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ねんきんネットの活用がライフプランに重要な理由を独立系ファイナンシャルプランナー(FP)がわかりやすく紹介
お得な豆知識

本ページでは、ねんきんネットの活用が、ライフプランに重要な理由を保険や投資信託などの金融商品を販売しない独立系ファイナンシャルプランナー(FP)がわかりやすく紹介していきます。

はじめに、ねんきんネットとは、日本年金機構が無料で提供している年金情報を確認できるシステムのことを言い、ねんきんネットの利用登録をすることで、24時間いつでもパソコンやスマートフォンなどから自分の年金情報を確認することができます。

ここの部分だけを見ますと、「年金情報なんて確認しなくてもよい」といった考えをお持ちの方や「年に1回送られてくる、ねんきん定期便で十分」といった考えをお持ちの方もおられると思います。

しかしながら、ねんきんネットを活用することが、いかにライフプランに重要な理由があるのかといった直接の影響についてお気づきの方というのは、実際のところ、さほど多くはないと筆者個人の主観ではございますが感じています。

そこで本ページでは、ねんきんネットの活用が、ライフプランに重要な理由を独立系ファイナンシャルプランナー(FP)がわかりやすく紹介していきます。

ねんきんネットの活用が、ライフプランに重要な理由とは

ねんきんネットの活用が、ライフプランに重要な理由は、ざっくり一言でお伝えしますと、「老後資金対策や生命保険の新規加入や見直しなど、将来のライフプランを考える上で重要な情報を多く知ることができるため」です。

多くの方にとって、老後生活資金に欠かすことができない年金は、大きく「公的年金」と「私的年金」の2つに大別され、ねんきんネットで確認できる情報は、国民年金や厚生年金保険などの公的年金についてとなります。

この時、公的年金である国民年金や厚生年金保険には、私たちの老後生活資金にあたる「老齢年金」だけではなく、障害を負った時の「障害年金」、死亡した時に遺族に対して支給される「遺族年金」といった保障の役割もあります。

また、極めて重要なポイントとして、国民年金や厚生年金保険などの公的年金は、個人の年金加入履歴によって、年金の金額や年金の支給有無が異なるため、いわば、すべての人の年金の金額や年金の支給有無が異なることを意味します。

つまり、個人や世帯のライフプランを考える上において、それぞれの収入や支出がすべて異なるわけでありますから、これに年金情報が加わることで、より、その人に合った老後資金対策をはじめ、生命保険の新規加入や見直しなどの考えを「合理的」にすることができるものが、ねんきんネットで得られる各種年金情報であるわけです。

なお、前述した「合理的」を「無駄なお金の支出を抑え、個人や世帯のお金を増加させる要因になる」と置き換えて考えますと、より、わかりやすくなるでしょう。

ねんきんネットの情報と老後資金対策は、将来のライフプランを考える上で何が関係しているのか

ねんきんネットの情報が、老後資金対策に関係している理由は、将来支給される年金の見込金額が知れるところにあります。

ご自身の年金記録の確認

将来の年金見込額の確認

電子版「ねんきん定期便」の閲覧

日本年金機構から郵送された各種通知書の確認・・・など

出典 日本年金機構 「ねんきんネット」とは?「ねんきんネット」で出来ることより引用

ねんきんネットを活用しますと、上記のような内容を確認することができ、将来の年金見込額も含まれていることがわかります。

すでに解説をしましたように、国民年金や厚生年金保険などの公的年金は、個人の年金加入履歴によって、年金の金額や年金の支給有無が異なるわけでありますから、自分が将来いくらの年金が支給される見込みになるのかわかった方が、より、老後資金対策が合理的に行いやすくなります。

ちなみに、毎年、誕生日が過ぎたあたりに、日本年金機構からねんきん定期便が自宅に送付される方もおられると思いますが、ねんきん定期便に記載されている年金額は、「これまでの年金加入実績に応じた年金額」であり、「将来の年金見込額」ではありません。

そのため、将来のライフプランで老後生活資金のことを考える場合や老後資金対策として、iDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(積立nisa)といった積立投資をはじめ、個人年金保険や終身保険など、投資信託や保険などの金融商品を活用した老後資金対策をする場合、ねんきんネットの情報とこれらの老後資金対策は、直接的な関係を及ぼすことになると言えるのです。

また、将来のライフプランを考えるということは、個人や世帯のお金の流れである、将来のキャッシュフローを考えるところにありますから、どのような対策方法で行うのが最も得策なのかを知ることや顧客が思い描いている老後生活資金を無理なく合理的に準備する上におきましても、ねんきんネットの年金情報は、極めて重要になってくるわけです。

ねんきんネットの情報と生命保険の新規加入や見直しは、将来のライフプランを考える上で何が関係しているのか

ねんきんネットの情報が、生命保険の新規加入や見直しに関係している理由は、公的年金の保障にある「障害年金」や「遺族年金」との関係性にあります。

実のところ、私たちが加入している公的年金の内、国民年金の場合、原則として、年齢が20歳から60歳までの人は、国民年金に加入し、国民年金保険料を納付しなければなりません。

そして、この国民年金には、原則として年齢が65歳になり、年金の支給要件を満たしていることによって支給される老齢年金だけではなく、障害を負った場合の障害年金や死亡した場合の遺族年金といった種類の年金もあります。

つまり、将来のライフプランを考える上で、いつ、どのようなことが起こってしまうのか、誰にもわかりませんが、仮に、障害年金や遺族年金といった種類の年金がもらえるのであれば、万が一のリスクに対して、すべてを生命保険でまかなう必要は無くなることを意味します。

加えて、たとえば、会社員や公務員などの職業に就き、厚生年金保険に加入しているのであれば、国民年金からだけではなく、加入している厚生年金保険からも手厚い保障が受けられる仕組みになっており、これを「併給(へいきゅう)」と言います。

このように、将来のライフプランを考える上で、どのような公的年金に加入しているのかによって、障害年金や遺族年金の金額や支給要件も変わるため、ねんきんネットの情報は、生命保険の新規加入や見直しにとても役立つ情報になるわけです。

障害年金や遺族年金の金額をより正確に導くには、ねんきんネットの情報が不可欠

前項の解説の続きとなりますが、障害年金や遺族年金は、国民年金や厚生年金保険といった加入している公的年金の種類や家族構成によって支給される金額が異なるほか、男性と女性の違いや公的年金の加入履歴によっても全く異なることになります。

一言で、「とても複雑」です。

ただし、この複雑な年金情報を考慮して、その人に合った生命保険の保障金額を合理的に決定するということは、言うまでもなく、負担する生命保険料を大幅に削減できることにつながる可能性が極めて高くなります。

こちらは、あくまでも筆者個人の実務経験上のお話となるのですが、顧客の多くは、「何もわからず言われるがまま生命保険に加入した」といったケースも多く、そのような顧客に限って、無駄に必要のない生命保険に加入している傾向が見られます。

顧客:無駄使いしているつもりはないのですが、お金が一向に貯まりません。生命保険の保障ってこれで大丈夫そうですか?

筆者:障害年金や遺族年金を計算すると、〇円が概算金額ですが、それ以上にお金が必要なのですか?

顧客:そもそも、障害年金とか遺族年金って何ですか?

筆者:生命保険に加入する時や見直しする時に説明は受けなかったのですか?

顧客:ええ。

筆者:生命保険の保障金額が、かなり過大で、無駄に保険料を負担しているようです。このお金を別の方へ回すとだいぶ楽になるのでは・・・。

顧客:もっと早く教えてもらいたかった・・・。

上記は、顧客との相談内容を大まかにまとめたものですが、生命保険の新規加入や見直しの相談の中では、本当によくあるケースです。

会話のポイントとして、実のところ、障害年金や遺族年金の内、厚生年金保険から支給される「障害厚生年金」や「遺族厚生年金」の金額計算は、平均標準報酬月額といった金額を知る必要があり、ざっくり説明しますと、これまで加入してきた厚生年金の加入履歴がわからなければ、平均標準報酬月額をより正確な計算で金額を導き出すことができません。

ただし、この金額をより正確に合理的に計算をすることができれば、無駄な保険料を削減でき、かつ、キャッシュフローが改善する大きな期待効果が持てることにつながるため、ねんきんネットを利用し、いつでも年金加入履歴を確認できる体制ができていれば、生命保険の新規加入や見直しの際に、合理的な保障内容で、無駄のない生命保険に加入することができることでしょう。

ねんきんネットの必要性は、個人の考え方によって異なる

これまで解説をさせていただきましたように、ねんきんネットを活用しますと、将来の年金見込額を知ることができたり、生命保険の新規加入や見直しで合理的な保障内容で加入することができる可能性があるため、筆者は、ねんきんネットの活用を推奨致します。

ただし、老後生活資金に心配がない方や生命保険の新規加入や見直し予定がない方であれば、必ずしも必要なものとは言い切れない部分があるのも確かです。

そのため、ねんきんネットの必要性は、個人の考え方によって異なることが考えられるわけですが、次項では、ねんきんネットを活用してみたいと考えている方を対象に、ねんきんネットの利用登録をする方法について、日本年金機構のWEBサイトを基にポイントの解説を進めていきます。

ねんきんネットを利用登録するには?

ねんきんネットを活用するには、利用登録をする必要があり、日本年金機構のWEBサイトでは、以下のように説明をしています。

「ねんきんネット」を利用するには、ご利用登録(ユーザーIDの取得)またはマイナポータルからの連携が必要となります。
ご利用登録の際には、基礎年金番号、メールアドレスが必要となります。

登録時にお手元に年金手帳や年金証書など基礎年金番号が確認できるものをご用意の上、登録申請を行って下さい。

出典 日本年金機構 「ねんきんネット」に登録するには?より引用

ポイントをまとめますと、ねんきんネットを利用登録するためには、基礎年金番号とメールアドレスが必要となり、基礎年金番号は、登録申請前に手元に用意した年金手帳または年金証書に記載されています。

出典 日本年金機構 「ねんきんネット」に登録するには?より引用

仮に、上記いずれも手元にない場合、基礎年金番号は、国民年金保険料の口座振替額通知書、国民年金保険料の納付書、領収書、ねんきん定期便などでも確認できるほか、会社員などの場合、給与計算などをしている担当者や担当部署へ尋ねて確認することもできます。

ねんきんネットの登録方法

ねんきんネットを登録する上で、「アクセスキー」と呼ばれるものがある場合とない場合によって、登録方法が異なります。

ちなみに、アクセスキーとは「ねんきんネット」のユーザIDを取得する際に使用する17桁の番号のことを言い、この番号を使用してねんきんネットの申し込みをすると、即時にユーザIDを取得できるメリットがあります。

なお、毎年、誕生日が過ぎたあたりに、日本年金機構からねんきん定期便が自宅に送付される方もおられると思いますが、ねんきん定期便には、ねんきんネットを簡単に始められるアクセスキーが記載されているため、すぐに、ねんきんネットを始めたいと考えている人で、年金手帳とねんきん定期便を手元に準備できる人であれば、ねんきんネットの登録手続きが簡単に終えられることになります。

出典 日本年金機構 「ねんきんネット」に登録するには?登録方法より引用

仮に、アクセスキーがない場合で、これから、ねんきんネットを始めたい方は、以下、日本年金機構が公開しているページの通りに手続きを行っていただくことで足りますが、アクセスキーがある場合に比べて利用できるまでに少々時間がかかってしまう点に注意が必要であり、実際には、申込みをしてから「ユーザIDのお知らせ」が届くまで5日程度の期間を要するようです。

参考 日本年金機構 「ねんきんネット」に登録するには?アクセスキーをお持ちでない場合の登録方法

ちなみに、アクセスキーがある場合、以下、日本年金機構のWEBサイトで、とてもわかりやすく手順を説明されておりますので、そちらを参考に手順通り行っていただくことで足りるでしょう。

参考 日本年金機構 「ねんきんネット」に登録するには?アクセスキーをお持ちの場合の登録方法

 

おわりに

ねんきんネットの活用がライフプランに重要な理由を保険や投資信託などの金融商品を販売しない独立系ファイナンシャルプランナー(FP)が紹介させていただきました。

ねんきんネットで得られる年金情報は、多くのユーザーの皆さまが抱いている、家計のお金、生命保険に関すること、老後資金といった分野に直結していることがご理解いただけたと思います。

後は、この年金情報をうまく活用できるか、うまく活用できないかは、ユーザーの皆さまをはじめ、相談するファイナンシャルプランナーなどの力量によっても左右されるものであると思われます。

情報過多と呼ばれる現在、障害厚生年金や遺族厚生年金の計算方法は、日本年金機構でも公開しておりますので、国民年金から支給される障害基礎年金や遺族基礎年金と合わせて、まずはご自身で確認されてみるのも良いでしょう。

その上で、自分で確認するのが厳しいと感じた場合や、より確実な情報を確認しておきたいといった場合、時には、専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)へ相談されてみるのも良いのではないかと筆者は思います。

最後は、相変わらず事務所の宣伝のような結びとなってしまいましたが、目に見えないお金のロスや見えづらいお金のロスというのは、私たちが普段から支出しているお金や日常生活に意外と隠れてあったりするものなのかもしれません。


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