このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)22ページです。
なお、すでに公開しているその他のページにつきましては、下記の目次リンクから確認することができます。
はじめに、前回の21ページ続きでは、重要な経済指標と合わせて経済指標の大切な注意点を紹介しました。
また、ページの最後では、為替市場が休場となる土曜日の日中と日曜日は、来週からの投資計画を立てる準備をしておくことが極めて重要と伝えています。
そこで、本ページ(22ページ)では、為替市場が休場となる土曜日の日中と日曜日にチャート分析をすることは重要な投資戦略になる理由を紹介していきます。
目次
【些細なことだけど重要】本ページを作成することになったきっかけ
はじめに、本ページを作成することになったきっかけは、米国雇用統計の発表です。
たまたまですが、前ページにあたる「21ページ続き」を作成・公開した日の4日前は、最も重要な経済指標と言っても過言ではない「米国雇用統計」が発表された日でした。
米国雇用統計は、今後の為替相場がどちらの方向に値動きするのかを判断するための重要な経済指標になります。
また、同指標は、原則として毎月第1週目の金曜日の夜に発表されます。
為替市場が休場となる翌日(土曜日)の日中と翌々日(日曜日)を考えたとき、米国雇用統計は為替市場が休場となる前日に発表されることになります。
このように様々な状況や条件が重なるときだからこそ、為替市場の休場日にチャートを確認・分析し、来週からの投資戦略を立てる準備をすることが極めて重要なのです。
【投資戦略】為替市場の休場日にやっておきたいこと
為替市場が休場になりますと、FX会社はシステムメンテナンスを行う場合がほとんどです。
そのため、メンテナンス時間中はログインをしてチャート確認することはできません。
ただし、メンテナンスが終わりますと、ログインをしてチャートを確認することができ、「土曜日の夜以降」は、ほぼ確実にチャート確認が可能です。
そのため、日曜日も含めて為替市場の休場日にやっておきたい投資戦略を紹介します。

【1つ目:大まかなマルチタイムフレーム分析】月足・週足・日足チャートで相場の方向性を確認
為替市場の休場日は、あたりまえのことですが、為替レートが上下変動することはありません。
そのため、値動きに翻弄されることなく、じっくりと相場分析をすることができます。
はじめに行うことは、月足・週足・日足チャートをそれぞれ確認し、相場がどちらに動いているのか方向性を確認します。
(上昇傾向?下降傾向?をざっくり確認する程度で問題ありません)
なお、通貨ペアの好き嫌いや相性の良し悪しには個人差があると思いますが、可能であれば、数多くの通貨ペアを確認しておくことが望ましいです。
なぜならば、投資計画を立ててあらかじめ準備ができていれば、実際に相場が動いているときでも迷わず投資をすることができるからです。

ちなみに、マルチタイムフレーム分析については、19ページですでに紹介しています。
【2つ目:トレンド発生の有無】確認した日足チャートはトレンドが形成されているか
FXで時間効率の良い投資を行うためには、トレンドが発生している通貨へ投資を行い流れに乗ることが大切です。
そのため、数多くの通貨ペアの日足チャートを確認し、トレンドになっているかどうかを確認します。
なお、レンジ相場(保ち合い相場)になっている通貨ペアへの投資は見送るようにしましょう。
【3つ目:トレンドラインの描画】トレンドが形成されている日足チャートにトレンドラインなどを引く
トレンドが形成されている日足チャートを見つけたら、トレンドラインを引いて投資戦略を考えます。
トレンドラインを引いた結果、合わせて、チャネルラインも引ける場合、チャネルラインも必ず引くようにしましょう。
仮に、トレンドラインとチャネルラインをどちらも引けた場合、このライン間でトレードを行うライントレードを投資戦略として採用すると良いでしょう。
ちなみに、ライントレードについての投資戦略は、17ページですでに紹介しています。
【4つ目:レジスタンスとサポートの有無】レジスタンスやサポートされているところはあるか
仮に、トレンドラインとチャネルラインを引けた場合、合わせてレジスタンスやサポートされているところはあるかどうかを確認します。
レジスタンスやサポートされているところがあった場合、レジスタンスラインやサポートラインを引いておくとより効果的な投資が行えるでしょう。
ちなみに、レジスタンスやサポートについては、16ページですでに紹介しています。
最後に、これまでの流れを画像で紹介します。
【投資戦略完成イメージ】ライントレードで月曜日からの投資準備を
為替市場が休場となる土曜日の日中と日曜日は、数多くの通貨ペアを確認します。
そして、上記画像のように日足チャートへトレンドラインとチャネルラインを引けるような通貨ペアを数多く探しておくようにしましょう。
2つのライン間をベースにトレードを行うライントレードは、新規投資タイミングと決済タイミングがわかりやすくて投資がしやすいです。
なお、紹介画像は、4つ目のレジスタンスラインとサポートラインが引けていない状態です。
しかし、トレンドラインとチャネルラインを引けた場合、どこがレジスタンスになってどこがサポートになるのか一目瞭然です。
仮に、わからない人は、16ページ続きですでに紹介しておりますので、左記のリンクより内容を必ず確認されておくのが望ましいでしょう。
このような投資ができる通貨ペアを数多く確認し準備ができれば、最高の投資戦略が立てられたと言えます。