FXで損切りできない人や大損をするのが怖い・嫌だと感じている人は多いと思います。
このように感じている人からしますと、どのようにしてこの問題を解決すればよいのか知りたい人もおそらく多いはずです。
あくまでも私個人の研究と経験であることを前置きし、このページでは、FXで損切りできないシンプルな理由と解決策について私がたどりついた答えをブログを通じて綴っていきます。
目次
FXで損切りできないシンプルな理由と解決策
FXで損切りできないシンプルな理由と解決策は、投資から決済までの一連の流れを想定できているかどうか?にあるというのが私の答えです。
まず、損切りできないシンプルな理由に「損をしたくない」といったあたりまえの心理が存在します。
しかし、投資から決済までを最初から想定できている場合、どのくらいの利益が期待でき、どのくらいの損失になりそうなのか?をあらかじめ自分なりに予測できているはずです。
利益額と損失額の予測ができる損切りのメリット
損切りをすることは、損失を確定させることです。
そのため、損切りをすることにメリットがあると思える人はあまりいないかもしれません。
しかし、利益額と損失額の予測があらかじめできている場合、損切りをすることが「次の投資への切り替え」としてメリットがあるといえます。
簡単なイメージで損切りを考えてみましょう
たとえば、利益が2万円、損失が1万円になると予測したトレードをあなたが行っていたとします。
このとき、予想に反して為替レートが変動し、1万円の含み損を抱えてしまいました。
損切りをできない人の場合、時間をかけて含み損が減るのをひたすら待ったり、お祈りしている人もおそらくいることでしょう。
また、最悪な場合、この1万円の含み損が2万円、3万円とドンドン膨れ上がってしまい、それに耐えられずに大損(損切りする)といった結末を迎える「落ち」になることも想定されます。
一方、当初の想定通り、1万円で損切りを行ったとします。
そして、次の投資への切り替えとして、新たに利益が2万円、損失が1万円になると予測したトレードをあなたは行いました。
今度は、予想通りに利益を上げられ、無事2万円の利益を確定することができたとしましょう。
これらの結果をまとめたときのお金の推移は以下のようになります。
・1回目のトレード:1万円の損失
・2回目のトレード:2万円の利益
・トータルリターン:1万円の増加(▲1万円+2万円)
このように、利益額と損失額の予測があらかじめできている場合、損失を確定させる損切りは、悪いことではなく、むしろメリットがあるといえます。
【研究と経験の積み重ね】自分だけのトレードルールを確立したときFXは楽しくてしかたがない
FXで投資から決済までの流れにおいて、あらかじめどのくらいの利益が期待でき、どのくらいの損失になりそうなのか?を把握できていることはとても大切です。
なぜならば、これがあらかじめ予測できているからこそ、お金も投じやすいし安心できる材料につながるからです。
逆に、利益や損失がどのくらいになるのか?がわからなければ、あてずっぽうな投資ともいえ、気持ちや運用に余裕なんか持てませんよね?
FXには、さまざまなトレードの方法があります。
どれが良い・悪いといったことではなく、自分だけに合ったトレードルールを研究・探求し自己研鑽に励んで確立したとき、FXは楽しくてしかたがありません。
自分だけのトレードルールは「PDCAサイクル」を有効に使う
FXで、自分だけのトレードルールを研究・探求するためには「PDCAサイクル」を使ってみることを私はおすすめします。
Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高めようという概念。
(読み:ピーディーシーエーサイクル)
出典:野村総合研究所 用語解説PDCAサイクルより引用
以下、参考となりますが、私が考えるFXのPDCAサイクルを簡単に紹介します。
Plan(計画)
FXで目標金額を立てることがあると思いますが、私個人としては「自分のトレードルール」を明確にしておくことが大切だと考えます。
具体的には、以下の通り。
・スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレードのうち、あなたはどのトレードを繰り返し行うのか?
・投資するタイミングはどこで行うのか?(5分足?15分足?1時間足?4時間足?日足?週足?月足?)
・決済するタイミングはどこで行うのか?(どこで利益確定し、どこで損切りするのか?)
・投資から決済までで利益の方が損失よりも大きくなるトレードになるのか?(リスクリワードは?)
FXが楽しくてしかたがない状態になるためには、期待値が高いトレードを常に行い、結果がついてくることを継続して経験したときだと私は思います。
そのためには、上記で箇条書きした内容は少なくとも明確にしておきたいものです。
Do(実行)
先に立てた計画を、実際のリアルトレードで実践して効果を検証します。
このとき、当初立てたルールを変更したり、自分の思い付きや値ごろ感で取引することだけは避けるようにしましょう。
なぜならば、立てた計画が無意味なものになりますし、後述するチェックや長期的にみたときに大きなマイナスの影響を与えてしまうからです。
Check(測定・評価)
私が考えるFXのPDCAサイクルにおいて、Check(測定・評価)は最も重要なことだと考えます。
また、チェックは、為替市場がお休みにあたる「土日」にじっくり行うのが望ましいでしょう。
具体的な検証は以下の通り。
・まずは、計画を立てて、その計画通りにトレード(実行)することができたかどうか?
・計画通りに行えたときの損益はどうだったのか?(1週間で私は確認してます)
・利益確定した場合、もっとその利益を伸ばせることはできなかったか?
・損失確定(損切り)した場合、その理由は何だったのか?(経済指標などによって、急激な為替変動による理由はない?)
・投資タイミングや決済タイミングを変えると、どういった結果だったのか?
当初立てた計画で、仮に投資タイミングや決済タイミングを変えた場合、どのような結果が生じていたのか?
Action(対策・改善)
当初立てた計画を実行して検証しますと、改善点が何かしら見つかるはずです。
この改善点を意識して、翌週の月曜日から引き続き計画を立てたトレードを実行していきます。
今回のブログ内容をまとめます
FXで損切りできないシンプルな理由と解決策について私がたどりついた答えと流れを最後にまとめます。
・FXで損切りできないシンプルな理由と解決策は、投資から決済までの一連の流れを想定できているかどうか?にある
・投資から決済までの流れを想定するためには、自分だけのトレードルールを確立する
・自分だけのトレードルールは、PDCAサイクルを繰り返し行って研究・探求することを私はおすすめ
・自分だけのトレードルールが確立すると、期待値が高いトレードを常に行い、結果がついてくることを継続して経験できる
・これらによって、抵抗のない損切りが行えるだけでなく、FXが楽しくてしかたがなくなる
自分が思い描いている物事を成功へ導いていくためには、時間がかかるだけでなく失敗を経験することが必要になると私は思います。
その失敗を成功に導くために、研究・探求することで、長期的にみたときに、自分が思い描いた結果と成果を得られるとも思います。