「投資は損をするもの」といったイメージを多くの方がお持ちだと思いますが、独立系FPとして、このような考えを持っている方に対して伝えておきたいことがふと頭によぎったので、ブログに綴らせていただきたいと思います。
なお、当事務所では、金融商品を販売していない独立系FP事務所であり、金融商品を販売するような目的ではなく、率直に感じたことを真摯に伝えさせていただく内容になりますので、あらかじめ前置きさせていただきまして、おかしな誤解を招かないように注意喚起させていただきます。
目次
投資は損をするものではなく、ご自身で損をさせている可能性が極めて高いもの
投資には、短期投資、中期投資、長期投資といった様々な投資があり、どのような目的で投資をするのかによって選ぶべき投資の種類が異なります。
また、実際に投資をしている株式や投資信託といった金融商品によっても異なるものの、基本的には毎日これらの金融商品の価値は上限変動することになるため、「含み損」や「含み益」が多かれ少なかれ毎日発生することになります。
含み損とは、仮に、今保有している金融商品を売却したら被る損失のことをいい、含み益とは、今保有している金融商品を売却したら得られる利益のことをいいます。
たとえば、現在100万円を投資して購入した株式があったとして、現在の価値が90万円であった場合は、含み損が10万円、逆に現在の価値が120万円であった場合は、含み益が20万円といったイメージです。
大切なことは、含み損や含み益とは、損失や利益が確定したものではないということです。
そのため、現在10万円の含み損が発生していたとしても、仮に次の日に保有している株式が大きく値上がりし、含み益が20万円になるということもあり得るわけであり、このようなことを考えますと、「いつ保有している金融商品を売却するのか?」といったご自身の投資判断によって損益が確定することになり、投資は損をするものではなく、ご自身で損益を確定させているものであることを知らなければなりません。
また、このような大きな値動きをするのは株式投資における特徴の1つと考えられますが、投資信託では基本的に株式投資のような激しい値動きが基本的に生じにくいことから、投資をする金融商品によって異なることも併せて知っておく必要があり、少なくとも投資信託へ投資をした場合、投じたお金がすべて無くなるといったことは、仕組上、まず極めて考えにくいでしょう。
投資は損をするものではなく、ご自身の判断で利益を得られる可能性が高まるもの
短期投資、中期投資、長期投資といった投資の種類、含み損や含み益のほか、実際に投資をする株式や投資信託などの金融商品、手数料や選んだ金融機関によって、投資の効果は全く異なり、これらの選択肢によって、投資は損をするものではなく、ご自身の判断で利益を得られる可能性が高まるものであることを知っていただく必要があります。
そして、投資で利益を得るためには、前述したこれらの内容をよく知り、ご自身のニーズと合わせてどのように投資をするのか意思決定することによって、投資は損をするものではなく、投資が、ご自身の人生を豊かにするためのツールとして活用することが大切なことであると私は考えています。
くどいようですが、投資は損をするものではなく、ご自身の投資判断で損失も利益も確定するものであることを知るのが大切なのです。
投資で利益を上げるためには、ご自身で学習されるのが最も得策
投資をしているすべての方は、お金を増やしたいといった共通の目的がありますが、現在では、インターネットを通じて、投資に関する様々な情報を知ることができます。
とはいえ、投資で絶対に利益を上げられることはありませんので、いわば、インターネットや今、当方が公開しているブログ内容も1つの参考程度に留めておくことが重要です。
そして、投資で利益を得たいのであれば、やはり人の言うことを丸々聞いて実践するのではなく、ご自身で時間と労力を割いて、投資について学習される努力を怠っては、まずもって投資で利益を上げることは難しいと考えておく必要があるでしょう。
投資は、絶対に利益を上げられるものではありませんから、大切なのは、ご自身だけの投資方法や投資スタイルを見つけ、それを実際に実践することに尽きると私は感じています。
投資は、損失を被った失敗や利益を上げた成功といった経験があって活きる部分が多いものでありますから、様々な情報を参考に、これらの経験から投資で利益を上げ続けるための常勝手段を確立していかれてみてはいかがでしょう。
おわりに
投資は損をするものといった大きな誤りを少しでも払拭したいとふと感じ、今、感じていることをそのままブログへ綴らせていただきました。
何をするにしても基本的な部分を知ることは大切だと言われますが、投資についてもこの考え方はあてはまるはずです。
おそらく多くの方は、投資を短期投資として捉えている方も多いと思われ、中期投資、長期投資といった細かく分けられることや投資をすべて1つにまとめて捉えているのが大きな誤解をしている原因の1つだと思います。
ざっくり言ってしまいますと、短期投資に比べて中期投資や長期投資は、長い投資期間が損失を被りにくく利益を上げやすい「大きな強み」になっておりますので、この辺も含めて投資の基本を学ぶことによって、おそらくご自身の人生が少しでも良い方向へ向かうきっかけになるかもしれません。
ゴールデンウィーク期間中ではありますが、せっかくの長い休みでどこにも出かける予定がない方は、これを機に投資について学習されてみてはいかがでしょうか?