本ページでは、FXで為替相場(為替レート)が1円上がるといくら儲かるのか?について、簡単にわかりやすく紹介していきます。
はじめに、本ページは令和4年7月18日に作成・公開しておりますが、大きな円安傾向に歯止めがかからない状況が続いています。
そのため、為替相場(為替レート)の値動きが激しく、1日で為替相場(為替レート)が1円以上、上がったり下がったりすることも珍しくはありません。
このようなことを踏まえ、本ページでは、FXで為替相場(為替レート)が1円上がるといくら儲かるのか?について、簡単にわかりやすく紹介します。
目次
FXで為替相場(為替レート)が1円上がるといくら儲かるの?
まずは、結論からお伝えします。
FXで為替相場(為替レート)が1円上がりますと、1,000円から100万円くらいのお金が儲かります。
ちなみに、儲かるお金に大きな差がある理由は、FXであなたが実際に投じた「通貨量」が大きく関係するためです。
為替相場(為替レート)が1円上がった場合の通貨量と利益の関係
為替相場(為替レート)が1円上がった場合の通貨量と利益の関係を簡単にまとめると以下のようになります。
・1,000通貨=1,000円の利益
・10,000通貨=10,000円の利益
・100,000通貨=100,000円の利益
・1,000,000通貨=1,000,000円の利益
ここの部分だけを見ますと、そもそも1,000通貨ってどれくらい?10,000通貨ってどれくらい?などの疑問が生じるはずです。
FXの通貨量と投資資金(必要証拠金)関係
FXでは、実際に投じる通貨量を自分自身で決定することができます。
このとき、お金を投じるために必要となる「必要証拠金=投資資金」と通貨量の関係は以下の通りです。
なお、以下の通貨量と必要証拠金の関係は、令和4年7月18日現在、ヒロセ通商でFXを行い、米ドル円(USD/JPY)に投じる場合となります。
・1,000通貨を投じる場合=必要証拠金:5,600円
・10,000通貨を投じる場合=必要証拠金:56,000円
・100,000通貨を投じる場合=必要証拠金:560,000円
・1,000,000通貨を投じる場合=必要証拠金:5,600,000円
上記の内容を基に、たとえば、米ドル円に1,000通貨をあなたが投じたとします。
このとき、為替レートが上がると予想し「買い注文」を行って、1円上がった場合、1,000円の利益が得られるといったイメージです。
逆に、為替レートが下がると予想し「売り注文」を行って、1円上がった場合、1,000円の損失となります。
為替レートが下がると予想=「売り注文」
予想があたると利益を得られるのがFXの醍醐味です。
【注意】FXの投資資金(必要証拠金)は通貨ペアやFX会社によって異なる
先の例は、ヒロセ通商で米ドル円の取引を行った場合でした。
実際、FXの投資資金(必要証拠金)は、通貨ペアやFX会社によって異なるため注意が必要です。
たとえば、ユーロやポンド、オーストラリアドルなど、さまざまな通貨ペアがあり、選んだ通貨ペアによってFXの投資資金(必要証拠金)が異なります。
また、通貨ペアによる特徴もあり、為替の値動きが激しいものや少ない資金で投資できるものなどもあります。
【ここまでのまとめ】為替レートが1円上がった場合の投資資金(必要証拠金)と利益の関係
結局どういうこと?といった疑問を解決するため、ここまでの紹介をまとめます。(令和4年7月18日、ヒロセ通商で米ドル円に投じた場合)
1.1,000通貨を投じる場合=必要証拠金:5,600円
「買い注文」で1円上がると1,000円の利益。「売り注文」で1円上がると1,000円の損失
2.10,000通貨を投じる場合=必要証拠金:56,000円
「買い注文」で1円上がると10,000円の利益。「売り注文」で1円上がると10,000円の損失
3.100,000通貨を投じる場合=必要証拠金:560,000円
「買い注文」で1円上がると100,000円の利益。「売り注文」で1円上がると100,000円の損失
4.1,000,000通貨を投じる場合=必要証拠金:5,600,000円
「買い注文」で1円上がると1,000,000円の利益。「売り注文」で1円上がると1,000,000円の損失
【1日1万円以上の利益や損失もある】私のトレード履歴を少し紹介
FXは、為替レートが上がっても下がっても、自分の予想があたったときは利益を得られます。
このとき、すでに紹介しましたように、自分が投じた通貨量によって得られる利益や被る損失は異なります。
とはいえ、実際のところ、どのように利益が生じ、どのように損失を被るのか?知りたい人もおられるはずです。
そこで、ここでは、私が実際に1万円以上の利益を得たトレード、1万円以上の損失を被ったトレード履歴を少し紹介します。
1日1万円以上の利益を得たトレード履歴
上記は、ニュージーランドドル/米ドル(NZD/USD)という通貨ペアに投じ、為替相場(為替レート)が1円上がって得た利益です。
利益額は、13,215円です。
お金を投じた日は、令和4年6月16日午前5時38分21秒で、為替レートは0.62910「買い注文=為替が上がると予想」
決済された日は、令和4年6月17日午前2時43分33秒で、為替レートは0.63910「予想通り為替が上がった」
10,000通貨を投じ、米ドル132.114のレートで円換算された結果、132.114×100=13,211円の為替差益を得ることができました。
なお、差額4円はスワップポイントと呼ばれる金利差による利益です。
このトレードでは、決済されるまで1日を費やすことになりました。
1日1万円以上の損失を被ったトレード履歴
上記は、ポンド/円(GBP/JPY)という通貨ペアに投じ、為替相場(為替レート)が1円上がって被った損失です。
損失額は、マイナス10,000円です。
お金を投じた日は、令和4年7月8日午後17時24分49秒で、為替レートは161.861「売り注文=為替が下がると予想」
決済された日は、令和4年7月8日午後19時19分30秒で、為替レートは162.861「予想に反して為替が上がった」
注文した時間と決済された時間を見ますと、たった1時間54分41秒で10,000円の損失を被っていることがわかります。
予想通りに為替が動くと、短時間で大きな利益を得られるものの、今回のように逆もある。
【おわりに】FXとファイナンシャルプランニングの関係について独立系FPの私が思っていること
FXで為替相場(為替レート)が1円上がると得られる利益や被る損失が大きくなることをご理解いただけたと思います。
FXは、自分自身の考えや裁量で、利益も損失も決めて注文し行うことができます。
また、時間をお金に変える意味において、私は独立系FPとしてFXをファイナンシャルプランニングに活かすことは有意義な方法だとも思っています。
たとえば、私のように普段から仕事をしている人も多いと思います。
このとき、仕事をしている時間に、お金を増やせる機会があったらどうでしょう?
また、就寝している時間にお金を増やせる機会があったらどうでしょう?
もちろん、トレード履歴を紹介させていただきましたように、FXは必ず利益を得られるものではありません。
しかしながら、利益と損失を自分自身の裁量で決めることができるわけですから、いわば「やり方1つ」で有効活用できるわけです。
ただし、FXを始めたからといってすぐに安定した利益を出せるとは限りません。
やはり、トレード経験やFXに関する基本知識がどうしても必要になります。
とはいえ、FXで勝ちと負けのトレードを繰り返し、お金を残せるスキルを身につけることは、今だけでなく老後にもゆとりが持てるきっかけになると私は考えます。
多くの人は、先のことを考えず、目先のお金に対する利益と損失に目がいきがちです。
もっと広い視野と先々のお金を考えて、ライフプランやリタイアメントプラン対策の1つとしてFXを学んでみてはいかがでしょうか?
なお、当事務所では、FXにかかるオンライン講座も行っております。
興味のある人は、以下、当事務所のリンクより内容をご確認いただければ幸いです。
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