このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)コラムページです。
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はじめに、前回の18ページでは、新規投資をするときに必ず設定するべき「指値」と「逆指値」の重要なポイントを紹介しました。
また、18ページは2024年6月27日に作成・公開したこと、6月もプラス収支で終えられる見込みである一方、思い描いた収支にはならなそうなことも合わせて伝えています。
これを踏まえ、今回のコラムでは、私自身の過去の失敗経験から、思い描いたような利益を得られなかったときに厳守しておきたいことを紹介したいと思います。
目次
【失敗経験を糧に】FXで思い描いた利益を得られないときに厳守しておきたいこと
FX投資をしておりますと、満足のいく運用結果を得られるときもあれば、思い描いた利益を得られないこともあります。
これは、トレード経験をたくさん重ねれば重ねるほど、必ずと言ってよいほど経験するはずです。
このとき、私自身の失敗経験を糧に、FXで思い描いた利益を得られないときに厳守したいことを個別に紹介していきます。
【1つ目】普段と比べて「過剰」な投資をしない
思い描いた利益を得られない場合や普段に比べて週間もしくは月間の利益が少ない場合があります。
このとき、自分本位の身勝手な心理から普段はやらない行動をしてしまいます。
その典型は、思い描いた利益を得るために「普段と比べて過剰な投資」をすることです。
過剰な投資は、目的を達成しやすいメリットがある一方、精神的に余裕が持てない大きなデメリットがあります。
気持ちに余裕のない投資ほど、小さな利益で確定させたり、含み損をどこまでも大きく膨らませてしまう悪循環になりがちです。
【2つ目】普段と異なる「投資=トレード方法」を行わない
自分本位の身勝手な心理が働きますと、過剰な投資のほか、普段と異なる投資(トレード)をしてしまう場合があります。
私が最も多く経験した失敗は、過剰な投資を伴ったスキャルピングです。
スキャルピングは、極めて短い時間で投資と決済を積み重ねていく投資(トレード)方法です。
1回あたりの利益や損失は少額になるものの、過剰な投資でスキャルピングを行うと、これらは大きな金額になります。
回数を重ねた投資と決済は、端的に「疲弊」しやすく「集中力」がどうしても必要です。
長い時間をかけて余裕を持ったスイングトレードをメインにしているのにも関わらず、自分本位で異なる投資をしてしまったわけです。
【3つ目】土曜日や日曜日など為替市場が休場の日に検証を行う
土曜日の日中や日曜日は、為替市場が休場のためトレードをすることができません。
しかし、為替レートが値動きしていないチャートを見て、自分のトレード検証や過去の検証をじっくり行えるメリットがあります。
成功したトレードや失敗したトレードを改めて検証することによって、どうしたらもっと利益を大きく伸ばせたのか?
また、どうしたら失敗しなくて済んだのか?
冷静にゆっくりと検証した成果は、次のトレードや今後のトレードが成功する糧になることは確かです。
しょうがない、こんなときもあるさという割り切り
FXで思い描いた利益を得られないときに厳守したいことを3つ紹介しました。
これら3つを厳守してもなお、思い描いた利益を得られないことがやはりあります。
そのようなとき、私は、しょうがない、こんなときもあるさと割り切って考えるようにしています。
ただ、過剰な投資や普段行わないトレードを確実にしなくなったことで損失を被る機会が大きく減少しました。
つまり、毎月の利益がコツコツ積み上がっていることを意味します。
長い目で考えますと、損失を被ってお金を一時的に減らすよりは、少額であっても利益を積み重ねていける方が時間効率は良いと思います。
【次回予告】不要な情報や知識は捨て、利益に結び付く知識を身につける
FX投資において、不要な情報や知識は残念ながら利益に直接結びつくことはありません。
一方、利益を得るために確実に押さえておくべき知識もあります。
これらの取捨選択は、人によって個人差があることは確かです。
実際、次回(19ページ)で紹介予定の「マルチタイムフレーム分析」は、私個人として、利益を得るためのスキルとして確実に押さえておくべきものだと言い切ります。
しかし、マルチタイムフレーム分析は不要という人も中にはおられ、これに正しい、誤りといった答えを出す必要はないでしょう。
いずれにしましても、次回(19ページ)では、マルチタイムフレーム分析の概要や簡単な使い方を紹介していきます。