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奨学金とライフプランを考える必要性 ~秋田県の独立系FPとしての課題~
子育て・教育

平成29年7月18日に仙台市で開催された日本学生支援機構が実施するスカラシップアドバイザー養成プログラムに参加し今後のスキルアップを目的として勉強をしてきました。

スカラシップアドバイザーとは、日本学生支援機構が認定する資格のことで、一定の基準を満たしたFPが、高校生に対して奨学金にかかる資金計画や経済的支援に関する知見を提供することで、進学後の経済的な状況についての不安を軽減させることを1つの目的としています。

日本学生支援機構の奨学金につきましては、政府が力を入れている政策の1つであり、このスカラシップアドバイザーとして最もふさわしい有資格者は「FP」であると認めていることもあることから、「スカラシップアドバイザー派遣事業」におかれましても、実際に知見を有し、かつ、認定されたFPのみが実際に学校やPTAなどに派遣されて情報提供をする仕組みとなっています。

私が今回このプログラムに参加した目的は、自分自身のFPとしてのスキルアップをすることに加え、今後、ますます増加すると予測される奨学金の需要や不安を解決する有識者としての責任を持つことを目的としたものでした。

日本学生支援機構の「奨学金ガイドブック2017」によると、日本の大学生の2.6人に1人が日本学生支援機構の貸与型奨学金を利用している統計もあることから、奨学金は、将来の大学進学において馴染み深いものであり極めて必要性の高いものです。

また、「給付型奨学金」や毎年細かく制度が改正になっている「貸与型奨学金」の実態を踏まえましても、これらの知識を常に最新のものにブラッシュアップしておくことが、これからのプロの独立系FPとして求められることであるとも思います。

奨学金は、大学で学問を学ぶために必要な投資である側面がある一方、将来返還しなければならない「借金」であることを決して忘れてはなりません。

長期に渡って返還していかなければならない借金だからこそ、将来のライフプランや資金計画を立てることは、奨学金の融資を受ける前に具体的に考えておかなければならない重要な項目になるわけです。

このようなアドバイスを行うのがスカラシップアドバイザーの大きな役割であり、一般のFPが保有しない「奨学金の高度な知識を有した専門家」としての位置付けもあると考えます。

今回から初めてはじまったスカラシップアドバイザーの養成プログラム(平成29年7月18日実施分)におかれましては、秋田県では、3人しか受講されなかった実態もあったことから、今後、秋田県に在住している方で奨学金を申し込む世帯に対する情報提供の体制はすでに他県に比べて遅れていることも浮き彫りとなりました。

こちらにつきましては、私も含め参加した3人のCFP認定者が大きな懸念を抱いたことは言うまでもなく、実際に参加されたベテランの先生につきましては、日本FP協会の秋田支部に対して苦言を呈していました。

私自身も先生の苦言には同感であり、やはりFP協会の秋田支部の上に立つ役員が誰1人として参加しないということは大きな問題であると感じました。

これから秋田県をFPとしてどのように考えているのかその考えを実際に聞いてみたいと感じましたし、所得が低い秋田県だからこそ奨学金に対する需要が大きいことは将来においても明らかなわけです。

そのような中で、秋田支部の役員が先頭に立って実際の行動に移さないのであれば、秋田県民に対する情報提供としては明らかに不十分であり有益な情報を提供してあげられないことに大きな責任を感じていただかなければならないとも思います。

「リーダーとは先見の明があって、かつ、知識や経験が十分で多くの方に信頼をされる者」でなければならないと思いますし、そうでなければ誰もついていく気にはなれないのではないでしょうか?

今回の件を受けて、プログラムに参加した3人のCFP認定者は、同じ想いや考えを共有できたと思いますし、秋田県民の奨学金に対する需要に対して応えていける有識者であることは確かであると思います。

良いものは良い、悪いものは悪いと言える世の中でなければならないですし、私たちは、自分の目で良し悪しを判断することがこれからも求められるのだとも感じます。

私自身も秋田県の独立系FPとして、この辺につきましては、抜かりのないように努めて参りたいと心底感じることができましたし、今後の課題であることを実感することができました。


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