2023年4月11日ということで、私が住んでいる秋田県秋田市も暖かくなり桜がきれいに咲いています。
ちなみに、春になりますと、農業に従事している人にとって、忙しい時期が始まります。
過去、農業に関連する仕事に携わったことがあり、現在、為替(FX)への投資をしている独立系FPが、今日、ふと感じたことがありました。
それは、タイトルにもありますように「為替(FX)への投資が農業に似ている部分もある」ということです。
おそらく、全く違う分野なのに「何で?」と思われる人もおられると思います。
ただ、最後まで読み進めていただくことで、もしかしたら「なるほど!」と思えることがあるかもしれません。
興味のある人は、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
目次
【米作りの簡単な流れより】為替(FX)への投資が農業に似ている部分
はじめに、米作りの簡単な流れから為替(FX)への投資が農業に似ている部分を綴っていきます。
まず、私たちの主食であるお米は、種まきを行い、苗づくりをします。
できた苗は、田んぼに植え、秋になって稲になると収穫する流れです。
春から秋にかけて長い期間を費やして収穫した米が「まとまったお金」となります。
【スイングトレード・ポジショントレード】為替(FX)への投資でお金になるまで
為替(FX)への投資方法として、スイングトレードやポジショントレードと呼ばれる方法があります。
スイングトレードは、投資したお金を数日・数週間・1ヶ月などの時間をかけて成長させ、決済(収穫)する方法です。
ポジショントレードは、投資したお金を数ヶ月・1年・数年などの時間をかけて成長させ、決済(収穫)する方法です。
米作りでは、田んぼに植えた苗が成長し稲になって収穫します。
為替(FX)では、投じたお金がより大きなお金に成長して決済(収穫)します。
時間をかけて成長させ、収穫するところは似ていると思えるのですが、いかがでしょうか。
投資戦略も似ているところがある
農業に従事している人によって、作っている農作物や規模は全く異なります。
たとえば、大きな規模で米作りだけに特化した農家さんもいれば、米作りのほか、大豆・キャベツ・ブロッコリー・ねぎなどの野菜も作っている農家さんなどさまざまです。
仮に、複数の農作物を作っている場合、農作物によって得られるお金が変わってきます。
これをFXへの投資に置き換えたとき、複数の農作物は「複数の通貨」と考えることができます。
たとえば、米ドルへの投資、ユーロへの投資、ポンドへの投資、メキシコペソへの投資など、投資する通貨や金額によって得られるお金が大きく変わるあたりは、似ているところがあるといえるのではないでしょうか。
環境の変化による部分も似ているといえる
「環境の変化」による影響も似ている部分があるといえます。
農業の場合、1年を通じて天候や自然災害などによる収穫量や品質による影響が、手取金額に直接影響を与えます。
FXの場合、世界経済の大きな変化をはじめ、大規模地震や噴火などによる自然災害、予測できない戦争やテロなどによって直接の影響を与えることがあります。
このように、種類は違えど、環境の変化による影響がある部分も似ている要素といえるのではないでしょうか。
ちなみに、これらのリスク回避策として、農業の場合ですと何らかの損害保険に加入していることでしょう。
また、FXにおいては、投資家の考えによる違いはあるものの、時間をかけて小さな投資を分散させて行う方法がリスク回避策になると考えられ、私自身もそのような方法を取り入れしています。
収穫結果は、その人の知識・技術(スキル)・経験による影響があることも似ている
農業において、作った農作物は環境変化による影響が生じることは確かです。
しかし、その人の知識・技術(スキル)・経験による影響によって品質や等級による違いは生じます。
つまり、実際に手にするお金の金額に直接の影響を与えることになるといえます。
FXへの投資も同様で、仮に環境変化によって為替相場の動向が大きく変化したとしても、知識・技術(スキル)・経験による損益は大きいといえるでしょう。
【お金畑を自分で作る】マネープラン実現へのきっかけ作り
老後資金対策をはじめ、将来のマネープランにかかる原稿執筆をする度に感じることがあります。
それは、さまざまな対策方法がある中で「自分のお金を常に派生させる考えをもつことが大切」ということです。
たとえば、当事務所のブログでもよく綴っているのですが、FXへの投資における「スワップポイント」はこの考えの典型だと私はいつも思います。
たとえ、小さなお金であったとしても、時間をかけて少しずつ成長し大きなお金に変えられるスワップポイントは、お金畑を自分で作るための対策方法として行う意味はあると思います。
もちろん、為替相場の急激な乱高下やさまざまな理由によって、大きな損失を被る事態は避けなければなりません。
そのためには、すでに紹介しましたように、お金畑を自分で作る前に知識・技術(スキル)・経験を培っておく必要があるのではないでしょうか。
お金畑を自分で耕し、お金を成長させ、収穫する一連の行為は、スマホ・パソコン・タブレット端末など、いつ・どこででも対応することが可能です。
そして、この知識・技術(スキル)・経験を培っておくことを老後資金対策にたとえると、年金収入にプラスした収入として活かすこともできるはずです。
お金を失うといったリスクは、表面上の目に見える部分や考え方、感じ方、さまざまな情報などによって、マイナス面のみ際立ってしまいがちだと思います。
とはいえ、FXへの投資は、2024年度から改正されるNISA制度における上場株式投資においても活用できる部分があることをご存じでしょうか?
資産運用において、1つの知識・技術・経験は、ほかの資産運用でも役立ち、活かせることを知っておいて損はないはずです。
いずれにしましても、その人の考え方や意志決定判断によるものですから、それを肯定したり否定する立場ではありません。
ただ、独立系FPという立場で、お金に直接かかわる仕事をしているものとしては、マネープランを実現するための1つの対策方法として検討してみる価値は十分あると思っています。
参考情報の紹介
FXへの投資におけるスワップポイントとはどのようなものなのか?興味のある人は、以下、当事務所の関連記事で確認することができます。
ちなみに、2024年度から改正されるNISA制度の改正については、以下、金融庁のWEBサイトを確認してみるとよいでしょう。
制度改正されるNISAは、現行のNISA制度に比べてとても利用価値が高くなったと感じています。
そのため、賢く制度を使ってお金を回すことによって、自分たちが思い描いているマネープランの実現に直接の影響を与えることになると強く思います。