このページは、FX(外国為替証拠金取引)で働きながら副収入を継続して得るために知っておきたいこと(佐藤元宣FP事務所のオリジナル電子書籍)11ページ目です。
10ページ目までを作成・公開した節目をきっかけに、ちょっとしたコラムを前回は作成して公開させていただきました。
公開したコラムの中で、私がFX投資で行っている投資判断材料の1つとして「ダウ理論」と「エリオット波動」を取り入れていることを紹介しています。
実際にFX投資を行っておりますと、ダウ理論やエリオット波動について、1から10まですべて覚えている必要は全くないと私は思っています。
ただし、ダウ理論やエリオット波動の要所ポイントを知り、そこを意識した投資判断は、継続して副収入を得るための強い味方になることは確かです。
そこで本ページ(11ページ)では、ダウ理論とエリオット波動の紹介と特に大切な要所ポイントを絞って紹介していきます。
目次
【簡単な紹介だけ】ダウ理論・エリオット波動って何?
ダウ理論は、アメリカのチャールズ・ダウという名前の人が提唱したチャートの分析理論のことをいいます。
このダウ理論は、大きく6つの法則から構成されているのですが、これらすべてを覚える必要は全くありません。
その一方で、ここだけは絶対に押さえておかなければならない法則があることも確かです。
エリオット波動は、アメリカのラルフ・ネルソン・エリオットという名前の人が提唱したチャート理論のことをいいます。
為替レートの変動は、上がったり下がったりジグザグしながら徐々に上昇したり下降したりを繰り返していきます。
このとき、エリオット波動の「波」を意識し「要所ポイント」を知っていることで、FXの投資判断と大きな利益を得やすくなると私は言い切ります。
FXで働きながら副収入を継続して得るための目的を達成するために、確実に知っておかなければならないポイントを早速確認していきましょう。
【ダウ理論の要所ポイント】トレンド(流れ)は明確な転換サインが出るまで継続する
出典:外為ドットコム ダウ理論とは?チャートを用いた相場分析方法をわかりやすく解説より引用
ダウ理論は、6つの法則から構成されていることをすでに紹介しています。
ただ、実際のFX投資において、投資から決済まで一連の流れを考えたとき「トレンド(流れ)は明確な転換サインが出るまで継続する」部分を知っておく必要があります。
たとえば、投資をするために選んだ通貨ペアが上昇トレンドだったとき、トレンド(流れ)に沿って投資を行う「順張り」は基本です。
つまり、買い注文が基本となり、後は、上昇している為替相場の大きな波に乗ることができれば大きな利益を得やすくなります。
この大きな波に乗るために極めて重要なのが、エリオット波動です。
【エリオット波動の要所ポイント】チャートパターンと第3波という大きな波
出典:外為ドットコム エリオット波動理論とは?基本原則やチャート分析方法を解説より引用
為替レートの変動は、上がったり下がったりジグザグしながら徐々に上昇したり下降したりを繰り返していくことをすでに紹介しています。
このとき、上記エリオット波動の画像にあるチャートパターンを知っておくことがとても大切です。
実際にFX投資をしておりますと、エリオット波動のようなきれいなチャートが形成されないのが普通です。
しかし、崩れたチャートであったとしても、エリオット波動のチャートパターンを知り、この流れを意識したトレードをすることが極めて重要です。
また、上昇第4波・上昇第5波まで続かず、上昇第3波の後、下降第1波・下降第2波・下降第3波と上昇トレンドから下降トレンドに変わることも普通にあります。
【とにかく第3波を狙え!】ダウ理論とエリオット波動の要所まとめと投資判断
ダウ理論より、仮に上昇トレンドがチャートから確認できた場合、トレンド転換サインが出るまで上昇トレンドは継続します。
このとき、狙うはエリオット波動の「上昇第3波」です。
つまり、この第3波という大きな波を狙って投資をすることによって、波に乗れた結果、大きな利益が得やすくなるわけです。
では、具体的にどのようにして第3波に乗ったら良いのか?
【マニュアルと比較】私の投資は小さな投資を分散・積立して第3波に乗る準備をする
外為ドットコムのWEBサイトでは、エリオット波動を使ったチャート分析方法を以下のように紹介しています。
実際のチャートで例を示すと次のようになります。
出典:外為ドットコム エリオット波動理論とは?基本原則やチャート分析方法を解説より引用
上記のような考え方で投資を行うのが「正攻法」なのか「マニュアル通り」なのかわかりません。
しかし、私は小さな投資を分散・積立して第3波に乗る準備をしており、具体的には以下の図の通り。
上記画像の「緑枠」で小さく買い注文を入れます。
この時点で含み損を抱えますが、下の緑色の矢印でナンピン(追加の買い注文)を入れます。
この2つの過程は「第3波に乗るための準備」です。
言い換えますと、第2波に対して流れに逆らった逆張り投資をしています。
そして、第3波の終わりと判断し決済する箇所は上の緑色の矢印です。
大きな第3波に乗って青色のローソク足(確定陰線)が生じたところで決済。
今回の例ですと、私の場合、小さな投資を2回に分けて分散し、ナンピンによる積立投資をした結果、小さなリスクで大きな値幅が取れたと考えます。
11ページのまとめと次回予告
本ページ(11ページ)では、ダウ理論とエリオット波動の紹介と特に大切な要所ポイントを絞って紹介しました。
上昇トレンドまたは下降トレンドが生じた場合、その流れに少しでも早く乗って大きな利益を取りたいと思う人が多いはずです。
その気持ちは痛いほどによくわかるのですが、いったん気持ちを落ち着かせて「第3波」の大波に乗る準備を心掛けたいものです。
「第3波」の大波に乗る準備をするための投資は、明確で合理的な根拠のあるFX投資であると私は言い切ります。
ちなみに、次回12ページで紹介する「FXでボリンジャーバンドを使った根拠のあるナンピンと時間を味方につける順張り投資」は今回紹介した理論を使ったものです。
具体的にどのようなことなのか?いつものように画像を載せながら説明できればと思っています。