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国の給付型奨学金制度は本当に使えるのか?
子育て・教育

昨今、何かと話題の「給付型奨学金」ですが、子育てに奮闘する親御さんからすれば、我が子の教育費用に頭を悩ませるのは当然のことと思います。

かく言う私も、現在2人の子の親であり、何かしらの教育資金対策をしております。

先日、国の給付型奨学金について同制度の原案がまとまったようですが、この原案を踏まえ、将来の奨学金や教育費用の確保などについて考えていきたいと思います。

そもそも奨学金と給付型奨学金の違いとは

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奨学金は、大学進学といった教育費用などに利用するための「学生を対象にしたローン」で、「公的奨学金」と「民間奨学金」の大きく2つにわけられる特徴があります。

そして、これら2つの奨学金は、将来お金の返済が必要な「貸与型」、将来お金の返済をしなくともよい「給付型」、両方を併せ持った「貸与&給付型」といった具合に細かくわけられます。

給付型奨学金は、大学で学ぶ教育費用などについて、将来、就職した後にお金の返済をしなくともよいタイプの奨学金で、できることなら利用したいと思える奨学金であることがわかります。

では、この給付型奨学金は、誰でも利用することができるものなのでしょうか?

国の給付型奨学金の原案について

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平成28年10月下旬におきまして、国が施行する給付型奨学金の原案について、2017年度(平成29年度)から1ヶ月あたり3万円を給付する案をベースとして調整が進められることになりました。

ただし、肝心の「給付型奨学金は誰でも利用できるのか?」といった問題につきまして、結論からいくと「かなりハードルが高くなるもの」と思われます。

現時点では、高校在学中における成績が「5段階評価の平均4以上」、さらに給付型奨学金の支給対象者は、「生活保護の受給世帯」「児童養護施設の入所者」を想定しているようです。

多くのみなさんが抱いている想いは、きっと共通していると考えますが、決していまのままでは国の給付型奨学金なんて使うことができません。

この理由は、仮に子どもの教育を熱心に考え、優秀な成績を修めていたとしても、世帯状況から外れてしまうと考えられるからです。

いいところ、貸与型の奨学金で無利子のタイプを利用するのがリアルな選択肢であると思われますが、こちらの基準が緩和される原案も定かではないことを鑑みますと、やはり、いままでと変わらない自助努力が必要といえそうです。

地方創生の時代!ふるさとの給付型奨学金に着目

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これまでの内容で「国の給付型奨学金」は、利用するのが極めて難しい状況であることがわかります。

奨学金は、「国の貸与型奨学金」である日本学生支援機構のものがメジャーですが、今後は、地方自治体が取り扱っている奨学金に着目していく必要性があると思います。

たとえば、ふるさと秋田県では地方創生プロジェクトの一環として、大学などを卒業して秋田県で就職した場合、奨学金の返済が一部助成(免除)される仕組みが構築されています。

さらに、県が推進している業種に就職した場合は、すべての奨学金が助成(免除)されるといったものまであります。

中には、そのような奨学金は他県でもあるとおっしゃられる方もおられると思いますが、奨学金の助成時期が秋田県は他県に比べて極めて優遇されています。

さらに、こちらは余談ですが、秋田県の子育て支援対策として保育料の助成などにつきましても、他県に比べて非常に優遇されております。

秋田に住んでいる人はあまり感じることができないことではありますが、他県と比較したり、異動などで他県に住むようになった方であれば身にしみて感じることができていると思われます。

このように、地方自治体によって特色が異なるものの、秋田県のような厚みのある独自の制度に今後も着目していくべきだと私は思います。

まとめ

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まだまだ言いたいことはたくさんあるのが率直な想いではありますが、人生の3大支出である「教育費用」は、今後の制度や自分たちの方針で有利にさせられることが予測できます。

国の給付型奨学金は、まだ原案段階であることから、今後どのような形で制度が確定するのか目が離せません。

現時点で国の給付型奨学金に過度な期待をしている人は、決して多くないと思いますが、やはり定期的な貯蓄をベースに教育資金対策をしていくことが大切であることは間違いありません。

私自身も子の親として、専門家FPとしてこの問題について今後もできる限り情報を発信していきたいと改めて感じております。


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