンピン素寒貧」という投資格言があるものの、ナンピンを行う際の自分ルールを見つけ、そのルールを徹底して守ることで、ナンピンはご自身の強力なトレードスキルになると筆者は考えます。

にわかトレーダーのコツコツFXブログ【FX初心者が知っておきたいレジスタンスラインとサポートラインとは】

バーコードナンピンは、ナンピンをする意味から欠けるため行わない

バーコードナンピンとは、最初にエントリーしたポジションが含み損を抱えている状態で、最初にエントリーしたポジションのレートと近いところでナンピンをすることを言います。

以下、バーコードナンピンのイメージと注意点について、例をあげて紹介します。

たとえば、ドル/円を100.000のレートで、1lotを「買い(ロング)」でエントリーしたとします。

この時、現在のレートが99.800、1lotが10,000通貨であった場合、現在の含み損は2,000円(▲20pips)となります。

この時点で、ナンピンを行い、追加で1lotを「買い(ロング)」でエントリーしたとしましょう。

この結果、保有ポジションの平均レートは、1lotあたり99.900となります。計算式は右の通りです。(100.000+99.800)÷2lot=99.900

仮に、この後、ドル/円のレートがさらに下落してしまった場合どのようになってしまうでしょう?

上記例の場合、バーコードナンピンをすることによって、2lot分の含み損を抱えることになり、含み損がさらに大きくなってしまうリスクが伴います。

また、バーコードナンピンをすることによって、保有ポジションの平均レートは、1lotあたり99.900となるということは、そもそも99.900のレートから2lotを買い(ロング)でエントリーしたことと変わりません。

これでは、そもそもナンピンをする目的や意味から大きくかけ離れることになるため、バーコードナンピンをするくらいであれば、一旦、損切りを行い、再度、ポジションを取り直す方が無難な選択であると筆者は考えます。

FXでナンピンが効果的なトレード手法とは

ここまでナンピンやバーコードナンピンについて紹介させていただきましたが、筆者はナンピンが効果的なFXのトレード手法は、長い時間をかけてトレードを行う「スイングトレード」や「ポジショントレード」だと考えています。

特に、ボラティリティが大きいとされるポンド絡みの通貨ペアやスイスフランが絡む通貨ペアなどは、少額のlotであったとしても、多くのpipsを獲得することで大きな利益が期待できますし、仮に、一時的に大きな含み損を抱えることになったとしても、賢く上手なナンピン手法を身に付けることで、有利なFXトレードと安定した利益が得られるきっかけになると筆者は感じています。

なお、ナンピンをするには、資金管理をしっかりと行っておくことが必須となりますので、最初のポジションエントリーから全力で行うことは避け、「試し玉」を行い、ケース・バイ・ケースでナンピンやピラミッティング(増し玉)を行う投資判断ができるようになるように努めていかれることを推奨致します。

FXで損切りしないナンピンは本当にダメなのか

仮に、ご自身がエントリーしたポジションが含み損を抱えている場合、一般的に考えられる投資判断は、以下のいずれかになると考えられます。

1.含み損を抱えているポジションが、含み益に転じるまで時間をかけて待つ

2.損切りしてトレード体制を立て直す

3.ナンピンをして、含み損と含み損を抱えたポジションを整理する

上記3つの投資判断は、どれも間違いといったことはなく、あくまでもご自身のトレード手法をはじめ、自分のトレードルールが確立できていれば、FXで損切りしないナンピンはダメといった情報に右往左往しなくて済むはずです。

本ブログの冒頭でもお伝えしましたように、「ナンピン悪」、「損切り正義」のような情報が、なぜか一人歩きしているように筆者は感じておりますが、FXで損切りしないナンピンがダメといったことはないと筆者は考えています。

なぜならば、それは、筆者のトレードルールに準じていないからです。

FXトレードの手法やトレードルールは、トレーダーさん1人ひとりによって異なるわけでありますから、正しいトレード方法といったものは基本的にありません。

ちなみに、筆者は、スイングトレードが基本的なトレードスタイルであり、最初のポジションエントリーは逆張りになることが多いです。

巷では、「ナンピン悪」と同じように「逆張り悪」のような情報もちらほら見受けられますが、筆者は「逆張りからのトレンドフォロー」をするスイングトレードを行っていると自分自身でルールができているからこそ、そのような情報に右往左往することはありません。

また、最初は逆張りになっている以上、一時的に大きな含み損を抱えたとしても想定内であり、かつ、ポジションのエントリーからポジションを決済するまでのゴール(目標)が明確になっています。

加えて、為替が想定外の値動きをした場合において、「次の一手」をどうするのかも自分ルールができているため、こちらも右往左往することはありません。

なお、筆者がエントリーしたポジションに対して含み損を抱えている場合の投資判断の流れは、以下のようにしています。(スイングトレードの場合)

1.含み損を抱えているポジションが、含み益に転じるまで時間をかけて待つ(ポジションエントリーの際に設定した指値(ゴール)に達するまで待つ)

2.仮に、エントリーしたポジションが100pips以上の含み損を抱えている場合、ナンピンする箇所を探して確定させる

3.ナンピンしたポジションと既存のポジションがいずれも含み益に転じそうだと判断した場合は、とにかく利益を伸ばすことに徹底する(損大利小のトレードやチキン利食いは絶対に行わない)

4.ナンピンしたポジションと既存のポジションが伸びてこれないと判断した場合は、2つのポジションをいずれもまとめて決済して利益を相殺する(結果、利益に転じていることを最低限の目標とする)

5.ナンピンしたポジションと既存のポジションの合計損益がマイナスであったとしても、期待値が低くなった場合は、2つのポジションをいずれもまとめて決済して損失を確定(損切り)する(ナンピンをしたポジションは利益として決済できることを最低限の目標とする)

上記1から5の流れが、スイングトレードを行う自分ルールとして確立しているため、筆者の中での損切りは最終手段となっています。

また、スキャルピングやデイトレードを中心にトレードをしている人にとってみると、前述した筆者のトレードルールは明らかに不向きなところが多いとも考えられます。

しかしながら、FXはご自身のお金を投じ、自己責任で行われるものでありますから、他人が自分のトレードにどうのこうの言うのってどうでもいい話なんですね。

重要なのは、自分のトレードルールやトレードスタイルを見つけ、それらを徹底することなのです。

おわりに

今回のにわかトレーダーのコツコツFXブログでは、FX初心者が知っておきたいナンピンとナンピンの活用方法について紹介させていただきました。

攻めと守りの両方で活用できるナンピンは、ご自身でトレードの過去検証や多くのトレード経験を積むことによって、とても大切なトレードスキルとして活かせることになると筆者は思います。

「ナンピン悪」や「損切り正義」といった情報に右往左往するのではなく、ご自身のトレードスタイルなどによって「ナンピン悪」になるのであれば採用するべきではありませんが、有効活用できる道筋があるのであれば、積極的に採用されてみることを推奨致します。

特に、筆者のように、スイングトレードを主なトレードスタイルとし、ポジションのエントリー回数が少ない場合、長い時間をかけて多くのpipsを獲得することが必須となるため、どうしても利益を上げる効率が悪くなってしまう分、ピラミッティング(増し玉)やナンピンを賢く上手に活用した工夫がケース・バイ・ケースで必要になってくることが十分に考えられます。


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