このコンテンツは、秋田県秋田市の独立系FP事務所、佐藤元宣FP事務所が作成し公開しているものです。
代表の佐藤元宣は、令和7年(2025年)7月1日に、日本学生支援機構のスカラシップアドバイザー(奨学金アドバイザー)更新プログラムを受講しました。
そして、7月2日に続きの更新プログラムを受講し修了しました。
このコンテンツで綴る内容は、人の見方や感じ方によって事務所のPRで公開していると思われる人もおられるはずです。
しかし、そのような意図はなく、タイトルにもありますように、スカラシップアドバイザー(奨学金アドバイザー)の更新プログラムを受講・修了して強く感じたことを綴っていきます。
これまで何度もスカラシップアドバイザー(奨学金アドバイザー)の更新プログラムを受講し、人前でガイダンスをした経験があるからこそ、意義のあるものとご理解いただければ幸いです。
目次
スカラシップアドバイザー(奨学金アドバイザー)の更新プログラムを受講・修了して強く感じたこと
今回のスカラシップアドバイザーの更新プログラムを受講・修了して感じたことを端的に綴ります。
・有意義(得策)な奨学金制度が拡充された
・制度が拡充した分、詳細な制度内容がややこしい
・複数の奨学金を有意義に利用できるのかどうか?が大きなポイント
・貸与型奨学金の金利が、以前に比べてあからさまに大きく上昇したイメージが強い(利率固定方式=固定金利・利率見直し方式=変動金利)
(日本の政策金利が上がったことや今後の経済情勢によって、さらに上昇してもおかしくはない。たいした根拠ではありませんが、FX(外国為替証拠金取引)をしている自分からしますと、世界各国の政策金利発表や金利の動向について、情報が入ってくるため)
・奨学金に対して「親」と「子」がそれぞれ理解し、将来の資金返還(返済)シミュレーションと内容を共有することが重要
人前で、ガイダンス講師として登壇した者としては、特に、有意義な制度が拡充した部分やその制度の詳細を知ることがとても重要だと強く感じています。
そして、奨学金に対して「親」としての想い、「子」としての想い、各々あると思います。
いずれにしましても、お互いの想いを共有し尊重することも極めて重要だと改めて強く感じています。
【誤解防止】奨学金の金利について、内容・詳細・シミュレーション後の概算金額で比較することが重要
スカラシップアドバイザーの更新プログラムを受講・修了して感じたことの中に、以下の内容を綴りました。
ここで誤解を招かないように重要なポイントを綴っておきます。
それは、貸与型奨学金の金利が、これまでの奨学金の金利に比べて高くなったという意味です。
そのため、従来通り、低い金利で奨学金の貸与を受けられることに変わりありません。
とはいえ、奨学金の返還(返済)金額に対して不安な想いを抱く人も多いはずです。
そのような人は、次項で紹介するシミュレーションを参考に自分たちに置き換えて行ってみるのが望ましいでしょう。
奨学金の返還(返済)金額をシミュレーションしてみよう
貸与型奨学金は、すべての人が同じ条件で申し込みをできるわけではありません。
つまり、その人が置かれている状況や考え方によって異なるため、シミュレーション結果や金額も大きく変わることになります。
まずは、上記内容を気にせず、以下で紹介する「参考リンク」より奨学金のシミュレーションをされることをおすすめします。
上記シミュレーターの操作マニュアルは、以下のリンクで確認しながら少しずつじっくりと進めてください。
最後に、僕が経験したとてもくやしい強い想いを綴らせてください。
親は奨学金制度を有意義に活用する方法も検討し我が子の「夢」や「目標」を後押しすることを第一に考えろ
重複しますが、最後に、僕が経験したとてもくやしい強い想いを綴らせてください。
汚い言葉や不快な言葉を使いますが、そのくらい強く伝えたいことであるとご理解いただき読み進めていただけたら本当に幸いです。
始まりは、秋田商業高校への入学
僕は、秋田商業高校へ入学し「簿記=会計」を初めて学習しました。
このとき、「簿記=会計」っておもしれーって感じ、資格を取れたことにも喜びや楽しさを覚えました。
これがきっかけで、将来は「高校で簿記の先生」や「税理士」になりたいと思いました。
そのためには「商学部」や「経済学部」のような大学へ進学して頑張っていかなければならない目標ができました。
1年生のときに大学進学についての説明
現在はどうなのかわかりません。
当時、僕が秋田商業高校へ入学し大学進学するためには、特別推薦の枠にはまらなければならない旨を先生から説明を受けました。
進学高校ではないわけで、学力も高い高校ではないため、当たり前のことです。
そして、大学へ進学したい場合、2年生になったら進学コースのクラスを選択し、上位をキープすることが重要である旨の説明も受けました。
当時、未成年の高校生で世間も知らない「クソガキ」ですから、言われた説明を素直に受け入れ、とにかく愚直に頑張りました。
その結果、3年生のときには、特別推薦の枠にはまれる要件を満たしました。
父親の裏切りと父親になった俺自身の教訓
当時、高校1年生のとき、大学進学をしたい旨を両親に伝えました。
このとき、父親は勉学を頑張ってそのようになれたときは、大学へ行かせてやると言いました。
愚直に勉学を頑張り、3年生のとき、大学進学する旨を伝えたとき「金がないから大学へ行かせてやれない」と、とんでもない裏切りの一言。
これまでやってきた自分はいったい何だったのだろう・・・。
高校の先生は、奨学金の説明をすることはなかった。
もちろん、進学高校ではない高校生のクソガキにとって、奨学金についてわからない、親の経済状況なんてしらねーわけです。
俺が大人になってからの会話で、自分が借金を抱えることになるのは嫌だった・・・と親が言った。
こいつ、ほんとにクソで頭悪い。
教育ローンと奨学金の違いがわからないということ。
奨学金の債務を抱えるのは「子」であり「親」ではない。
親だったら子のために自ら犠牲になる必要ってあるべ?
子としては、自分の夢や目標のためには、奨学金の債務がどうこうよりも、とにかく愚直に頑張って「挑戦」したいんだよ。
頭が悪すぎるクソ親のおかげで、高校の時から自分の人生に大きな変化が生じるきっかけとなった。
そして、大きな教訓として、俺が父親になったとき、我が子には、未成年の子が知らないようなことも教え、自分と同じ想いをさせないと決めた。
(現に、現在高校3年生の長男には、中学生の時に日商簿記3級とFP3級の資格を取得させた。事実証明として簿記合格を下記コンテンツで紹介)
親だったら子のために何とかできるようにするためには、どうしたら良いのか考えるだろ?
どんだけ頭悪くてクソなんだべな。
クソでカス親になるのは、子どもの人生に取り返しのつかない大きな影響を与える。
いま綴っていて、本当にくやしくて嫌な想いをしている。
奨学金制度を知り、返還(返済)制度を知り将来のことを考え、対策の仕方がわかると「子」も「親」も苦労しにくい
物事は、どのようなものであったとしても、うまくいったり成功をするためには、その物事について良く知っておかなければなりません。
つまり、夢や目標を叶え、将来につながる大きなきっかけを掴むためには、奨学金制度や返還(返済)制度などを詳しく知っておく必要があります。
そして、これらの制度を賢く、うまく活用するためには、どのような対策をする必要があるのか?
その仕方がわかると「子」も「親」も苦労しにくくなります。
在学している学校などで開催される奨学金ガイダンスには、できる限り参加し、奨学金制度などの基本を知るところからスタート。
ガイダンスがないのであれば、日本学生支援機構のホームページから、少しずつ情報を仕入れることも大事。
何よりも「子」と「親」の情報共有をすることを「絶対に忘れないで」欲しい。
我が子のために、俺たち親ができること。
俺も含め、頭が悪いバカ親ならバカ親だからできることを考える。
以上。
佐藤元宣FP事務所 代表 佐藤元宣